ライフシフトのメソッド|ライフデザインの極意は自律

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<ライフデザイン>は金融資産・無形資産を形成する<ライフプラン>を策定する前のライイメージで、イノベーションを達成する思考・技術・技法をアプローチを目的にした試行錯誤するためのものです。

ライフデザイン>は主に、自己マスタリーとなる<パーソナルデザイン
キャリアづくりの羅針盤となる<ワークデザイン>、
心身の最適化を図る<リビングデザイン>の3つの柱で構成されていて、具体的な<ライフプラン>を策定する下地にになります。

ライフデザインするうえで、もっとも重要なことは、いまを生きるということは、いつか必ず死ぬという現実を受け入れることです。生きている間のデザインしか描けませんが『死して名を残す』という言葉があるように、どんなデザインを遺したいのか・・・は、あなた次第です。エンドレスにワンダフルなデザインを描きたい方に贈りたいです。

ライフプランとライフデザインの違い

超高齢社会に突入した現在、高齢者は増え続け、2025年には約30%、2060年には約40%に達する見込みです。格差と貧困、二極化は避けがたく、治安の悪化も必至、さらに自然災害やパンデミックが追い討ちをかけ、希望と絶望の狭間に生き抜いて「素敵な人でしたね。」と、感慨深げに語られるヒトがいます。

どのようなライフデザインも、ライフプランの実行なしに優れたデザインになることはありませんが、ライプランが生真面目で硬直した計画になる傾向になりやすいのとは逆にライフデザインは、柔軟で遊びのような夢といえますが、真のモチベーションになるのは、ライフデザインといえます。素敵な人たちはどのようなライフデザインを描いたのでしょう。
理想と現実の狭間でライフプランから一歩だすことを恐れなかった人たちだったと思います。

ライフデザインの実践はつらいことも多いけれど、ライフデザインではたくさん遊べます。
子どもの心を大切すればこそ「自律」をガイドにして、「心の三毒」といわれる貪瞋痴(とんじんち)に自分を刈り取られず遊ぶことを恐れなかったのではないでしょうか。
貪瞋痴とは、貪欲だったり、感情の抑制が効かなかったり、また自分勝手なさまを「貪(むさぼり)」「瞋(いかり)」「痴(おろかさ)」の一字ずつにあて表した言葉です。

自分の人生のある場所に

自分の人生のある場所で生きる。

人生は<四苦八苦>というように思い通りにならないのが常です。
当初のプランと違ったという事態に追い込まれるモノです。そんなときに、何が何でもやらなければいけないと叱咤激励が続くと、心が折れそうになるものです。
ライフプランが思うようにならない時も、貪瞋痴(とんじんち)に振り回されず、自分のライフデザインを大切にすることで困難を乗り越える力になります


ライフシフトのように長期にわたる目標を遂行するには、短期計画のライフプランと、柔軟なライフデザインの組み合わせの方が現実的だし、羽ばたくことができるので、清涼剤のようなライフデザインの貢献大なのです。
自分の人生のある場所へ誘ってくれるのが、ライフデザインです。

生きている間の束の間のデザインをどうするのかということなしに、デザインは成立しません。

実際、ライフプランが計画であるのに対して、デザインには「問題解決」の意味があります。デザインとは、綺麗に描かれたというイメージがある反面、思い通りにいなかいときに、作り直していく問題解決のプロセスが凝縮されています。プラン変更には致命的なニュアンスがあるのに対してデザインの調整・変更には希望のニュアンスがあります。

ライフデザイン3本の柱

ライフデザイン3つの柱

ライフデザインには、行動で現状を打破する習慣が宿っているのです。
ライフデザインにはライフプランが機能性だけの計画になりがちな味気ないものになるのを防ぐワクワク感が潜んでいます、

  • パーソナルデザイン
    ・・・己を知り、自らの意思で立ち、ビジョン実現のために行動をデザインする
  • ワークデザイン
    ・・・
    仕事を知り、ビジョン実現のためにヒトと場所をつないで行動をデザインする
  • リビングデザイン
    ・・・心身の理解を深め、最適化を図る、住環境をデザインします。

知る、深める上で、デザインはプランにはない「やり直しながら完成度を深めていく」力があります。最初から完全を求めるのではなく、躊躇なく試行錯誤を重ねることができるのです。
ただ間違ってはいけないのは、より良いデザインを描くには、真摯な眼差しがなければ落書きでしかいということです。

落書きとデザインは全く違うものです。落書きには冒険心がありませんが、デザインには冒険心があるし、真摯な好奇心も柔軟性もあります。より良いものをデザインするという持続性に裏付けされた楽観性があります。落書きにはそれらがない無責任があります。

自律こそ遊びの極意

自律したヒトの多くは、判断力や行動力に優れているため、上司などの指示を待たずに自ら考え、率先して行動できるという特徴があります。
また、一定の価値観に基づく理解力も高く、事業や業務の目的や目標を理解し、ゲームのように試行錯誤を楽しむように、業務を遂行できる方が多いことも特長的です。

遊びに熱心な子どほどルールに真摯なように、自律したヒトほど、経営環境や企業理念、事業戦略を深く理解し、会社を取り巻く環境の変化に柔軟に対応できる人材であるため、目まぐるしく変わる経済・社会環境に身を置く企業にとって、非常に重要な存在になります。
星の王子さまでキツネが王子さまに説いた愛の道理です、
「星の王子さま」のキツネ重要な存在と認知されるほど自主的に経営に参画するので、ますます自然に重要な存在になります。仏法でいう「円相」が自然体で身につき、矛盾がなくなっていきます。

3つの理論骨子で成り立つ『計画的偶発性理論』

計画的偶発性理論

ゴールを決めないキャリアの考え方で有名なキャリアデザインのプロ、心理学者ジョン・D・クランボルツ教授が、1999年に発表した調査結果では、ビジネスパーソンとして成功した人のキャリアのターニングポイントの8割が、本人の予想しない偶然の出来事によるものだったと発表、「計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)」を提唱しました。

<計画的偶発性理論の骨子> 

  • 予期せぬ出来事がキャリアを左右する
  • 偶然の出来事が起きたとき、行動や努力で新たなキャリアにつながる 
  • 何か起きるのを待つのではなく、意図的に行動することでチャンスが増える 

人の予想しない偶然の出来事によるものというのは、機能的である<ライフプラン>の範囲を超えた出来事です。視野を広くもつことの大切さを物語っています。
たとえば<キャンプ✖️仕事>のコラボから生まれるような固定概念を打ち破る居場所を固定しない自由なワークスタイルから生まれる可能性を示唆してます。

ウミガメのスープ

ウミガメのスープ

ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文した。
スープを一口飲んだ男は、それが本物の「ウミガメのスープ」であることを確認し、勘定を済ませて帰宅した後、自殺した。一体、なぜ?

「ウミガメのスープ」と名づけられたこのクイズをご存じでしょうか。
提示されているのは、自ら注文したスープの味を確かめた男がその直後に自殺してしまうという、一見不可解な状況。このクイズの答えは、

男はかつて数人の仲間と海で遭難し、とある島に漂着した。食料はなく、仲間たちは生き延びるために力尽きて死んだ者の肉を食べ始めたが、男はかたくなに拒否していた。見かねた仲間の一人が、「これはウミガメのスープだから」と嘘をつき、男に人肉のスープを飲ませ、救助が来るまで生き延びさせた。男はレストランで飲んだ「本物のウミガメのスープ」とかつて自分が飲んだスープの味が違うことから真相を悟り、絶望のあまり自ら命を絶った。

というものです。

ウミガメのスープ
たった数行の問題文で、こんな複雑なストーリーがわかるわけないじゃん!」と思われた方もいるかもしれません。

しかし、問題文だけでは答えになかなか辿り着けない、というのがこのクイズの肝。
「ウミガメのスープ」と名付けられたクイズを解く鍵はラテカルシンキングにあります、

ラテカルシンキング

ウミガメのスープ

ラテカルシンキング(Lateral thinking)とは、問題解決のために既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法です。エドワード・デボノが1967年頃に提唱した発想法(=水平思考)で、主な特徴は以下の発想法にあります。
これらのフレームワークを使うことでラテカルシンキング(水平思考)に近ずき、繰り返すことで習慣化することができます。
水平思考
ランダム発想法
物事を無作為に選び、興味分野と関連付けて発想を広げる手法。

刺激的発想法
ある物事に対して、こうであったらいいとの希望、ある部分を誇張してみたらどうなるか、あるいは逆にしてみたら、なくしてみたら、何かと一緒にしてみたらなどの一覧を作り、その中で最も突飛なものを選び新しいアイデアの元にする方法。

 
挑戦的発想法
ある物事に対してそれがなぜ存在するのか、あるいは何のためにそうなっているのかを考えることで、新しいアイデアを生み出す方法。
既成概念に縛られず柔軟に考えることで、たとえばコーヒーカップに取っ手を付ける代わりに熱が伝わらない指部分の持ち手や、ビアホルダーのように分離できる持ち手を付けてもいいのではないかという新しいアイデアの源になる。
概念拡散発想法
  ある概念を他の事物に広く応用できないかと検討してアイデアを生み出す。

反証的発想法
広く支持されている考えは間違いであると考え、明らかで言うまでもないと考えられていることに疑問を呈し、説得力のある反証を試みることでアイデアを生み出す。

ウミガメのスープ

 

難題の解決に集まる場所にライフデザインが描ける

ウミガメはヒトとヒトの出会いを創造力を発揮する場にするチャンスになります。 
難問が生まれる場所は、ヒトが集まる場所になりますが、解答を売る場所は、お金を捨てる場所にしかなりません。ライフデザインもワークデザインも人生の起きた哲学のない場所では描けないからです。共感なきところに学びはなく、学びのないところにシェアする熱意も生まれず熱意のないとことに明日はカルチャーが忍び込んだ生きた明日はこないものです。

熱とは、驚かせみたい、感動させたい、すごいと言わせたい、といった単純な動機から放出されるものです。課題は複雑であっても、子どもの好奇心の延長にあるものです。
単純な動機を<自分の存在証明としてどれだけ熱中して懸命にやれるか、それだけのこと。
熱意のないヒトが自分の外側に求めるのを、自分の内側に求める違いです。
ライフデザインとは、他者に任せないヒトだけに描けるのです。素敵ですよね。
自分の存在証明を、決して自分以外のところにも求めようとしない態度です。

まとめ

ウミガメのスープ

人口減少は加速、日本は、1970年に「高齢化社会」に突入しました。その後も高齢化率は急激に上昇し、1994年に高齢社会、2007年に高齢者が21%を超える超高齢社会に突入しました。2025年には約30%、2060年には約40%に達する見込みです。国に期待することはほとんど困難で、格差と貧困、二極化は避けがたい事実です。治安の悪化も必至、さらに自然災害やパンデミックは避けがたい状況にあります。希望と絶望の狭間で自分を頼りにするしかないのがあるがままの姿でしょう。平均以下のあり方を続けるなら、ライフシフトも困難を極めるのは必至です。

年齢に関係なくライフデザインするうえで、もっとも重要なことは、いまを生きるということは、いつか必ず死ぬという現実を受け入れることです。生きている間のデザインしか描けませんが『死して名を残す』という言葉があるように、どんなデザインを遺したいのか・・・は、あなた次第です。エンドレスにワンダフルなデザインを描くコツは人生は遊びだということ。

自分の存在証明を間違っても新興宗教に求めないでください。
いつも心に自分だけの寺院を心にお釈迦様の教えをベースにライフシフトを楽しみましょう。

ライフシフトのメソッド|正しいやり方をニュートラルでシフトする
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