寝返り動作
寝返り動作」は,寝たきりとならないために,とっても大事な動作です。
ママも心配するように新生児の基本動作の中で最初に獲得される動作です。
にも、かわらず、半年後には、まず無難に寝返りしてくれるので、動作に比べ寝返り動作における研究は少ない状況です。
特に高齢者では,寝返り動作時にベッド柵を使用するケースが多く,起き上がり動作,ひいては,ベッド〜車椅子の移乗動作においてもベッド柵は高齢者にとって動作の補助となる場合が多いようです。
日常生活の動作自立度の確認では、「やっている」と「できない」を区別する方が大事です。
「できる動作」ではなく、「やっている動作」であることが重要です。
高齢者の体の特徴
高齢者の身体の変化は主に次の5つです。この5つが複合的に重なって動けなくなっていきます。
①可動域が狭くなる
②筋力が低下する|
③持久力が表える|
④バランス能力が鈍る
⑤体形・姿勢が悪くなる
これを防止する方法は運動する習慣にするしかありません。
やったらできるではなく、「やっている動作」を増やすことが対策なのです。
どんなこともそうですが、習慣にできないのには理由があります。
そもそもそれをなぜするのか、する意味を知っても、自分の中で明確にならないのです。
習慣化する
顔を洗ったり、着替えたり、朝食をとったりなどと同じように、運動を習慣にしてしまうのです。
習慣になってしまえば、まずやり忘れるということがなくなります。
そのうち、歯みがきなどと同じように、運動しないと落ち着かなくなります。
習慣とは時間に記憶させることです、そして特別なことをするとは考えないこと。
どんなことでも努力するから好きになります。やったこともないのに好きになることはありませんよね。
いちばん大事なことですが、なぜ運動するかです。
「寝たきりにならないためには運動が基本だ」と強く認議するのです。
その上で「運動すれば5つの課題がクリアされる」
①可動域が狭くなる
②筋力が低下する|
③持久力が表える|
④バランス能力が鈍る
⑤体形・姿勢が悪くなる
つまり死ぬまで動けるように、動くんだという意識を習慣化するのです。
やったらできるはできないと同じだと考えることが重要です。
寝返りの訓練も、続けていると寝返り動作だけでなく、体幹が鍛えられます、
若者向けの運動マニュアルと日常動作では別物です。
日常動作の訓練で鍛えるのは。日常動作の筋肉です。大事なのは日常動作の筋肉強化です
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