こんにちは、人生100年時代のマインドフルネスなファイナンシャルプランナー、ルーティンワーカーなゲンキポリタンです。
ルーティンワーカーなゲンキポリタンさん、なぜ金利が上がると債券価格が下がり、金利が下がると債券価格は上がるの?
お釈迦様はすべての物事には原因があると仰いました。
お金にもすべて因果関係があります。
今回は「債券」の因果関係を学習しましょう。
歪みの原因は「弱点」をかばうためですが、じわじわダメージになります。
さらにメンタル・モデム(mental mode)は強烈なダメージになります。
メンタルモデルとは個人が現実世界をどのように認識し解釈しているかの認知モデルのことで、個人にとって思考の前提を成すもので人生脚本の土台になっています。
歪みが気づきの邪魔をするので、「残念な私」はずっと残念なままになります。
人生脚本で幸せにはなれません、ぜひライフプランに変更してください。
「貯蓄から投資へ」が当たり前の時代。
200年ライフのライフプランをする前に、知っておきたい、知りたい投資、債券のこと、債券の種類や利回りも知っておきたいですよね。
3つの利回りの計算式や条件、金利と債券価格などご案内します。
そもそも債券とは?
債券とは、広く一般の投資者から一時に大量の資金を調達する見返りに、元本の返済や利子の支払いなどの条件を明確にするために発行する証書であり、「一種の借用証書」です。
債券の特徴
- 償還期限(満期)には、債券の券面に記載されている「額面金額」が戻ってきます
- 発行されるときに決められた利子が定期的にもらうことができます。
- 償還期限(満期)を迎える前でも、その時の市場価格(時価)で 売買できます。
- 但し、途中換金しした場合、元本の保証はされていません。
- 一般的に同時期の預貯金よりも収益性は高い。
債券の種類
発光体による分類
債券には、発行体による分類があります。
下記の表のように、国が発行する「国債」会社が発行する「社債」などがあります。」
ほとんどの債券が固定金利で発行され、満期(償還時)には、額面金額で返還(償還)されますが、下記の表(利付債と割引債)のように、利息が払われない債券もあります。
利付債の場合、一般に半年ごとに利息が支払われます。
募集方法による分類
債券には募集方法による分類があります。
- 債券は募集形態により、「公募債」と「非公募債」に分類されます。
- 公募債とは広く公に募集される債券で、だれでも購入できる債権のこと。
非公募債には、縁故債、私募債など、債券の発行者と特定の関係にある人だけにしか募集されない債券を指します。
利払い方法による分類
債券には利払いの方法による分類があります。
利付債
- 利付債は一般に半年ごとに利子が支払らわれる債券で固定金利です。
- 償還時に額面全額で償還されます。
割引債
- 割引債は利子が付かず、額面金額から割り引いた価格で発行されます。
- 償還時には、額面全額で償還されます。(割引分が利子に相当します)
新発債と既発債による分類
債券には新規発見かどうかによる分類があります。
- 新発債は新規に発行される債券。
- 既発債は既に発行されて、流通市場で取引される債券です。
円貨・外貨による分類
債券には円建てと外貨建てかどうかによる分類があります。
- 円建て債券・・・・払い込み・利払い・償還が円貨で行われる円建て債券
- 外貨建て債券・・・・払い込み・利払い・償還が外貨で行われる債券があります
債券の発行条件
債券が発行される際に、「表面利率」「発行価格」「償還期限」など発行条件があります。
表面利率(クーポンレート)
- 額面全額に対する利子の年利率のこと。通常は固定金利です。
- 債券の利子のことをクーポン、クーポンレートと呼びます。
発行価格
- 債券を新規に発行する際の価格のことです。
- 債券の発行価格は必ずしも額面価格(100円)ではありません。
- 実際の額面金額(1万円、5万円、100万円など)にもかかわらず額面金額@100円当たりで表示します。
- 発行価格が100円の場合をパー発行、
100円未満の場合をアンダーパー発行、
100円より高い場合をオーバーパー発行といいます。 - 償還金額はいずれの場合でも額面価格です。
- 額面金額100円につき99円で発行された場合、償還時に額面金額100円で償還されると、1円の償還差益が発生します。
償還期限
- 債券の発行から償還(返済)されるまでの期間のことです。
- 償還時には額面金額100円につき100円で償還されます。
- 個人向けの10年の国債は、発行から2年経過すればいつでも換金できます。
債券の流通市場
- 大半の債券は証券取引所には上場されず、既発債の取引は店頭取引(相対取引)が中心です。
- 同一銘柄、同一日時の取引でも取引会社によって取引価格が異なる場合があります。
- 固定利付債の価格は、市場金利と反比例します。
固定利付債の魅力が市場金利に左右されるからです。
市場金利が上がると、固定利付債は下がり、金利が低下すると、固定利付債は上がります。
- 利払日より前に債券を売却した人は、売却(受け渡し日)までの日数で日割り計算した利子相当額を購入者から受け取ることができます。経過利子といいます。
なぜ金利が動くと債券価格も動くのか?
なぜ金利が上がると債券価格が下がり、金利が下がると債券価格は上がるのか?
市場金利は日々変動します。変動に伴って利回りも変わります。
債券の価格は、金利が上昇すると価格は下がり、金利が低下すると価格は上がる特徴があります。
ですから、金利上昇が見込まれるときは、長期の債券ほど、購入は慎重に判断する必要があります。
ここにA債券という、2年後に満期を迎える2%の固定利子付の国債があるとします。
価格は100円で、額面どおりの価格とします。
1年ごとに利子が支払われ、1年後には2円の利子がつきます。
さらに2年後の満期には、2円の利子と100円の額面の合わせて102円、合計104円がもらえます。
しかし、その1年後、金利が上昇します。
そうすると、新たな債券(B債券)が、上昇した金利水準で発行されます。
例えば、1年後に満期を迎える固定利子付の国債が金利3%、額面と同じ100円で発行されたとしましょう
このとき、どんなことが起こるのでしょう?
1年前に発行されたA債券も、新たに発行されたB債券も満期限は同じ、1年後です。
ところが、B債券なら、1年後に3%の利子がもらえますが、A債券では2%の利子しかもらえません。
価格が同じ100円なら、A債券を選ぶ人はいません。
同じ100円を払って債券を買うならば、1年後に102円をもらえるA債券よりも、103円もらえるB債券を選びます。
そこで買い替え作業が生じます。
A債券を売るには、100円よりも値下げして、投資家にとって、B債券に投資するのと同じ利回り(リターン)になるように設定しなければなりません。
このようなメカニズムが働くので、金利が上昇すると、債券の価格が下落します。
金利が下がると逆にメカニズムが働くので、債券価格は上昇します。
国債
個人向けの国債は、中途換金の時には国が額面金額で買い取る仕組みです。
固定3年、固定5年、変動10年の3種類です。金融機関によって適用金利、換金金額が異なります。
個人向け国債(固定金利型・3年)
個人向け国債(固定金利型・5年)
個人向け国債(変動金利型・10年)
個人向けの10年の国債は、発行から2年経過すればいつでも換金できます。
新窓販国債(しんまどはんこくさい)
- 新窓販国債は2年満期、5年満期、10年満期の固定金利型の3種類があります。
- 新窓販国債とは、2007年10月より開始された、新しい窓口販売方式により発行される国債のことです。この方式は、従来、郵便局のみで行われていた一定期間、一定価格で募集する一種の委託販売方式を民間金融機関に拡大したものです。
- 新窓販国債は毎月発行されます。(市場の金利動向で発行されない場合があります)
- 購入は5万円以上、5万円単位です。
- 新窓販国債には購入対象者の制限がなく、法人やマンションの管理組合でも購入が可能です。
- 通常の国債同様、市場価格でいつでも売却できますが、売却益や売却損が発生することがあります。
利回り計算
債券の利回りには「応募者利回り」「最終利回り」「所有期限利回り」「直接利回り」があります。
下の図は、それぞれのイメージ図です。
- 最終的に手元に入る値段から買った値段を引きます。
- ①を持っていた年数で割ります。
- ②と表面利率(クーポン)をそのまま足します。
- ③を買った値段で割ります。
- パーセントで表すため100を掛けます。
応募者利回り
応募者利回り計算事例
発行価格 99円10銭、期間10年、表面利率(クーポン)2%の利付値の応募者利回り(単利・年率)は2.11%
最終利回り
最終利回り計算事例
買付価格 100円40銭、残存期間8年、表面利率(クーポン)2.5%の利付値の最終利回り(単利・年率)は2.44%
所有期間利回り
所有期間利回り計算事例
発行価格 100円50銭、表面利率(クーポン)1%、期間10年の利付値を、発行から2年後に102円で購入、発行から5年後に105円で売却したときの所有期間利回り(単利・年率)は1.96%
*発行から2年後に購入し、発行から5年後に売却しているので、所有期間は3年間になります。
直接利回り
直接利回り計算事例
発行価格 99円50銭、期間10年、表面利率(クーポン)3.5%の利付値の直接利回り(単利・年率)は3.52%
債券の信用リスクと格付け・価格・利回り
デフォルトリスク・信用リスクと格付け
債券の発行体が約束通りに利息が払えなくなったり、債券の償還が約束通りに行えなくなったりするリスクをデフォルトリスク(債務不履行)あるいは信用リスクといいます。
このデフォルトリスクの可能性を判断するものに格付けがあります。
BBB(トリプルB)以上の債券は元利金支払いの確実性が高く、投資適格債といわれています。
BB(ダブルB)以下の債券は元利金支払いの確実性にリスクがあるので投機的債券、ジャンク債といわれています。ジャンクとは廃棄、ガラクタという意味です。
格付けが下がると、債券の価格は下落し、利回りは上昇します。
同じ銘柄の債券であっても、発行時期や格付機関の判断で格付けが異なる場合があります。
また一度格付けされた債券でも、その後の状況の変化で格付けが見直される場合もあります。
金利変動リスク(価格変動リスク)
市場金利の変動により、債券の価格は変動します。
金利が低下すれば債券価格は値上がりし、金利が上昇すれば債券価格は値下がりします。
その際、長期債のほうが短期債より価格変動の幅が大きくなります。
途中償還リスク
抽選償還や繰上げ償還等により、満期前に償還されることがあります。
このため、投資した債券の利回りが当初の予定どおりに確保できなかったり、再投資先を検討することが必要になります。
流動性リスク
流動性リスクは、債券の発行額が少なくて、債券を途中で売ろうとしても取引ができない場合や、不利な価格でしか取引ができないことがあります。このようなリスクを流動性リスクといいます。
発行額の大きい公募債の流動性リスクは低くなります。
カントリーリスク
カントリーリスクは、発行する国の政治・経済などの情勢からみた国の信用リスクです。
カントリーリスクの高い国が発行する国債の格付けは、カントリーリスクの低い国が発行する国債よりも低くなります。
以上のようなリスクがあります。
債券の税金
利付債の税金
平成25年度に税制改正があり、「金融所得課税の一体化」で、2016年1月1日以降公社債等の税制が大幅に改正ています。
国債、地方債、外国国債、外国地方債、公募公社債、上場公社債等を特定公社債として、以下のように見直されました。
(1)特定公社債の利子については、利子所得として20%の申告分離課税(申告不要も選択可)となりました。ただし、障害者等の少額貯蓄非課税制度の適用を受ければ非課税。
(2)特定公社債が償還された場合の償還損益および途中売却した場合の売却損益は、譲渡所得として20%の申告分離課税になりました。原則として確定申告が必要。
(3) 確定申告で、上場株式等との損益通算が可能です。
損益通算してもなお損失があるときは、3年間の損失の繰越控除の対象。
割引債の税金
償還金額と発行価額との差額(償還差益)に対して、税額20%(所得税15%、住民税5%)の申告分離課税の対象です。
まとめ
これからの200年ライフを過ごす人は、自分のことには自分が責任を持つ勇気が必要です。
貯蓄から投資へ・・・
既成のメンタルモデルに執着せず、カラ元気ではなく、生産性資産・活力資産・変身資産などの無形資産と金融資産を持続的に成長させることができるマスタリーの日々を楽しみましょう。
自己マスタリーは「自然体の学習する自分」です。
実践する姿を通して、在り方を周囲の人に伝えることは、自分をおもてなしする行動として、共感を呼び、エンドレスにワンダフルを創造します。
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