100年ライフ生活のゴエス|自律する愉しみで成長する

自己マスタリー ライフデザイン
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他人から強制されたいですか?主体的にロックダウンしたいですか?

部屋がモノに占領されて居心地が悪い。
食べ過ぎて肥満傾向。
イライラが募って感情的になってしまう。

・・・こんな悩みありませんか?主体的なロックダウンが解決します。

自分をコントロールできないとは、具体的にいうと、制限できない、自律できない自分の在り方にかりそめの原因があります。だからといって自分を責めないようにしてくださいね。

自分を責める癖(習慣)が、冒頭の真の悩みの原因なのです
真の悩みの原因を変えないとかりそめの原因に振り回されます。

では真の原因を探ってみましょう。

矢印の先に注目

ロックダウン(lockdown)の使い方

ロックダウン

ロックダウン(Lockdown)という言葉の一般的な英語圏の使われ方は、刑務所での囚人の移動の制限を指す言葉。それを住民の移動を制限する意味で使われ、都市封鎖になったようです。

制限することはネガティブなイメージとは言い切れません。
目標を達成する手段としてロックダウン(=制限)は有効だからです。
自分の在り方で、ロックダウン(=制限)の使い方も変わります。

目標は結果になる

ロックダウン(制限)のメリット

ゴエス①整理するときの分類

 

ロックダウン(制限)には想像以上にメリットがあります。

  • ストレスが減る。
  • ムダ・ムラ・ムリが少なくなる
  • ものごとがシンプルになる
  • 何をすればいいのか、ターゲットが明確になる
  • 自分の人生をコントロールしやすくなる
  • 集中力が発揮しやすい
  • 達成の確率が高くなる

 

「なんでも受け入れる」という原因を効率が高いことに絞り込むと、結果も変容します。

限られた重要なことだけに集中する」という原因に変容すれば、必然で大きな結果を出せる変わります。ロックダウン(=制限)は最強のライフハックの法則のひとつです。

ロックダウンで生産性アップ!ライフハック6つの法則

もともとのいのち

ロックダウンで生産性を高めるライフハックには6つの法則があります。

  • ロックダウン(=制限)する
  • 自律する
  • 本質に集中する
  • 簡素化する
  • 習慣化(周活・週活・終活)する
  • 小さくはじめる

これらは「”もともとのいのち”を生きる」というライフハックに準ずる(=スタンダードにする)と、ひとつにまとまります。

「”もともとのいのち”を生きる」のが大きい課題になるので、ライフハックが必要になるとお考えになると思いますが、”もともとのいのち”の代わりに「かりそめの生き方」を望むと、それが原因となって不要なものに囲まれます。

幸せは時間のかかるものです。それに引き換え「かりそめ」はすぐに手に入ります。

ロックダウン(Lockdown)して生産性を高めるライフハック6つの法則(ルール)のなかから基本ルール、制限と自律についてお話します。

「主体的な暮らし」と「従属的な暮らし」

松川公園

自分の場合、ロックダウン(=制限)はコミットメントと同じ意味です。

ロックダウン(=制限)と自律は、自身の主体性から実践できます。
自律できなければ中国のように他律され強制的に制限されます。
国家(中国共産党)に従属させられます。

主体的な暮らしと従属的な暮らし、どちらが楽かは、自分の選択ですが、それぞれメカニズムがあるので、良いとこ取りという「ご都合主義」はできなくなっています。

ロックダウンしない毎日に、自分でピリオドを打つ習慣は自律によって実践できます。

ロックダウン=主体的に生きる

随所に主たれ

『随処に主となれば、立処皆真なり(ずいしょにしゅとなれば りっしょみなしんなり)』・・・

臨済宗の開祖、臨済禅師が弟子に語られたお言葉です。
その意味を簡単にまとめると、「いつ、どんな場合も、周りに振り回されずに自分自身の本心にロックダウンして、自灯明・法灯明に準じて行動すれば、どんな環境であっても人生の真理、生きる意味を全うできる」ということ。
もちろん「自分がそうであるように他者も同じである」という意味が含まれています。

お釈迦様の心でいうなら

「随所に主となれ」自分が主でなくて、なんの人生か。
ロックダウンの裏には、自分になりきるために、必然で、世界になりきる命がけが含まれます。

随所に主となれ

随所に主たれ

お釈迦さまは、自分の生と母上の死を、無駄にしないようにポジティブな行動のススメを伝えていった方が良いと判断されたのです。

「随所に主となれ」自分が主でなくて、なんの人生か。

お釈迦様のいちばん大切なメッセージではないでしょうか。

解決できない問題に悩み、悩みの僕(しもべ)になってなんの人生か。

自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)で、「一切皆苦」のデコボコ道を楽しみ、心のコンパスの向くことをすべてやって達成する。

「自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)」にすべてが集約されています。

「自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)」

自灯明・法灯明

気づきは誰かから与えられるものではなく自分の内で起こります。

だからお釈迦様は気づきなさいとは言わず、「気づきはある」といい、「自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)」を最期の言葉にされたのではないでしょうか。

お釈迦さまがいちばん最初に説かれたのは「四諦」です。
四諦は、四つの言葉の意味が示しているように、縁起(因果関係)の上に成り立っています。

お釈迦様自身が苦しみを抱えておられて、その解決のために「苦」の原因を探求されていました。そして『原因=結果』という真理に気づかれます。

この真理との向き合い方が「仏教の教義」になります。

「四諦」については別途にご説明します。
ここでは「自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)」です。

人生100年時代のマインドフルネス

ただ誰かから聞いたからといって、それを信じるな。

何代も受け継がれたからといって、その伝統を信じるな。

たくさんの人の間で語られ、噂になったからといって、それを信じるな。

あなたが所属する宗教の聖典に書かれているからといって、それを信じるな。

ただ貴方の先生や先輩の権威だからといって、それを信じるな。

しかし、観察と分析を行なった上で道理に合っていて、すべての者の利益になると貴方がわかったならば、それを信じなさい。

人生100年時代のマインドフルネス

三十七菩堤分法

牧牛

お釈迦様は入滅前に、「自灯明(じとうみょう)・法灯明(ほうとうみょう)のトレーニング方法として三十七菩堤分法」を命がけで説示されています。

さらに後述する「八正道」は「三十七菩堤分法」のひとつです。

「三十七菩堤分法」とは

  1. 四念処(四念住)
  2. 四正断
  3. 四神足
  4. 五根
  5. 五力
  6. 七覚支
  7. 八正道

以上、七科総計37種類の修行方法です。

この「七科総計37種類の修行」が「七歩(=七科)歩いて唯我独尊」のことだろうと推察できます。

お釈迦様が誕生したときに、七歩歩いて「唯我独尊」と言ったと伝わっていることです。

唯我独尊とは、「人のいのちは一つしかない、一回限りの人生を大切に生きなさい」

七歩歩いてとは、「三十七菩堤分法」をよく実践することで、一回限りの人生を大切に生きることができると説かれたのです。
 
「三十七菩堤分法」のトレーニング方法として説示されたのが、「八正道」です。
 
矢印の先に注目

八正道(はっしょうどう)

正念

八正道(はっしょうどう)

  1. 正見(しょうけん)
  2. 正思惟(しょうしゆい)
  3. 正語(しょうご)
  4. 正業(しょうごう)
  5. 正命(しょうみょう)
  6. 正精進(しょうしょうじん)
  7. 正念(しょうねん)
  8. 正定(しょうじょう)

八正道① 正見(しょうけん)

固定概念や偏りがなく、正しいものの見方をすること。

物事をありのまま見るというのは、とても難しく、特に人間関係や愛着のあるものに対してなど、憎しみの感情や怒りの感情、愛情を持っていると物事をありのままに見ることが難しくなり、それが苦しみを生む原因になります。

苦しみから解放されるために、この世の真理(「一切皆苦」「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」)を知り、物事をありのままに見る眼を養うのが正見です。

八正道② 正思惟(しょうしゆい)

正思惟とは正しい考え方を持つことです。

正しい考え方というのは、偏らない考え方を持つということです。

仏教の説く物事の正しい見方とは、自分の都合で良い悪いを決めるような自己中心的な考え方を捨て、真理に照らし合わせて考えることをいいます、

誰しも幸福に生きてたいと考えますが、自分の幸福のために自己中心的な考え方を戒めています。

  • 自分が幸せになるためにという自己中心的な考えから生まれる欲望=貪欲(どんよく)
  • 憎しみ、怒りに任せた考え方=瞋恚(しんに)
  • 物事の道理に無知であること=愚癡(ぐち)

以上は6大煩悩の三毒と呼ばれています。

八正道③ 正語(しょうご)

正語とは正しい言葉遣いをすることです。

  • 妄語:相手を騙すためや自分を偽るための嘘
  • 両舌:自分本位の二枚舌
  • 悪口:相手を悪く言い傷つけるような言葉
  • 綺語:出まかせ、事実とは違い言葉で飾り立てること

嘘や悪口、陰口など相手を傷つける言葉は論外ですが、正しいことを伝えるだけであっても相手を傷つけることもあります。

相手の心を慮り、場合に即して、正しい伝え方をすることも正語の大事なポイントです。酒に酔った勢い、怒りに任せて、ついて出てしまったと弁解する人は後を絶ちません。

必ず「結果=原因」があるので、原因となることを断つトレーニングを実践します。ほとんどの場合、自己否定を背景にした六大煩悩が働いています。

八正道④ 正業(しょうごう)

正業とは正しい行いをすることです。

殺生(生き物を殺すこと)や盗みをしてはいけない、みだらな行為をしないなど、人としてしてはいけないことはしないと戒めています。

八正道⑤ 正命(しょうみょう)

正命とは正しい生活を送ることを意味します。

「命」とはサンスクリット語の「アージーヴァ」の訳語です。
「ジーヴァ」には「寿命」とか「生命力」という意味があります。
つまり「正命」とは、与えられた命を正しく使うことであって、たった一度の人生を大切に過ごすことができます。

正しい生活態度を指し、規則正しい生活を心がけ、人をだましたりして生計を立てるなどはしてはいけないということです。

八正道⑥ 正精進(しょうしょうじん)

正精進とは正しい道に向かって正しい努力をすることを意味します。

今まで行っていた間違ったことは止め、正しいことを行って生きていく努力をしましょうということです。

八正道⑦ 正念(しょうねん)

憶念

正念とは正しい意思・信念を持つこと、注意深く集中することです。

この世で、変えたくても変えられない真理(「一切皆苦」「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」)を知り、その真理に対して正しい信念を持って生きることです。

パーリ語でサティといい、特定の物事を心に(常に)留めておくことです。
日本語では念(ねん)、気づき、英語でマインドフルネス(mindfulness)と表現するのは「正念」のことです。

正念は、三十七道品のなかの四念住(しねんじゅう)などにおける念とあるように、基本概念の一つ。

マインドフルネス瞑想は、上座部仏教ではヴィパッサナー瞑想を基礎にしています。

対象に執着あるいは嫌悪などの価値判断を加えることなく、ニュートラルな立場で「いまここ」に注意を払い、深く生きることを意味します。
瞑想の基礎的な技術の一つであり、念を深める(注意深く集中する)と心が固定され、何事にも惑わされない「正定(じょう)」の状態に至ると考えます。

マインドフルネス実践講座

八正道⑧ 正定(しょうじょう)

正定とは、正見、正念、マインドフルネス瞑想、座禅を行うことを通じてによって、より良い自分に変えることができることを言います。

  • メンタルを強くする
  • 相手への共感能力が高まる
  • 集中力を高めることができる
  • 主体性・自主性を育む
  • 幸福感を高めてくれる

上記のような効果がハーバード大学などの名だたる大学の研究によって観察され、グーグル社をはじめ有名なIT企業に導入されています。

ちなみに、正定においての

このヴィパッサナー瞑想は上記出見たような有名な大学での研究でも効果が最も高いと立証されています。

人生100年時代のマインドフルネス

深く生きる

八正道の考え方

自分を極める。

以上の8つの正しい実践をニュートラルな状態で行うことが、苦しみから開放されるためのステップです。

ニュートラルな状態とは、心身ともに気負わずに、頑張ることもなく、手抜きすることもない状態です。つまり円相の心です。

円相とは、足りないことも、余ることもなく、すべて満たされて完結している状態のことです。

なんと美しいではありませんか?

すべての学習と同じく、強い想いは、煩悩の原因になるからです。

宇宙

煩悩

八識

煩悩は、100年ライフを生きる上で、大切なスキルとなる「金融資産」「無形資産」を育む力の障害になります。

煩悩の原因は潜在意識にあるネガティブな意識です。
自覚することは「自分と向き合う」作業無くして、ほぼありません。

マインドフルネスなどを通して「あるがままの自分」を知ることは、効果があります。

まとめ

自粛要請が出されても、花見に興ずる人々を撮影して、オリンピック延長した国の人がこのありさまだ、と報道されました。クールジャパンには程遠い光景でしたね。

クールジャパンでありたいですね。その鍵は「自分を制限する」=ロックダウンです。

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