こんにちは、人生100年時代のマインドフルネスなファイナンシャルプランナー、ルーティンワーカーなゲンキポリタンです。
マインドフルネスとお金がどういう関係にあるのか?
不思議に思われる方がいるかも知れませんが、長い200年ライフを豊かに生きるには、ひとつの仕事だけで生計を立てるのは困難です。
社会環境もどんどん変わるので、家族のあり方やライフデザインさえ見直すことが迫られます。マインドフルネスとお金が結びつかないのは、お金が執着心の根源のひとつに感じるからです。しかしお金は「需要と供給」を理解する基本的なテーマです。
子どもにお金の学習をするとき、間違ったイメージを与えることはよくありません。お金がマーケットに余っていたら、供給過多の状態なので、お金の価値が低下します。逆の場合は価値は上がります。
マンドフルネスなお金の学習とは、お金になりきって使う訓練です。
今回は、おもしろい金融市場(マーケット)と金利の変動についてお話しします。
金融市場
金融市場とは、お金の貸し借りをしている場のことをいいます。
前回お話ししたようの借金があるからお金が生まれる仕組みになっています。
なぜ、借金をするのか、良い借金と悪い借金の違いをご理解いただけたと思います。
良い借金の仕組みを機能させる場所が「金融市場」です。
金融市場には、図のように長期金融市場と、短期金融市場があります。
金利の変動要因
金利の上昇、下落、それぞれの変動要因には、図のような要因があります。
景気と金利
景気が良くなると、物を買うためのお金を借りる人(=資金需要)が増えるので金利は上昇します。
反対に景気が悪くなると、買い控えが起こり、金利は下落します。
物価と金利
反対にデフレ。物価が下がると、金利は下落します。
為替相場と金利
為替がドル安円高になると、輸入製品が下がり物価も下がるので、結果的に金利も下がります。
反対にドル高円安になると、物価も上がり、金利も上がります。
海外金利と金利
海外の金利があがると海外で資産運用したほうが得なので、円を売って外貨が買われます。
円が売られることで円安ドル高になり海外金利が高くなります。
その結果、国内の金利も上がります。(上の「為替相場と金利」参照)
反対に海外の金利が下がると国内で資産運用したほうが得なので、外貨を売って円が買われます。
円が買われることで円高になり円高ドル安で金利が上昇します。
金融政策と財政政策の違い
ちなみに日本銀行の会合のうち、金融政策の運営に関する事項を審議・決定する会合を「金融政策決定会合」といい、年8回、各2日間開催されます。会合終了後は直ちにその決定内容が公表され、その内容によって市場が敏感に反応するため、金融政策決定会合に対する市場関係者の注目度は極めて高いのが特徴です。
政策金利とは、中央銀行が、景気や物価の安定などといった金融政策上の目的を達成するために設定する短期金利(誘導目標金利)のことです。一般的に、インフレ傾向のときはこの政策金利を引き上げて景気の過熱を抑え、デフレ傾向のときは政策金利を引き下げて経済活動の活発化を促します。
一方、政府が行う財政政策は国、地方公共団体が行う政策です。規模の大きな国家予算を管理することで経済活動に影響を与えるものです。財政政策は、たとえば不景気のときに行う公共投資や減税などがそうです。
投資家は金融政策、財政政策に、注目しているので、実際の景気と現在の株価が乖離してしまう現象が起こります。
売りオペと買いオペ
日本銀行が短期金融市場に於いて、手形や国債などの売買を行い、金融市場の資金量を調整します。これを公開市場操作(オペレーション)といいます。公開市場操作には「売りオペ」と「買いオペ」があります。
売りオペ・・・「売りオペ」とは、日銀が市場で債券(国債)や手形を売ることです。市場の通貨流通量を減らすことで金利を上昇させる効果があります。インフレで物価上昇の傾向にあるときには、物価の下落を目的に「売りオペ」を実施するという仕組みです。
日銀が売ると銀行などは買うので、市場のお金が減るので金利が上昇します。
買いオペ・・・日銀が金融機関が保有する債権などを買って、資金を支払うことで、市場に出回るお金を増やします。日銀が買うので銀行などは売って換金するので、市場のお金が増えるので金利が下落します。
預金準備率操作
金融機関は一定の割合の預金を日本銀行に預けることが義務化されています。
この一定の割合のことが預金準備率です、
預金準備率の引き下げで、金融市場の資金量を調整します。これが預金準備率操作です。
預金準備率を引き上げると市場に出回るお金が減るので金利が上昇します。
預金準備率を引き下げると市場に出回るお金が増えるので金利が下落します。
マインドフルネスな借金で資本収入
マインドフルネスとは主体的に対象になりきること。
対象とは、台所の整理整頓だったり、炊事だったり、農作業だったり、「いまここ、この瞬間、目の前で起こっている状態」のこと。
「いまここ、この瞬間、目の前で起こっている状態」になりきった状態がマインドフルネスです。
「あるがまま」の自分とは、「もともとのいのち」そのもの。
「もともとのいのち」を生かすためにお金を活かす使い方をするには、お金になりきることが欠かせないのです。マインドフルネスな借金もあるのです。
マインドフルネスな借金とは、どういう借金でしょう?
ぜひご自身の言葉で考えてみてください。
まとめ
金融政策とは、物価の安定などを目的に、日本銀行が行うお金の仕組みを整える政策のことです。
常にお金の仕組みは変動しますが、仕組みが安定するようにバランスをとっています。
不況なのに株価が上昇する不思議の原因は、先の動きを読んでいるからです。
「諸行無常」という言葉があるように「お金」「金融市場」も常に変化を続けています。
この二つがどのように動いて資本収入になるのかを教育するのは重要です、
「マインドフルネス(主体的になりきる)」をお金に反映することは、お金の運用を活かすことに通じます。
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