人生200年時代の象徴、ポートフォリオワーカー

ライフシフト
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ライフシフト・・・・言葉が認知される以前から、働き方、暮らし方に異変が起こっていました。

最近、堀江貴文さんの「多動力」が出版されたとき、共感した人も多かったと思います。
ただ、とっても微妙であり、その微妙さこそ時代を表していたと思います。

その微妙さを危うさと言ってもいいのですが、「依存しない」「依存できない」
・・・つまり人によって「ライフシフト」の意味は大きく違うということです。

人生200年時代のあり方を整理していこうと思います。

それを象徴するのが、ポートフォリオワーカーです。

人生200年時代のあり方を象徴する言葉があります。

ポートフォリオワーカー、ポートフォリオワークングって何?


かつて人の人生は、3ステージで構成されていました。
3ステージの人生とは、20代前半まで学び、60代まで働いて、その後は引退〜余生を送るというもの。


これからは、人の生き方も働き方も、それとは違う在り方になっていくそうです。

価値観の変化と長寿

その原因となっているのが、価値観の変化と長寿です。

3つステージで構成される人生は、寿命が今より圧倒的に短かったから可能だった生き方です。
しかも3世代同居という暮らし方もプラスに働きました。

いままで長寿は高齢化と捉えられ、国も医療費の高騰、福祉施設の拡充に悩んできました。
介護予防の考えも全国的に行き渡り、互助、自助が中心が移行しています。
介護についても民間にバトンタッチされています。

働き方改革では追いつかない

これが引き金になって政府は「働き方改革」に着手しています。
少子化で支える人も少なくなる一方で、海外からの労働力を必要としています。

これは国によって程度の違いはあるものの、世界的な傾向です。
日本は世界一の長寿国で、毎年毎年平均寿命が伸びています。

ますます長寿は進む

日清、日露、太平洋戦争があり、1900年頃の大正時代は、人々の平均寿命は45歳でした。
その頃に生まれた人たちのうち、100歳まで生きた人はなんと全体の1%でしたが、いまはその人たちが100歳前後で暮らしておられます。

これから先も、さらに寿命がどんどん伸びていきます。
いまも、人は余裕で200年生きています。
しかし今後は同じ200年でもいまと違い健康にいきます。
2017年に生まれた子たちは50%以上が109歳まで生きるデータが出ています。

寿命がどんどん伸びる我が国の約30年後(2050年)には100歳以上は100万人まで増加するといいます。

進む少子化

一方、少子化はさらに進み、1億3000万人もいた日本の人口は2060年には8700万人にまで減り、約半数が65歳以上になる見込みです。

長生きはいい事だと思う人がほとんどですが、生きていくにはお金が必要です。
それには仕事をしなければなりません。

国も会社も個人も形を変える

少子高齢化がどんどん進み、年金を払う人が減り、受給する人が増える一方になると、65歳でも年金がもらえなくなると想像がつきます。

65歳で定年してしまうと、残り35年を貯金だけで生きていく事になり、もしその多額の貯金ができなかったとしたら生きるすべがなくなってしまいます。

しかも「会社」というあり方が、価値をどんどん下げていて「会社」なんかいるのか?という疑問すら浮上しています。
AIも加わり、大企業ほど存続が難しいという側面もあります。

仮に定年せずに働き続けるにしても、そもそも会社は存続しているのかと併せて、一体何歳までいまの働き方ができるのか?という疑問はますます強くなります。

すでに「個人の時代」は始まっている


総合的に考えると、すでに「個人の時代」に踏み込んでしまっているのです。
ライフシフトしないと生きていけないのです。

そこで会社員であろうと、なんであろうと現実に対処していくとき、ポジティブな人と、ネガティブな人が存在していて、その違いが大きく分かれると思うのです。

それが冒頭に述べた微妙さ、危うさであり、微妙さこそ時代を表していると思います。

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ポートフォリオワーカーで、「し合わせ」になれるの。

 

ヒュッゲ 365日「シンプルな「し合わせ」」のつくり方 (単行本)

 

そこで、ポートフォリオワーカーというものが推奨されています。

「ポートフォリオワーカー」とは、さまざまな仕事や活動を同時に並行して行う人のことを言います。

堀江貴文さんは『3つの仕事をかけ合わせてオンリーワンになって勝ち残る』というようなことを言っていますが、つまりそういうことです。

なぜポートフォリオワーカーなのか

では、なぜなぜポートフォリオワーカーだったら生きていけるの?という疑問がでてきます。

それはお金のために働くという生き方ではないんですね。

人として「コアバリュー(本当の価値観)」を過去のものと入れ替えないと、生きていけない時代にすでに突入しているのです。

お金のためではなく、人生を楽しむために働く。
・・・目的が違うと「働くこと」は全く辛くなくなります。

AIは単調で楽しくもない仕事を代行してくれます。
このような技術の進展を積極的に使い、楽しむために働くのが、ポートフォリオワーカーであり、200年時代の人生戦略~ライフシフトなのです。

で、そういうものに立脚していない会社には、間違いなく、人は集まってこないし、会社は潰れてしまいます。

「滅私奉公」を求める会社はまだ存在している


現実の少し先のことをお話ししているように思いますが、現実はもっとすごいのいです。
いまだに戦国時代の名残であり、明治・大正の「滅私奉公」型の勤め方を奨励している会社が山ほどあります。

滅私奉公とは、「人生を会社に捧げなさい」という働き方ですね。口では言いませんが、「過労死」が罷り通ることが実態を表しています。

ライフシフトは、「滅私奉公」「過労死」のノーを突きつけているのです。

だからこんな狂った概念に違和感がない日本では、「ライフシフト」はすんなりいかないだろうと危惧する声があります。

ライフシフトは、世界のトレンドですが、もっとも必要としているのは日本なのです。

BE HAPPY

好きなことを仕事にする。それもいくつもです。
好きな場所で働くも、好きなことを仕事にするのバリエーション違いです。

・好きなことを仕事にして楽しく生きるか

・お金のために我慢しながら仕事をしてしんどく生きるか

この二択に答えを出すのは自身です。
そのプロセスで、もっとも重要となるのが、コアバリューです。

自分の声に耳を傾け、解答を出すのは「あなた」です。

無形の3大資産

いちばん大事なものは目に見えないのです。
ライフシフトでは、無形の3大資産と呼んでいます。

・活力資産

・生産性資産

・変身資産

無形の3大資産をライフスキルを使ってライフプランで育みましょう。
ライフスキルはWHOが人が健全に暮らし「し合わせ」になるために必要なスキルと認定したものです。

さらに、ワークシフト(仕事を変える)する移行期を支えるパートナー(結婚相手)の力も無形の資産です。
男女の役割も大きく変わりそう。

100歳まで生きることを視野に入れて、好きなことして生きてく自信を「いきいきゴエス」で提供します。

まとめ

「200年時代の人生戦略~ライフシフト(ワークシフト)」は、「私の「し合わせ」」に叶っていると考えます。

「終身雇用制度」は、良い制度だったと思いますが、「滅私奉公」が見え隠れしていました。その実態は裏で手を抜いていたのも事実です。タヌキとキツネの化かし合いのような。そこに「持ちつ持たれつ」という建前と本音がありました。

しかし時代は前に進みます。人は常にここ在ります。
コアバリューを育み、いまここで、この瞬間を生きる。

・活力資産

・生産性資産

・変身資産

3つの無形資産+1(パートナー資産)の育て方を具体的にフォローしていきます。

 

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