200年婚|7つのマイスタンダード④モノとの関係

少ないほど多くの幸せ ルーティンワーク
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「護持」とは大切に守り保つこと。尊んで守護する意味です。通常は「寺院を護持する」とは言っても「鉛筆を護持する」というような言い方はしませんが、「エンドレスにワンダフル」を実現したいと想いで、次世代にバトンタッチと願う場合には「護持」という想いが浮かんでもおかしくはありません。モノは少ないほど豊かになれるというライフスタイルの実践であり、必要なときに必要なモノを豊かに受け取ることができます。

こんにちは。あなたの願いを実らせるゲンキポリタン三宝院沙門です。モノとの関係の難しいのは、所有しているだけのものの扱いです。これには特別な対策が必要です。
エンドレスにワンダフル!7つのマイスタンダード④モノとの関係についてお話します。

使用頻度

モノの存在理由を考える

モノとの関係は上の図のように

  • 使用頻度の高いモノ
  • 使用待機のモノ
  • 所有しているだけのモノ
  • 廃棄待ちのモノ

以上の4つに分類できます。
このうち、<廃棄待ちのモノ>は任務を終えて彼岸に見送り、廃棄するだけです。

所有しているだけのモノには、廃棄できない理由があります。見えるモノには見えないモノがついていて、見えないモノが廃棄させないのです。自然と大切なモノとそうでないモノに分かれます。つまり「執着」があります。廃棄できない理由を見極めて、前に進むために廃棄したほうが良いのなら廃棄します。前に進むために廃棄しないほうが良いのなら大切に所有しておきましょう。

現在形で生きていないと、モノに依存する

一日の半分は過去と未来でいっぱいいっぱい

モノを減らせない理由には、過去形と未来形に振り回されて現在形を忘れていることがもっとも多いようです。

  • 「高かったのに」「せっかく手に入れたのに」・・・過去形。
  • 「いつか使う時があるかも知れない」・・・未来形。

と、いうように現在形で考えるコトができないのです。

つまり「マインドトーク(心の雑談)」に苦しむ生き方を日常の基礎にしてしまっているのです。マインドトークの罠にハマらないようにするためにも、「いま使っている」かどうかで判断するようにしましょう。「いま使っている」かどうかで判断するようにすると、余計な情報が遮断できるので、集中力が高まり、五感が磨かれ、第六感が冴えてきます、まず環境で執着を断ち切ります。

ミニマルライフ(minimal life)のすすめ

ミニマムライフ

<Less is More>とは、モノや情報が少ないほど豊かに暮らせるという最少限主義のライフスタイルのことで、ミニマルライフ(Minimal life)で事足りるという考えです。
「暮らしの質は最大限にする上で、モノは最小限にする」というライフスタイル。

  • 少ない物で生活出来る
  • 良い物だけを厳選できる
  • いつも気持ちが良い
  • 面倒臭いが最高の快楽だと実感できる
  • 継続すればシステム思考に気づく
  • 達成感でドーパミンが出る

以上のメリットがあります。つまりなんとなく少ない方が気分が良いということではなく、ホルモンバランスがライフスタイルと自分自身に適正かされるからです。なので、アドレナリンがでまくっていて、ごちゃごちゃしている人が好きという依存度の高い人には向きません。

やりたいことがはっきりしている人、集中したい人にミニマルライフ(Minimal life)とっては「無用な疲労が少ない」良い環境です。アップルのスティーブ・ジョブス氏はその代表でしたね。彼の場合、やりたいことが明確だったし、禅ライフが好みで部屋にはベッドしかなく禅僧のような生活が好きで、ファッションも作務衣を思わせるものでした。それが製品作りに反映されていました。

その最大の理由は、不要なマインドトークが減るからです。マインドト-クとは、心の雑念、心の中の妄想ひとりごとで、マインドトークは自律神経をストレスで痛めます。そういうと簡単な悪さのように感じますが、事態はもっと深刻、マインドトークは死に至る病気です。

つまりミニマムライフは単にモノが少ない方が豊かになれるというのではなく生活全般を最適化します。

ノープランで『いま・ここ・この瞬間』を遊ぶ

「見えないもの」を大切にする
人生を愉しむとは、自分になりきり、自分を使い切ることです。

見えないものは見えるものにくっついています。
見えないものをしっかり見るには現在形で見ないとよく見えません。
他人の価値観や余計な情報に振り回されず、あるがままの自分を大事にします。
『Less is More=少ないほど豊かになれる』は鉄則です。

ノープランだと人生の贈り物であるセレンディピティに思わぬ価値を発見する可能性があります。
セレンディピティは、「偶然と賢明さによって、探していたものと異なるものを発見すること」。
シンンクロ 二シティと同じく「偶然」ですが、セレンディビティには習慣や先入観にとらわれず異なる価値を発見するチャンスがあります。

そう思っていても、「いま・ここ・この瞬間」に集中することを基準に、実践できているヒトは、どれくらいいるでしょう。

環境で執着を断ち切る

過去への執着、未来への不安

入院生活、禅寺や自衛隊などは集団生活をしています。なので各人が好きなことを好きなようにすると規律が保てません。規律を保つには「禁止」を定めた戒律が必要です。環境で欲望を遮断しています。一方、個人だと遮断できなくなるのは当然です。おかげで頻繁に自己否定することになり、精神的に好ましくありません。そこで禁止事項を定めて明文化して、執着を断ち切って自由になります。

まず、環境を整えます。以下が環境を整えるときに直面するつの執着です。それぞれキッパリと捨てます。

  1. 「もったいない」を一旦、離れる
  2. 「いつか必要」を離れる
  3. 「過去」を捨てる

①「もったいない」を一旦、離れる

判断基準はひとつです。これから成長するあなたにとって、それが「必要か否か」ということです必要であれば、捨てずにとっておいてかまいません。必要でなければ、もったいなくても潔く捨てます。

リサイクルは大切ですが、環境を整えるために、一旦は離れます。処分する日時が明確に決定していれば別ですが、たいていの場合、計画倒れで何年も「もったいない」にとらわれて保管することになるのがオチです。自身の人生を台無しにしないように一旦「もったいない」は休んでいただきます。

②「いつか必要」を離れる

日常生活の点でも、仕事においても、「いつか必要となるかもしれないもの」が多く出てきます。
「いつか使うかもしれない資料」も山ほどありますが、執着を断ち切るには「いつかは来ない」ことに注目します。すぐに来る誘惑に誘われますが、「いつか」とつくものが、来たためしはありません。
「いつか」と名のつくものを捨てることで、未来への期待(=執着)を断ち切ります。捨てていくと、どんどん、頭の中がクリアになります。書類は頭の中の考えを紙に表わしたものですから、それを捨てると頭の中も余分な考えが消去されすっきりします。

③「過去」を捨てる

過去へのこだわりのあるものも、なかなか捨てることができません。
輝かしい栄光や幸福な時にとらわれている(=執着)を捨てることで、過去に逃げ込むあなたを捨てることができ解放できます。

すぐに買わない

パートナーシップで目標を達成しよう

持っているモノが少なければ少ないほど豊かに暮らせます。持っているモノが少ないほど、手入れの行き届いた愛着のあるものと暮らせます。最少のモノと暮らす秘訣は、買わないことです。
では、必要なモノはどのようにして手に入れるのでしょう。
ヒトが欲しがるモノを自分が提供できないか、発信する習慣を身につけましょう。
すると相手も、同じように自分が提供できないか、アンテナを張ってくれるようになっていきます。
お布施の習慣ですね。
それでも手に入らない場合は、メルカリなどで入手できないか、調べてみましょう。
いずれにしても、すぐに買わない習慣を身につけましょう。

情報もモノだと考えてゴエスする

ゴエスで清掃力を習慣化する

パソコンも書類同様あなたの思考を表わしています。紙になって外に出力されていない分、あなたの頭の中に近い状態かもしれませんね。パソコン内あるいはクラウド内のデータやフォルダの状態など、その中身はどのようになっているのでしょうか。

パソコンは、外側から見ただけではどれほど中身が乱雑なのかわかりません。
机の上がキレイ、そこに置かれたパソコンも磨かれてキレイでも、その中身はどうでしょうか。

パソコンの中身がゴチャゴチャであれば、あなたの頭の中もゴチャゴチャのはず。年々、パソコンのハードディスクの容量は増えています今では動画保存もラクラクです。劇的に容が増えたので、データをパソコンに保存するのは、まるで4 次元ポケットに放りこむような感覚になってきました。クラッシュを恐れてバックアップを何重にも取っている人も多くいます。

机の上に類の山どころではありません。引き出しの中やキャビネットの中に押しこめているのと同じ状態ですね。すべてはパソコンの中なので人目につかず、気になりませんが、重要なのはあなたの頭の中の混乱が表われている点です。
スイッチオンにした途端、ネガティブなエネルギーを浴びていることになります
自覚できているうちはまだ幸運です。便利を追求しているうちに、
仕事に集中できなくなります。

ゴエスの手順は同じです。パソコン内を清潔にしましょう。
机の上の書類を捨てたのと同様に、不要なファイルを捨てますが、不要なアプリも捨てましょう。
判断に迷うときは「未処理フォルダ」をつくって、一時的に保存しておきます。あとはどんどん捨てます。

情報とは、いったい何のための情報なのか、整理整頓できていますか?
たくさんの情報を知っていることはすごいと思っているヒトがいます。
何を話しても、「それ、知っています。」というヒトがいます。知っているだけで何の役にも立っていないのですが、情報は、ある目的を達成するために使われてこそ、情報といえるのです。情報は言葉同様、人間の道具だと思っているヒトがいますが、言葉も情報も人間を支配していることに気をつけましょう。

仕事とのつきあい方

パートナーシップで目標達成しよう

ライフシフト(ワークシフト)するとき、いままでやっていた仕事を捨てる勇気が必要になります。仕事に対して「捨てる」という考えを持つことに違和感があるのかもしれませんが、捨てないとシフトできません。特に人生の成果に直接結びつかない意味のない仕事は捨てなければ前に進めません。そうでなくても、成果の出ない仕事を多くやっているのが現実ではないでしようか。仕事を「捨てる」ことができるようになれば、あなたは仕事でもっと輝けるようになります

あなたがもう一段上の成功にステップアップをめざすことは、手にしている成功は古いことを意味しています。その成功は現時点で、あなたにとっての最高の成功であるかもしれないが、それ以上の成功を望むなら、今の成功を捨てないと、次のステプには行けないからです。

すでに手にした成功は自分の得意分野のいちばんのはずです。いちばんを捨てる。それを捨てたら自分がなくなる恐怖心と闘って、それを捨てることによって、それ以上の成功が舞いこんできます。

仕事に対しても、下記の分類は当てはまります。使用頻度をどれだけ上げるかにかかっています。

廃棄

『モノは「護持」する』という考え方

本来無一物

モノとのつきあい方に<本来無一物>に立脚した考え方に<護持>があります。
<護持>とは、護り持つこと。モノは捨てずに、誰かに譲るということを前提に所有します。

ヒトは誰もが丸裸でこの世にデビューするのだから「」。
「身じまい」から逆算すれば、いつ誰にでも譲れるようにしておくのが正しいモノとのつきあい方です。

現代日本では、寺院を護持するというような使い方をしても、テレビを護持するというような使い方をしませんが、現代人の感覚の問題でしかありません。

モノとのつきあい方で、SDGsを念頭におけば使い捨て文化は邪道であり、しかもヒトは「本来無一物」であれば、リサイクルが基準です。
リサイクルには、レンタル、所有したならメルカリで必要なときに必要なヒトに譲るのが正解です。
誰かに譲るために護持するとなるとモノを 所有することは面倒くさいことこの上ありません。
最少のモノで過ごしたくなり、所有欲は邪魔な欲望になりますね、
『パートナーシップで目標(エンドレスにワンダフルな200年婚)を達成しよう』とした場合、コトが重要なので、モノは最少が最適です、最小限主義の方が情報が少なくやりたいことに打ち込みやすいのです。

「護持」を日常にするために環境を整えます。

「いま・ここ・この瞬間に生きる」を基準にする

200年婚
ヒトは一般に『ライフステージ」があり、誕生から死に向かって進んでいます。
その一方で、ヒトは誰でも、「いま・ここ・この瞬間」しか生きることができません。

現実は『「いま・ここ・この瞬間」の積み重ね』をしているわけで、どれだけ積み重ねるコトができるのかはわかりません。身体はあなたの思い通りにはなりませんからね。

<200年婚>は『「いま・ここ・この瞬間」の積み重ね』を200年続けたいねということでしかありません。ノープランのプランです。計画通りに行かないコトを前提にノープランを紙に書く習慣をつけたいものです。ノープランですからなにを書いても自由です。子どものよううに固定観念や先入観にとらわれず挑戦してみましょう。

『パートナーシップで目標を達成しよう』

私のライフスタイルは「エンドレスにワンダフル」

『パートナーシップで目標を達成しよう』というときの目標は「幸福」ではありません。
一般に「人生の目標」というとき、表現に違いはあっても深いとろろでは概ね「幸福」をさします。これには具体的な形がなく、心がどう捉えるの問題です。ではもっと具体的になると中身は違っても「ライフシフト(ワークシフト)」のある段階になります。たとえば宇宙飛行士です。これは達成できても「幸福」になるとは限りません。

ここで『パートナーシップで目標を達成しよう』というのは、『エンドレスにワンダフルな200年婚』のことをいいます。200年生きられるかどうかは不明ですが、戦争でもない限り、平均寿命はどんどん延びているし、ますます延びるでしょう。『エンドレスにワンダフル』というのは、真に自由で豊かなライフスタイルを達成し、その死にざまを背中でみせる、あるいは協働して、次世代にバトンタッチすることで、親の世代以上に『エンドレスにワンダフル』を継承していきます、深層心にある阿頼耶識(あらやすしき)をポジティブに引き出すことで、執着心を断ち切ります。

まとめ

すべてのルーティンの基準は、7つの関係にあります。

7つのスタンダードについて、ブッダの遺言「自灯明・法灯明」が答えます

ただ誰かから聞いたからといって、それを信じるな。
何代も受け継がれたからといって、その伝統を信じるな。
たくさんのヒトの間で語られ、噂になったからといって、それを信じるな。
あなたが所属する宗教の聖典に書かれているからといって、それを信じるな。
ただ貴方の先生や先輩の権威だからといって、それを信じるな。
しかし、観察と分析を行なった上で道理に合っていて、すべての者の利益になると貴方がわかったならば、それを信じなさい。
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