ライフデザインとライフプラン、そしてライフスキル
ライフプランを直視するのは決して気持ちのいいものではありません。
不安があっても感じないようにするには、考えないほうがいいので、プランを設計したくない心理はわかります。
でも安心するには、プランをした方がストレスもなく、病気にならないのでお金にも恵まれます。
安心できるプランを設計しませんか?
お手伝いするのが、終活のゴエスの仕事です。
ライフプランの元になるのはライフデザインです。
ライフデザインとは、結婚したい、子どもはいらない、家は所有しない・・・など欲求をイメージしたものです。
ライフプランは、ライフデザインを数値化したものです。
ライフデザインとライフプラン、両輪があって幸福な暮らしに邁進できます。
車ならエンジンがついています。
人の場合はどうでしょう?
エンジンは自分自身です。自分自身を具体的にいうと「ライフスキル」です。
ライフスキルとはWHOが「し合わせ」な人生を過ごすために必要なスキルとして提唱したものです。
ライフスキルは全部で10あります。
自己認識 スキル 共感性スキル 効果的コミュニケーションスキル 対人関係スキル 意志決定スキル 問題解決スキル 創造的思考 批判的思考 感情対処スキル ストレス対処スキル 以上10の技術のことです。
これら10のスキルの源になっているのが、5つの心です。
すなわち、父親の心、母親の心、大人の心、無邪気な子どもの心、従順な子どもの心、以上5つの心です。5つの心のバランスは人によって違います。
バランスの違いは先天的なものもありますが、生育環境で変わります。
母子の愛着の絆を通して母親の心を吸収した人は、心のヘソのように核心的なものを身につけます。これによって5つの心のバランスが変わり、10のスキルの源となる人間関係の仕方が変わります。
私もOK、あなたもOKというように自他ともに肯定的な態度が育まれます。
この態度は終生継続します。
人生は思い通りにならないことだらけですが、絶望を知っても肯定的な態度で乗り越えようとするからです。
これこそ、お釈迦さまの求めるものですね。
ライフデザインとライフプラン、そしてライフスキルは、「し合わせ」な人生に欠かせない道具です。
ライフイベントに使う係数
人は「し合わせ」を求めて暮らします。するとライフイベントに出会います。
恋愛、結婚、子育て、入学、住宅の取得、退職・・・・などそうですね。
各ライフイベントを迎えるにあたって、資金が必要になります。
そこでライフプランの設計や見直しが生じてきます。
この時に使うのが、ライフプランニング表、キャッシュフロー表、個人のバランスシートです。
さらに資金計画を立てる時に必要な係数があります。
1.終価係数
「将来の資金=終価」なので、今あるお金を運用したら
将来いくらになるの?というのを求める係数。
問題)年利3%で、100万円を運用したら、10年後のお金はいくらになる?
計算式)100万円 × 1.344(係数) = 134万4千円
2.原価係数
将来どれくらいお金が必要?その目標のために、
「現在の資金=現価」はいくら必要かを求める係数。
問題)年利4%で、10年後に200万貯めるためには、現在いくら必要かな?
計算式)200万円 × 0.676(係数) = 135万2千円
3.年金終価係数
毎年いくらか積み立てていって、将来いくら貯まるかを求める係数。
1つ目の「終価係数」もですが、「終価係数」って付いてたら、
将来のお金はいくらになる?ってことですね!
問題)毎年10万円を年利3%で積み立てていくと10年後にいくらになる?
計算式)10万円 × 11.464(係数) = 114万6千4百円
4.減債基金係数
将来のお金のために、毎年積み立てる金額を求める係数。
問題)年利2%で10年後に100万円必要なときににいくらずつ積み立てる?
計算式)100万円 × 0.091(係数) = 9万1千円
5.資本回収係数
現在のお金を運用しながら、住宅ローンなどに対する利息を含めて
毎年のいくらずつ受け取れるかを求める係数。
問題)100万円を年利3%で運用しながら10年間で受け取る場合、毎年いくらずつ受け取れる?
計算式)100万円 × 0.117(係数) = 11万7千円
6.年金現価係数
希望の受取金額のために必要な年金原資(現在のお金)はいくら必要か?
問題)年金を毎年100万円ずつ10年間で受け取りたい場合、年利4%だといくら今お金が必要?
計算式)100万円 × 8.111(係数) = 811万1千円
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ライフプランも経営計画書も、人のよろこんでいる顔が浮かばないプランは、単なる予定表に成り下がります。
予定と現実が違うのは「よくあることさ」で気にもされなくなります。
エネルギーがジャジャ漏れ状態ではPDCAが回らないのは当然です。
うれしい感情体験がない計画は感動がないので、形骸化します。
しかし「経営計画書」や「ライフプラン」が形骸化してしまう状態は、とんでもない事態で、事実上の「崩壊」「放棄」です。
たとえば、「ライフプラン」で考えた場合、お金の計算に終始するのではなく、どんな感動体験をするかを組み込んでみてはどうでしょう。
ライフプラン
子どもが生まれると、子ども中心のスケジュールがはじまります。
変化をアクティブに受け入れて、ライフプランを進めます。
変化を子どもの学校の周期に合わせて来年3月までにお父さんがなんらかの資格(キャリアアップ)獲得の目標をめざす。
お母さんは貯蓄額を定め、子どもは勉強で何点以上にする。
それぞれが目標達成して、ゴールデンウィークか夏休みには旅行をかねてふるさとのお墓参りをしてご先祖様への報告をクライマックスにする一年かけた感動体験を企画をしたらどうでしょう。
お互いに途中報告をしあいながら、PDCAを回すことが「働きがいのある職場」「楽しい我が家」そのものなのです。
仲が良いから「働きがい」があるわけでもなく、「楽しい」わけでもなく、「個」を大切にしているから、「働きがい」があり、「楽しい」のです。
家族は最初から家族ではなく、個の集まりです。
家族だから一緒にくらしているという発想ではなく、家族を作るために一緒に暮らし、家族作りを通してそれぞれが成長する。成長するために感動体験は欠かせないという考え方です。会社も同じだと思います。
その証拠に「お墓」は個人単位でした。いまのように家単位になったのは「戸籍」という概念が生まれたからです。
「戸籍」という概念があるのは世界中で日本だけです。
江戸時代に民衆を統括するために「お寺」が現在の「役場」の役割を担ったことで「檀家制度」が誕生しました。
なので葬式の仕方もお墓のあり方も土地土地で違います。
つまり宗派が後からついてきたとかんがえるべきでしょう。
しかし現代では「生まれた場所」と「死ぬ場所」が違うのが一般化していてお墓の継承ができないという問題が起こっています。永代供養といっても10年程度で合祀されます。檀家制度は崩壊し供養のあり方も変わらざるを得なくなっています。
そこからも窺い知れるのが、世界的に歴史的に「個の時代」に投入しているということです。
その象徴的なできごとが「死後離婚」や「テロ」の増加ではないでしょうか。
つまり私たちがなにをするにしても、基本に考えなければならないのは「個の感情」です。百人百様の対応です。
ですから、「経営計画書」も「ライフプラン」も、進めていく上で、もっとも重要なファクター(要素)は「感情」なのです。
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