未来のための歩き方

200年ゴエス
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三宝院沙門
三宝院沙門

こんにちは。毎日がひなまつりの200年婚のために、3倍とんがる!モチベーションで歩き遍路で『あるべきようわ』を愉しむFP.アセットドクター、ゲンキポリタン三宝院沙門です。

未来のためにできることってなんでしょう?未来の地球のための歩き方ってどう歩けばいいのでしょう?

「中秋の名月」なのに、毎日暑い日が続きます。来年は加速して、もっと酷いことになるでしょうね。地球がヤバいことは明らかです。こんな時代にお花畑な政治家には退場してもらって、いまと未来のために真摯な行動をしてくれるリーダーを選ぶ知恵をつけたいですね、選ぶのは私たちです。他人ばかりのせいにしていられないのです。

ヒッピーの生みの親ともいうべき、かってビート族の代表だったジャック・ケルアックが、「街角に立って、決してやってくることのない人を待つのがパワーなんだ」とつぶやいたのように、私たちは誰を待てばいいのでしょうか?
原爆の恐怖と対峙していたビート族は、海を渡った禅と出会います。これがヒッピーに継承され、ボブ・ディランやスティーブ・ジョブズの魂に深く染み込みました。やがてヒッピーたちとバックミンスター・フラーの変革のスローガンともいうべきエネルギーは有限だと訴える「宇宙船地球号」に乗り込みます。ヒッピーのための雑誌だったような『全地球カタログ』(ホース・アース・カタログWhole Earth Catalog)1971年の廃刊号裏表紙にプリントされたバックミンスター・フラーの言葉”Stay hungry, stay foolish”/ハングリーであれ、愚直であれ”は、一読者の魂を鷲掴みします。iPhoneを世に送り出すスティーブ・ジョブズでした、

全地球カタログ』は廃刊になりましたが、雑誌から生まれた無料イベント(コンピュータ教室)は継続していました。大学生だったジョブズらは通いマスターし、やがて自宅ガレージでキーボードを制作して起業します。
稼いだお金はMacintoshを生み出す資金源となりました。禅に傾倒していたジョブズは悪戦苦闘に末、iPhoneを発表。サブカルチャーは、メインカルチャーになったのです。

ジャック・ケルアック。バックミンスター・フラー。スティーブ・ジョブズ。ジョブズが未来の歩き方を考えたとき、それぞれの点はひとつの線となって繋がったのです。

未来はかならずやってきます。決してやってこない人を待つのはエネルギーがいることですが、”ハングリーであれ、愚直であれ”を信じた”オン・ザ・ロード”でステップしつづけなければなりません。

路上にて(オン・ザ・ロード)

宇宙船地球号

バックミンスター・フラー

宇宙船地球号というイメージが発表されたのは。1879年でした。随分以前ですね。「地球を宇宙を航海する船」に見立てる概念として最も初期のものは、19世紀アメリカ合衆国政治経済学者・ヘンリー・ジョージの名著『進歩と貧困(Progress and Poverty)』(1879年)でした。この時点では地球という「船」の貯蔵は無限であるとされていました。

宇宙船地球号(Spaceship Earth)」という言葉は、20世紀アメリカの建築家思想家であるバックミンスター・フラー(Buckminster Fuller)によって有名になります。「二十世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチ」の異名をとるリチャード・バックミンスター・フラーは1963年、『宇宙船地球号操縦マニュアル(Operating manual for Spaceship Earth)』という書籍で、宇宙的な視点から地球の経済や哲学を説きました。科学技術の全面利用を、地球規模の変革につなげようと提唱したのです。最小限のアクションで最大の効果を得るというスタンスでした。

宇宙船地球号は、地球上の資源の有限性や、資源の適切な使用について語るため、地球を閉じた宇宙船にたとえて使う言葉になりました。バックミンスター・フラーが提唱した概念・世界観です。フラーは、地球の歴史とともに蓄えられてきた有限な化石資源を燃やし消費し続けることの愚を説いた最初の人です。その後、ケネス・E・ボールディング経済学にこの概念を導入しました。

有限な化石資源は自動車で言えばバッテリーのようなものであり、メイン・エンジンのセルフ・スターターを始動させるために蓄えておかねばならないとアプローチしました。
メイン・エンジンとは風力や水力、あるいは太陽などから得られる放射エネルギーなどの巨大なエネルギーのことであり、これらのエネルギーだけで社会や経済は維持できると主張し、化石燃料と原子力だけで開発を行うことはまるでセルフ・スターターとバッテリーだけで自動車を走らせるようなものだと力説。

フラーは人類が石油ウランといった資源に手を付けることなく、地球外から得るエネルギーだけで生活できる可能性がすでにあるのに、現存する経済や政治のシステムではこれが実現不可能であると述べ、変革の必要性を強調しました。未来はかならずやってきます。決してやってこない人を待つのはエネルギーがいることですが、”ハングリーであれ、愚直であれ”を信じた”オン・ザ・ロード”でステップしつづけなければなりません。

マンダラチャート

宇宙船地球号からiPhoneそして禅

ハングリーであれ、愚直であれ、

全地球カタログ』(ホース・アース・カタログWhole Earth Catalog)は、1968年に、スチュアート・ブランド/Stewart Brandによって創刊されたヒッピー向けのカタログ風の雑誌です。WECと略されます。

創刊号(1968、FALL)の表紙を飾ったのは、NASAが提供した宇宙に浮かぶ地球の写真でした。初代iPhoneの待受受けのロック画面に地球の画像が使用されたことを記憶されている方も多いでしょう。スティーブ・ジョブズ氏の言葉として有名な”Stay hungry, stay foolish”/ハングリーであれ、愚直であれ”は、1971年の廃刊号の裏表紙にプリントされたバックミンスター・フラー博士の言葉からの引用です。

バックミンスター・フラー博士(リチャード・バックミンスター・フラー/Richard Buckminster Fuller,)で思想家・デザイナー・建築家・発明家・詩人・作家であり、生涯を人類の生存を持続可能なものにする研究に投じた人でした。(1961年に夫妻で来日)
フラー博士


”Stay hungry, stay foolish
”は、バックミンスター・フラー博士の生き方そのものでした。その生涯を通して、人類の生存を持続可能なものとするための方法を探り、その発明とコンセプトはヒッピー文化のみならず現在の社会の大きな要素になっている<宇宙船地球号>はじめ様々な発明に結実、モントリオール万博に建造した球体型(ドーム型)はいまも世界で目にします。

しかし、その業績は然るべき評価を受けたとは言い難く、ほとんどは実用化されず、また関わったほとんどの分野(建築など)では厳しい批評に晒されるか、ユートピア主義者とされ無視されました。その悔しさを受け継いだのがスティーブ・ジョブズ氏でした。

ジョブズ氏とフラー博士には「未来に貢献したい」という共通点がありました。それを可能にする行動原理がフラー博士の言葉にあります。

「何かを変えるには、既存のモデルを時代遅れにする、新しいモデルを打ち立てよ」

スティーブ・ジョブズ

ジョブズ氏がコンピュータと遭遇した縁も「ホース・アース・カタログ」によるものでした。廃刊記念イベントの縁で四年後に始まった『コンピュータクラブ』に大学を中退したスティーブ・ジョブズ氏は友人スティーブ・ウォズニアック氏と参加、知識を得てアップルを共同で起業します。

スティーブ・ウォズニアック

ヒッピー文化に憧れていたジョブス氏はWECの熱心な購読者であり、WECを介して知ったフラー博士の生き方に共鳴したジョブス氏はさらに身体感覚を大切にする禅の教えに学びシンプルで豊かな日本文化に触れ、いのちつきるまでこころの指針にしたのです。

ジョブズ氏とアップル社の二人三脚で繰り広げたコマンド入力しない身体感覚のコンピュータ、かたつむりが宇宙船地球号になって空を飛ぶ歴史の痛快は、WECの縁起による生起です。

”Stay hungry, stay foolish”は、無明に射した光だったのです。人間はひとつの縁でどこまでも遠くに行ける証です。そしてスティーブ・ジョブズは、宇宙船地球号をイメージしたアップル本社の建築途中で亡くなりました。

「マンダラチャート」のモチベーションになる縁は、まだ無明なこころにあり、意思があれば十二縁起を回り続けて刹那減を繰り返し無明に光が射す時を迎えるのです。

アップル本社ビル(宇宙船地球号)

iPhoneにこめられた「禅のこころ」

禅(瞑想)

ヒッピーに憧れていたスティーブ・ジョブズが、海を笑った曹洞宗僧侶・鈴木俊隆氏 に感銘を受け遂には曹洞宗 への改宗を求めたが否定されたんで断念したというエピソードがあります。

「ビート・ジェネレーションと言われていた当時の若者の間でZEN人気が高まり、詩人のアレン・ギンズバーグ(著書:Howl and Other Poemsなど)やジャック・ケルアック(著書:On the RoadThe Dharma Bumsなど)のスタイルにもその影響が表れました。これがヒッピーに継承され、ボブ・ディランやスティーブ・ジョブズの魂に深く染み込みました。

禅とは何かと問われた時に「即身即仏」と答える人物がいます、
「即身即仏」つまり「心はのまま仏である」と答えたのは、唐の時代の禅の・馬祖道一(ばそどういつ)です。ここでいう心とは、私たちの心とはいます私たちの心は迷いや苦しみ、れに欲が絶えません期待と失望の繰り返しで、ねみや恨みや憎しみが知らないうちにたまています。そういう心ではなく、仏の心とは天使のような子どもの心だともいわれますあるいは経典が教えるように人が仏を想うとき、心が仏をつくるその心の姿がそのまま仏なのだという考え方です。

密教を日本に広めた弘法大師空海も「即身即仏」を伝えました。密教の特徴として「人は誰でも生きながらにして仏」と説きました。四国八十八ヶ所霊場巡りでのお接待さん。高野山で見られる高野聖のたくさんのお墓も、「生きながらにして仏」になりたい人々の声が聞こえてくるようです。この人たちは自分の関心は内面を優先していると思われがちです。ZENは、物質社会のアメリカのサブカルチャーに大きな影響を与えたのです。

しあわせはし合わせの合わせ技

WELL-BEING

しあわせは自分の内にしかないと知った男と外にしかないと思い込んだ男は、やがて海を渡った。結果はご承知の通りです。

内とは「内面(内的)」のことで、精神生活をいいます優しさ、思いやりなどがそうです。本質的な要素です。
外とは「外面(外的)」とは、物事や物質の外側を指す言葉その人の外見の状態を表す。役職、資格、経歴、財産など他者がその個人を知らなくても評価しやすい外面(外的)の要素は、期限、地域限定的です。
ただし「外面(外的)」要素のレベルアップを支えているのが「内面(内的)」の強さだったりするので、一概にわりきることはできません。結局は本人のプロセスが大切になります。事実、釈迦の仏教は自己鍛錬が主体で、教えは解るが実践できないという人が多く、外部の不思議な力を拠り所にしたのが大乗仏教です。

人間は良くも悪くも、思った通りになるものです。
だから良くしょうと思うなら、否定的な意見はいわないほうがいいのです。ところが思った通りになっているのに、あるいはそのプロセスにいるのに、否定的になるという不思議をやるものです。
つまり「やり続ける」ことが苦手であるとことを心して取り組まなければならないのです。

誰でも天賦の才を持って生まれる。

だが、生きていく過程で天才を喪失する。

誰もが天賦の才である天才を必ず持って生まれます。
その才能を使って与えられた使命、天命を果たすために。
しかし残念ながらその才能を使うことなく終わることが多いようです。
自分にも、誰にも見いだされずに終わってしまう才能は本当に多いでしょう。
(中略)

確かに現代の人間界は天才を見いだしづらい、磨きづらい、そんな環境にあることは確かです。
自分が本当に好きなことをして生活をしている人の数を考えれば分かります。
世に天才と言われる人は少数ですが、これは天才の数が少ないのではなく、
天才を見つけ磨こう、発揮しようとする人の数が単に少ないだけでしょう。

                                (バックミンスター)

大人になるとやらない言い訳を並べてつ続けなくなります。
この心することは「やり続ける」の一部です。プロセスはいつもステップを踏むことなので、求めるものを得るにはステップを踏み続けるしかないのです。失敗もするし、怪我もします。賢い女性は知らん顔してよく見ています。モテる男はステップを天使のような子どもの心」で、踏み続けてプロセスから脱落しない男です。

会社でいちばんの重責を担いたいと思ったら、まず与えられた仕事で一番になることです。一番を無心で繰り返していると究極一番トップになるものです。「学歴がないからんなんて」否定的なことを言ってはだめです。トイレ掃除を与えられたら天使のような子どもの心」で、一番トイレ掃除が上手い人になることです。

あるべきようわ」です。

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まとめ

未来はかならずやってきます。決してやってこない人を待つのはエネルギーがいることですが、”ハングリーであれ、愚直であれ”を信じた”オン・ザ・ロード”でステップしつづけなければなりません。

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