学びなおし、育てなおし、生きなおす200年人生はエンドレスにワンダフル。
なぜだと思いますか?
その理由を解き明かし、200年時代のメカニズムを説明のプロローグにします。
親と子のゴエス、終活のゴエスとして、もっともワンダフルなかたち
200年時代の人生はエンドレスにワンダフル。
そこには「親と子のゴエス」が成功事例があります。
・・・・親子が同時代を共有できるので、親が学びなおし、育てなおし、生きなおしている姿が、子の、あるいは孫の探求期(エクスプローラーの期間)の「生きた手本」になり、応援になるからです。
これは「終活のゴエス」としても、生き物の記憶としてもっともワンダフルな記憶になるのではないでしょうか。
「エンドレスにワンダフル」はなぜ、起こるのか
最近では三浦雄一郎さんがそうですね。
三浦雄一郎は父上の三浦 敬三の姿に刺激を受け、75歳でエベレスト登頂後、三浦雄一郎は次の目標を再び80歳でのエベレストと設定しました。
敬三氏は、99歳でモンブラン大滑降を達成。
準備のためのスキーやトレーニングで90歳から99歳のあいだに3回も骨折を経験。それを克服して滑降を達成されました。
当日の夜、風呂上がりにふと、「これができたら死んでもいいと思っていたんだ」とつぶやきを聞かれたと言います。
何歳になっても夢、目標を諦めない姿は心に焼き付いたのです。心と身体で伝える生きた手本でした。
果てなき夢が「希望への一歩」に繋がる雄一郎氏の想い、その姿をもとに、加齢制御学(アンチエイジング)の研究を続けている息子の豪太さんが、楽しく活き活きと山歩きをするためのトレーニング法を研究、父、三浦雄一郎氏をバックアップしています。
エンドレスにワンダフルとはこういうことなんですね。
ライフステージは長寿社会で6つになった
人生は「長寿社会」を迎えて、より長くなります。
これまでの人生のように「教育→労働→老後」という3つのライフステージで成り立っていた人生の概念は崩壊しました。
これに代わって200年続く人生では「エクスプローラー→インディペンデント・プロデューサー→ポートフォリオ・ワーカーという新しいステージが登場してきました。
まず言葉に慣れていないので衝撃度も大きいのです。
自分なんかの場合、振り返れば、学生のときから、そうでしたので、「ああ、そう」という感じでしかありません。
インディペンデント・プロデューサー見参!
- エクスプローラー・・・・探求者。つまり自分が何者か、何をしたいのか、を知る人のこと。
- インディペンデント・プロデューサー・・・・フリーランサー、個人事業主、自営業
- ポートフォリオ・ワーカー・・・・副業を持っている、複業を実践している
となります。
一応、説明をしていますが、フリーランサー、個人事業主、自営業は似ていて非なるもの、副業と複業も違います。
非なるもの、違うというが、線引きは曖昧で「業種」ではなく、「働き方」の違いでもあり、本人の自覚が個人で違います。
言葉云々より、大事なのは「無形資産」をどれだけ持っているかです。
「無形資産」とは何か、どう育むのか
▶︎ 生産性資産
▶︎ 活力資産
▶︎ 変身資産
▶︎ パートナー資産
無形資産は上記の通りですが、育む手順も決して難しいものではありません。
まず「コアバリュー(本物の価値観)」を身につけることです。
コアバリューがありますか?
「無形資産」をどれだけ持っているか?持つことができるのか?
それは「個人のコアバリュー」にかかっていると思います。
コアバリューとはコアになる価値観、本物の価値観です。
本物の価値観をどれだけ持ち合わせているかで、人生は変わります。
究極は「ここに在る」に尽きると思います。
200年時代の二極化のメカニズム
200年時代の二極化のメカニズムは、200年先のことではありません。
いますぐに起こります。もう、始まっています。
個人もそうですが、個人の集積である会社もそうです。
特に会社はリーダーの資質と判断で決定的です。
祝!「滅私奉公」完全崩壊
主体性のない人になにを言っても無駄です。
ともあれ、長い人生では、長く働く必要が生じますが、日本的にいえば「滅私奉公」に耐えられますかということです。
鎌倉時代に誕生した「滅私奉公」は、日本人の美徳とされてきました。
戦後は「滅私奉公」なんて死語と思うなかれ。地方では、言葉こそないが、概念は生き続けています。
その証拠に大都会でも「ブラック企業」として存在しています。
「滅私奉公」と「ブラック企業」は同じだとは言わないが、底流には共通した思想が流れています。
さすがに少子高齢化、IT化の大波と「KAROUSHI」なる言葉が世界を駆け巡るようになり、継続は無理な事態になりました。
苦痛な労働にどこまで耐えるか、という発想では、200年時代は生きるのはつらすぎます。
注!200年時代のライフシフト(ワークシフト)は自己責任
60歳で定年退職してからは、気楽な仕事と言いながら、「自分より明らかに能力が劣る者に仕え、しかも給与を搾取されている」(本人談)では耐えられないというが、仕組みがそうなのだから仕方がない。「それが嫌なら自分で稼げ」となる。
そこで待ってましたと、声が出るのが「200年時代のライフシフト(ワークシフト)です」
といっても、あくまで「自己責任」なので「自己責任」に耐えられる人と耐えられない人に差が出るのは必至。
「働き方改革」は「人生200年時代の人生戦略(ライフシフト)」
200年時代は世界のトレンドなので、お国柄によってストレスも違います。
欧米では、複数の仕事を持って働く人は多いし、日本でもフリーターはそうなので、違和感は少ないでしょう。
問題は正社員で働いている人です。つまり「働き方」が変わるのです。
それいけ!「けもの道」
私は何年も前から企業に対して、これからは「けもの道」を進むしかないと警告してきました。
これまでの日本は、まず「会社」が高速道路を同じ方向、向いて、一斉に大量に、走っているようなものでした。
「個人」も「会社」に乗車していれば「二日酔い」でも「飲酒運転」にならず、出口に着くと「はい、ご苦労様」と「旅賃」を受け取り安全に下ろしてもらえました。
しかし、降りてからが、あまりに長いので、もう一度、「旅をしなおさないといけない」状態になってきたのです。
「働き方改革」の本丸はこのことだと思ってきました。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
個人の時代
時、同じくして「会社」の方も、高速道路を同じ方向、向いて、一斉に大量に走っていればいいということができなくなり、「会社」も「これからどうしたらいいの?」ということになり、「もう、みんな勝手にやってよ」ということになりました。
そこで戦略、戦術の練り直しが必要になったのです。
そこで頼りになるのが「個人」になったというわけです。
まとめ
ここ数年の間に、労働市場に存在する職種は、これから数10年で大きく入れ替わります。
これにどう対応するのか。
200年続く人生では、自らの針路を幅広くとって模索する「エクスプローラー」、自由と独立を重視して小さなビジネスを営む「インディペンデント・プロデューサー」、さまざまな仕事や活動に同時並行で関わる「ポートフォリオ・ワーカー」・・・200年時代では男性も女性も3つのステージと時期に遭遇します。
『インディペンデント・プロデューサーはたいてい、素早く実験を重ねて、なにが有効で、なにがうまくいかないかを学んでいく。』
自主的に遭遇する人には自由で創造力のある人生が待っています。(笑)自分が創るからです。
スキル、知識、仲間、評判、友人、健康、アイデンティティー、人的なネットワーク、オープンな態度ですべて自分で切り開いていかなければなりません。過去の成功事例はほぼゼロににまで役立ちません。
まず、ひとつ・・・部屋の片づけ(整理収納)からはじめてみませんか?
すべては、そこからはじまります。無形資産づくりのスタートです。
コメント