変化の多い激しい時代に「気になること」は次々と押し寄せてきます。何が大事なのか見極める智恵は古くからアセスメントを第一に蓄えてきた智恵です。見極めたら「望む結果」の近い場所に移動するようにしましょう。それだけではありません。「行動」もそうだし、「保留」「参考資料」「ゴミ」もそうです。特に大事なのは「望む結果」と「行動」です。
気にはなっても、望む結果には理由があってなんとなく望む結果になるわけではありません。「望む結果」には自分がなるようにしているからなっています。
こんにちは、「望む結果」になるには、面倒くさいことを楽しんで、ひたすらお遍路するFP、三宝院沙門です。
Inboxにあることすべてを見極めて、納得して移動させて「整理」が成立します。ここで手を抜いたら、元の木阿弥になるので、手抜きせずにしっかり実行します。
Inboxを空にするコツ
Inboxは空にするコツは「収集」と「見極め」の間には大きな違いがあることを認識しておくことです。この違いが認識できていないと生産性の高い「整理」はできません。収集は「アイデアを出す」プロセス、見極めは「なにをすべきか」を決めるプロセスにあります。そして両者に共通しているのは、「望む結果」にたどり着くためです。
「収集」しているときは、いろんなアイデアに触れます。たとえばひとつのアイデアからインスピレーションを得て10のアイデアを得ることが可能です。しかし「見極める」ときにインスピレーションを得て10のアイデアを得ることをしたらどうなりますか?無限大に膨らみ終わりなき、作業に突入してしまう危険があります。Inboxはなんでも収集したものを放り込むべんりなものですが、見極めることとの線引きがないと混乱を深めます。アイデアを出すモードと判断を下すモードは意識して習慣化しないと機能しなくなることを認識しましょう。見極めの判断は」する」「しない」なので、ツールで解決しないものです。
「する」と判断したものは、次の質問をします。この2つはGTDの核心です。
- 望んでいる結果はなにか
- 次にとるべき行動はなにか
望んでいる結果はなにかに答えることは簡単だが、次にとるべき行動はなにかに答えることは簡単ではない。保留にするから、いつかやる、マンダラ思考で整理する意味を考えてみます。
マンダラ思考で整理する
整理されている状態とは、本質が反映されている状態をいいます。 マンダラ思考とは、人生と仕事に欠かせない相互依存の関係で、自利利他に代表される慈悲、感謝の気持ちです。
慈悲、感謝の気持ちは、自灯明・法灯明にこめた精進の気持ちを通して健康・社会・人格・経済・学習・家庭・趣味の8分野に行き渡っています。曼荼羅には両界曼荼羅といい大日如来を中心とする密教の教義を表したもので、「大日経」に基づく胎蔵界、「金剛頂経」に依る金剛界の両幅で一対をなすものです。中心の大日如来とは、万物の慈母であるとともに宇宙の中心であり、宇宙の真理そのもののことです。 描かれ方には金剛界と胎蔵界の2種類があり、写真(東寺講堂)の中央に座しているのが、悟りへの道筋を示す金剛界の大日如来です。 如来としては珍しく、大日如来はイヤリングなど装飾品を身につけていて、’さまざまな仏に姿を変え人々を救う大日如来の特性を象徴しています。
つまり大日如来とは、大日の智恵の光が、昼と夜とで状態が変化する太陽の光とは比較にならないほど大きく、この世の全てのものに智恵の光をおよぼして、あまねく一切を照らし出し、また慈悲の活動が活発で不滅永遠であるところから、特に太陽である「日」に「大」を加えて「大日」と名づけられています。日常的には下記の9×9のマスで表現するマンダラチャートが現実のマンダラ思考を表現しています。中央(大日如来)の位置にあるのはウェル・ビーイングが大日の智恵の光です。
「きときと曼荼羅」と「いきいき曼荼羅」
ゲンキポリタンではきときと曼荼羅と呼んでいます。
両界曼荼羅のもう一方は具体的な目標を達成するマンダチャートで、いきいき曼荼羅と呼びます。中央はやはりウェル・ビーイングが大日の智恵の光です。つまり両方ともにウェル・ビーイングが大日の智恵の光を表しています。ウェル・ビーイングを達成することで、両界に大日の智恵の光が射すことを意味しています。
このマンダラチャートは要介護2のヒトが歩き遍路ができるように取り組んでいる「健康」をテーマにしたチャートです。
整理する時、整理術として運用したいのが頻度別分類です。
整理の本質は、整理されている状態とは、整理されていつ意味がそれが置かれている場所との間に違和感がないことです。仕事に使う種類が仕事場になければ整理されていない状態と言えます。その意味からも使用頻度は大きく影響します。アセスメントに取り組む場所にあるべきです。これは学生が勉強する場合、本棚の構成と’関係します。すぐに必要な資料が取り出せる場所にあるかどうかです。
もし、パンとコーヒーがキッチンから飛び出して、電車に乗っているあなたのブリーフケースにあったら、パンとコーヒーは、’所有しているだけのモノでしかなく、ブリーフケースは単なる容器でしかない。
その点、ブッダが死を前にして説いた「’自灯明・法灯明」は、適切だった。
自灯明・法灯明
ただ誰かから聞いたからといって、それを信じるな。
何代も受け継がれたからといって、その伝統を信じるな。
たくさんの人の間で語られ、噂になったからといって、それを信じるな。
あなたが所属する宗教の聖典に書かれているからといって、それを信じるな。
ただ貴方の先生や先輩の権威だからといって、それを信じるな。
しかし、観察と分析を行なった上で道理に合っていて、すべての者の利益になると貴方がわかったならば、それを信じなさい。
ゲンキポリタン大学
「ゲンキポリタン大学」では、「社会人基礎力」をコアに<人生100年時代の曼荼羅>を描くように、ライフシフトをバックアップするさまざまな講座を、さまざまな方を対象に、さまざまな形態で開催しています。ご都合に合わせた形態をお選びください。
「社会人基礎力」(全6回)
- 人生100年時代社会人基礎力3つの能力
- 社会人基礎力①12のの能力要素
- 社会人基礎力②前に出る力を育てる主体性と8つの基準
- 社会人基礎力③考え抜く力を育てる思考法
- 社会人基礎力④チームで働く力
- 社会人基礎力に追加された3つの視点
GTD®勉強会
コラム 自我と交流分析
- 100年「し合わせ」な整え日記
- 自他肯定をライフスタイルにする『お粥さんプロジェクト』
- 人生の方程式から外れない<イマジン>3つの自我の使い方
- メンタルモデルを変える5つの心とエゴグラム
- 般若のゴエス|自分を忘れるアサーティブ・コミュニケーション
- 般若のゴエス|アサーション・コミュニケーション|率直について
- ロジカルシンキング
- ラテラルシンキング
- システム思考
関連サイト
ゲンキポリタン大学は(社)いきいきゴエス協会の運営です。
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