こんにちは。毎日がひなまつりの200年婚のために、3倍とんがる!モチベーションで歩き遍路で『あるべきようわ』を愉しむFP.アセットドクター、ゲンキポリタンの三宝院沙門です。
未来のためにできることってなんでしょう?未来の地球のための歩き方ってどう歩けばいいのでしょう?
「中秋の名月」なのに、毎日暑い日が続きます。来年は加速して、もっと酷いことになるでしょうね。地球がヤバいことは明らかです。こんな時代にお花畑な政治家には退場してもらって、いまと未来のために真摯な行動をしてくれるリーダーを選ぶ知恵をつけたいですね、選ぶのは私たちです。他人ばかりのせいにしていられないのです。
ヒッピーの生みの親ともいうべき、かってビート族の代表だったジャック・ケルアックが、「街角に立って、決してやってくることのない人を待つのがパワーなんだ」とつぶやいたのように、私たちは誰を待てばいいのでしょうか?
原爆の恐怖と対峙していたビート族は、海を渡った禅と出会います。これがヒッピーに継承され、ボブ・ディランやスティーブ・ジョブズの魂に深く染み込みました。やがてヒッピーたちとバックミンスター・フラーの変革のスローガンともいうべきエネルギーは有限だと訴える「宇宙船地球号」に乗り込みます。ヒッピーのための雑誌だったような『全地球カタログ』(ホース・アース・カタログ/Whole Earth Catalog)1971年の廃刊号裏表紙にプリントされたバックミンスター・フラーの言葉”Stay hungry, stay foolish”/ハングリーであれ、愚直であれ”は、一読者の魂を鷲掴みします。iPhoneを世に送り出すスティーブ・ジョブズでした、
『全地球カタログ』は廃刊になりましたが、雑誌から生まれた無料イベント(コンピュータ教室)は継続していました。大学生だったジョブズらは通いマスターし、やがて自宅ガレージでキーボードを制作して起業します。
稼いだお金はMacintoshを生み出す資金源となりました。禅に傾倒していたジョブズは悪戦苦闘に末、iPhoneを発表。サブカルチャーは、メインカルチャーになったのです。
ジャック・ケルアック。バックミンスター・フラー。スティーブ・ジョブズ。ジョブズが未来の歩き方を考えたとき、それぞれの点はひとつの線となって繋がったのです。
未来はかならずやってきます。決してやってこない人を待つのはエネルギーがいることですが、”ハングリーであれ、愚直であれ”を信じた”オン・ザ・ロード”でステップしつづけなければなりません。
宇宙船地球号
宇宙船地球号というイメージが発表されたのは。1879年でした。随分以前ですね。「地球を宇宙を航海する船」に見立てる概念として最も初期のものは、19世紀のアメリカ合衆国の政治経済学者・ヘンリー・ジョージの名著『進歩と貧困(Progress and Poverty)』(1879年)でした。この時点では地球という「船」の貯蔵は無限であるとされていました。
「宇宙船地球号(Spaceship Earth)」という言葉は、20世紀アメリカの建築家・思想家であるバックミンスター・フラー(Buckminster Fuller)によって有名になります。「二十世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチ」の異名をとるリチャード・バックミンスター・フラーは1963年、『宇宙船地球号操縦マニュアル(Operating manual for Spaceship Earth)』という書籍で、宇宙的な視点から地球の経済や哲学を説きました。科学技術の全面利用を、地球規模の変革につなげようと提唱したのです。最小限のアクションで最大の効果を得るというスタンスでした。
宇宙船地球号は、地球上の資源の有限性や、資源の適切な使用について語るため、地球を閉じた宇宙船にたとえて使う言葉になりました。バックミンスター・フラーが提唱した概念・世界観です。フラーは、地球の歴史とともに蓄えられてきた有限な化石資源を燃やし消費し続けることの愚を説いた最初の人です。その後、ケネス・E・ボールディングは経済学にこの概念を導入しました。
有限な化石資源は自動車で言えばバッテリーのようなものであり、メイン・エンジンのセルフ・スターターを始動させるために蓄えておかねばならないとアプローチしました。
メイン・エンジンとは風力や水力、あるいは太陽などから得られる放射エネルギーなどの巨大なエネルギーのことであり、これらのエネルギーだけで社会や経済は維持できると主張し、化石燃料と原子力だけで開発を行うことはまるでセルフ・スターターとバッテリーだけで自動車を走らせるようなものだと力説。
フラーは人類が石油やウランといった資源に手を付けることなく、地球外から得るエネルギーだけで生活できる可能性がすでにあるのに、現存する経済や政治のシステムではこれが実現不可能であると述べ、変革の必要性を強調しました。未来はかならずやってきます。決してやってこない人を待つのはエネルギーがいることですが、”ハングリーであれ、愚直であれ”を信じた”オン・ザ・ロード”でステップしつづけなければなりません。
宇宙船地球号からiPhoneそして禅
『全地球カタログ』(ホース・アース・カタログ/Whole Earth Catalog)は、1968年に、スチュアート・ブランド/Stewart Brandによって創刊されたヒッピー向けのカタログ風の雑誌です。WECと略されます。
創刊号(1968、FALL)の表紙を飾ったのは、NASAが提供した宇宙に浮かぶ地球の写真でした。初代iPhoneの待受受けのロック画面に地球の画像が使用されたことを記憶されている方も多いでしょう。スティーブ・ジョブズ氏の言葉として有名な”Stay hungry, stay foolish”/ハングリーであれ、愚直であれ”は、1971年の廃刊号の裏表紙にプリントされたバックミンスター・フラー博士の言葉からの引用です。
”Stay hungry, stay foolish”は、バックミンスター・フラー博士の生き方そのものでした。その生涯を通して、人類の生存を持続可能なものとするための方法を探り、その発明とコンセプトはヒッピー文化のみならず現在の社会の大きな要素になっている<宇宙船地球号>はじめ様々な発明に結実、モントリオール万博に建造した球体型(ドーム型)はいまも世界で目にします。
しかし、その業績は然るべき評価を受けたとは言い難く、ほとんどは実用化されず、また関わったほとんどの分野(建築など)では厳しい批評に晒されるか、ユートピア主義者とされ無視されました。その悔しさを受け継いだのがスティーブ・ジョブズ氏でした。
ジョブズ氏とフラー博士には「未来に貢献したい」という共通点がありました。それを可能にする行動原理がフラー博士の言葉にあります。
「何かを変えるには、既存のモデルを時代遅れにする、新しいモデルを打ち立てよ」
ジョブズ氏がコンピュータと遭遇した縁も「ホース・アース・カタログ」によるものでした。廃刊記念イベントの縁で四年後に始まった『コンピュータクラブ』に大学を中退したスティーブ・ジョブズ氏は友人スティーブ・ウォズニアック氏と参加、知識を得てアップルを共同で起業します。
ヒッピー文化に憧れていたジョブス氏はWECの熱心な購読者であり、WECを介して知ったフラー博士の生き方に共鳴したジョブス氏はさらに身体感覚を大切にする禅の教えに学びシンプルで豊かな日本文化に触れ、いのちつきるまでこころの指針にしたのです。
ジョブズ氏とアップル社の二人三脚で繰り広げたコマンド入力しない身体感覚のコンピュータ、かたつむりが宇宙船地球号になって空を飛ぶ歴史の痛快は、WECの縁起による生起です。
”Stay hungry, stay foolish”は、無明に射した光だったのです。人間はひとつの縁でどこまでも遠くに行ける証です。そしてスティーブ・ジョブズは、宇宙船地球号をイメージしたアップル本社の建築途中で亡くなりました。
「マンダラチャート」のモチベーションになる縁は、まだ無明なこころにあり、意思があれば十二縁起を回り続けて刹那減を繰り返し無明に光が射す時を迎えるのです。
iPhoneにこめられた「禅のこころ」
ヒッピーに憧れていたスティーブ・ジョブズが、海を笑った曹洞宗僧侶・鈴木俊隆氏 に感銘を受け遂には曹洞宗 への改宗を求めたが否定されたんで断念したというエピソードがあります。
「ビート・ジェネレーションと言われていた当時の若者の間でZEN人気が高まり、詩人のアレン・ギンズバーグ(著書:Howl and Other Poemsなど)やジャック・ケルアック(著書:On the Road、The Dharma Bumsなど)のスタイルにもその影響が表れました。これがヒッピーに継承され、ボブ・ディランやスティーブ・ジョブズの魂に深く染み込みました。
禅とは何かと問われた時に「即身即仏」と答える人物がいます、
「即身即仏」つまり「心はそのまま仏である」と答えたのは、唐の時代の禅の高僧・馬祖道一(ばそどういつ)です。ここでいう心とは、私たちの心とは遣います。私たちの心は迷いや苦しみ、それに欲望が絶えません。期待と失望の繰り返しで、そねみや恨みや憎しみが知らないうちにたまっています。そういう心ではなく、仏の心とは「天使のような子どもの心」だともいわれます。あるいは経典が教えるように「人が仏を想うとき、心が仏をつくる。その心の姿がそのまま仏なのだ」という考え方です。
密教を日本に広めた弘法大師空海も「即身即仏」を伝えました。密教の特徴として「人は誰でも生きながらにして仏」と説きました。四国八十八ヶ所霊場巡りでのお接待さん。高野山で見られる高野聖のたくさんのお墓も、「生きながらにして仏」になりたい人々の声が聞こえてくるようです。この人たちは自分の関心は内面を優先していると思われがちです。ZENは、物質社会のアメリカのサブカルチャーに大きな影響を与えたのです。
しあわせはし合わせの合わせ技
しあわせは自分の内にしかないと知った男と外にしかないと思い込んだ男は、やがて海を渡った。
内とは「内面(内的)」のことで、精神生活をいいます、優しさ、思いやりなどがそうです。本質的な要素です。
外とは「外面(外的)」とは、物事や物質の外側を指す言葉。 その人の外見の状態を表す。役職、資格、経歴、財産など他者がその個人を知らなくても評価しやすい外面(外的)の要素は、期限、地域限定的です。
ただし「外面(外的)」要素のレベルアップを支えているのが「内面(内的)」の強さだったりするので、一概にわりきることはできません。結局は本人のプロセスが大切になります。
人間は良くも悪くも、思った通りになるものです。
だから良くしょうと思うなら、否定的な意見はいわないほうがいいのです。ところが思った通りになっているのに、あるいはそのプロセスにいるのに、否定的になるという不思議をやるものです。
つまり「やり続ける」ことが苦手であるとことを心して取り組まなければならないのです。
誰でも天賦の才を持って生まれる。
だが、生きていく過程で天才を喪失する。
その才能を使って与えられた使命、天命を果たすために。
しかし残念ながらその才能を使うことなく終わることが多いようです。
自分にも、誰にも見いだされずに終わってしまう才能は本当に多いでしょう。
(中略)
確かに現代の人間界は天才を見いだしづらい、磨きづらい、そんな環境にあることは確かです。
自分が本当に好きなことをして生活をしている人の数を考えれば分かります。
世に天才と言われる人は少数ですが、これは天才の数が少ないのではなく、
天才を見つけ磨こう、発揮しようとする人の数が単に少ないだけでしょう。
(バックミンスター)
大人になるとやらない言い訳を並べてつ続けなくなります。
この心することは「やり続ける」の一部です。プロセスはいつもステップを踏むことなので、求めるものを得るにはステップを踏み続けるしかないのです。失敗もするし、怪我もします。賢い女性は知らん顔してよく見ています。モテる男はステップを「天使のような子どもの心」で、踏み続けてプロセスから脱落しない男です。
会社でいちばんの重責を担いたいと思ったら、まず与えられた仕事で一番になることです。一番を無心で繰り返していると究極一番トップになるものです。「学歴がないからんなんて」否定的なことを言ってはだめです。トイレ掃除を与えられたら「天使のような子どもの心」で、一番トイレ掃除が上手い人になることです。
「あるべきようわ」です。
内のパワー/Well-being(ウェルビーイング)
ウェルビーイングな人生200年、あなたと次世代のあなた(=子ども、孫たち)がエンドレスにワンダフルに生きることで、より多くの課題を解決できる気づきの大切さについて語ります。学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。問われているのは心理的安全性への気づきです。
今なぜウェルビーイングが注目されているのでしょう。
Well-being(ウェルビーイング)とは、Well(よい)とBeing(状態)が組み合わさった言葉で、「よく在る」「よく居る」状態、心身ともに満たされた状態=しあわせを表す概念です。 元々は1946年にWHO(世界保健機関)が示した「健康」の定義の中に登場した言葉で、16世紀のイタリア語「benessere(ベネッセレ)」が語源です。
ヒトは「し合わせ」を求めて暮らしています。『しあわせ』と一言でいっても漠然としていますが、しあわせの要素とバランスを考えて定義づけてみると、想像を超える生きるヒント、働くヒント、愛するヒントがあることに気づくことができます。
いま、Well-being(ウェルビーイング)が注目される理由に、「天使のような子どもの心」でしあわせな状態であることが、さらに多くの問題を解決する力があることに気づきが起こっているからです。
学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。
問われているのは心理的安全性への気づきです。
ウェルビーイングに気づくライフスタイル(曼荼羅チャート)
世界が注目する”Well-being(ウェルビーイング)”は、実はとっても簡単なお話です。
お金があるヒトには、よりお金が集まるように、しあわせなヒトには、より多くのしあわせが集まるというお話です。そこでしあわせの質をより良いものにすれば、様々な困難を解決できるのではないのかと注目されているのです。このお話、お釈迦様が入滅される直前に弟子に遺された「自灯明・法灯明」に通じる気がしています。
『ハーバードの人生を変える授業』の著者、タル・ベン・シャハー博士が提唱した「SPIRE(スパイアー)」とは、「Spiritual Well-being(精神的ウェルビーイング)」「Physical Well-being(身体的ウェルビーイング)」「Intellectual Well-being(知性的ウェルビーイング)」「Relational Well-being(人間関係におけるウェルビーイング)」「Emotional Well-being(感情的ウェルビーイング)」の5つの頭文字を取った言葉です。学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。
問われているのは心理的安全性への気づきです。
タル博士は、人生は選択の連続であるとして、ひとつひとつの選択が敷石となり、歩む道をつくっていることを指摘しました。つまりSPIRE(スパイアー)なウェルビーイング(Well-being)に裏付けされた選択が「し合わせ」を踏み外すことのない人生を呼び込むことができるとしたのです。選択は自分の運命を自分で切り開くことと同じ意味ですから人生脚本が自分本来のセンスとシンクロすることになります。これは自分を裏切らないという点で、とてもすばらしいことなのです。
ヒトは「人生は選択である」ことを知識として認識していますが、実践できているヒトは少ないのが現実です。Well-beingは、しあわせな状態にあってこそ効果を発揮します。しあわせとは、どこか遠いところにあるものではなく、いまここ、「天使のような子どもの心」で、手元にあるものなのです。アサーティブな「天使のような子どもの心」で野球に打ち込む大谷さんや、iMacやiPhoneにように面白いものを世に出したスティーブ・ジョブズのように。
またWell-beingを語る上で重要なマーティン・セリグマン博士のPERMAモデル、さらに国連に報告されているギャラップ社による 5つの構成要素による大規模な世界的調査も気になるところです。
心理学には、組織や個人、社会の「し合わせ」にフォーカスし、持続性のある「し合わせ」を手に入れる方法を研究するポジティブ心理学という学術領域がありますが、共通しているのは「行動(状態)」の気づきです。人生は「縁起」つまり原因と結果の連鎖であると覚られたお釈迦さまが2500年前に「八正道」を説かれ、実践の尊さを伝えられたことに通じます。
SPIREモデル
SPIREは、ポジティブ心理学の第一人者の一人、マーティン・セリグマン博士が提唱したモデルです。全体の幸福度を、SPIREを構成する5つのモデルに分けて分析します。SPIREの説明に入る前に、『全体の幸福度』すなわち「Wholebeing(ホールビーイング)」に触れておきます。
学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。心理的安全性への気づきです。
「Wholebeing(ホールビーイング)」とは、Whole(全体)と、being(ありかた)を合わせた用語で、「全体性を持ったあり方」のような意味で使われています。ホールビーイングを追求していくと「一人一宇宙だけど、繋がることで、大宇宙を形成している」原理原則に気づきます。
マーティン・セリグマン博士によれば、「し合わせ」やウェルビーイングについて語るとき、精神的なものだけに重きを置いてしまい、身体についての話が抜けていたり、逆も然りですが、「し合わせ」について考える時に重要なのは、「全体性(Wholebeing)」だと説きます。つまり行動することでオープンになり繋がらないことも、繋がることもできるのです。一つの構成要素だけに重きを置いてしまうと、全体的なバランスが取れず行動が抜け落ちて概念的なものに終始します。全体的なバランスを取るとは行為そのものを意味します。ヒトはいまここを生きているので行為がなければ意味を為さないのです。繋がらないことも、繋がることも行動であってSPIREの5つの要素に含まれています。
「Wholebeing」の構成要素は何か?それが5つの要素であるSPIREです。
学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。
SPIREには心理的安全性と宇宙のへの気づきがあります。
Wholebeingを構成する5つのモデルがSPIRE
SPIREモデルは、PERMAの法則と同様に、内容は違うものの具体的な毎日のルーティン(routine)にすることで、5つのバランスがとれた状態を目指しています。ルーティンの語源は毎日通るルート(route)のことです。マンダラチャート(ダウンロード/PDF)
オオタニさんがマンダラシートを毎日実践したように、毎日課題解決にウェルビーイングな状態を実践したので、オオタニさんにはWholebeing(全体的)なウェルビーイングな状態が続いています。未来はかならずやってきます。決してやってこない人を待つのはエネルギーがいることですが、”ハングリーであれ、愚直であれ”を信じた”オン・ザ・ロード”でステップしつづけなければなりません。
- Spiritual Well-Being:精神のウェルビーイング
- Physical Well-Being:身体のウェルビーイング
- Intellectual Well-Being:知性のウェルビーイング
- Relational Well-Being:人間関係のウェルビーイング
- Emotional Well-Being:感情のウェルビーイング
Spiritual Well-being/精神的ウェルビーイング
自分の人生の目的や意義が何か。どんな価値観のもとに行動するのか。今ここを感じているマインドフルな感覚などを分かっているか。もしくは感じている状態かどうか。後述するゲンキポリタンのライフデザインに通じます。
Physical Well-being/身体的ウェルビーイング
フィジカル・ウェルビーイングは、身体的な幸福を指す要素です。適度な運動を行い、睡眠を十分に取れば、体の健康や幸福につながり、よりよい選択に導きます。
運動を週に2日以上する人は「し合わせ」で、ストレスが大幅に少なくなることが分かっています。
また、適切な睡眠によって、ぐっすり眠れば前日のストレスが解消され、エネルギーが湧いてくるだけでなく、高い幸福度を得られる可能性があります。フィジカル・ウェルビーイングは、縁起の「全体性(Wholebeing)」のバランスとマインドフルネスを整えるための基本です。
Intellectual Well-being/知性的ウェルビーイング
深い学びに主体的・自発的に関わることで、経験を広げている要素です。主体的・自発的に関わるにはマインドフルネスな状態であることが前提であることに気づけることが重要です。
Relational Well-being/人間関係におけるウェルビーイング
人生で強力な人間関係や親しい友人を持つことが「し合わせ」につながります。
Relational Well-beingは、無形資産を築く要です。
Emotional Well-being/感情的ウェルビーイング」
ポジティブな感情を持つことは「し合わせ」の指標になるほか、身体的、知的、心理的、社会的な豊かさにつながります。ポジティブな感情とは、希望、興味、喜び、愛、思いやり、プライド、感謝の気持ちなどです。
例えば、ポジティブな感情を高める方法として、次のような行動があります。
- 大切な人と過ごす
- 趣味などの楽しめる活動をする
- 感謝していることやうまくいっていることを振り返る
- 好きな活動に参加する
- 日常の活動や仕事に集中する練習をする
- 自分の強みを知り、発揮する
以上、SPIREモデルの5つの要素は、概念を超えて、全体的に実践されることでバランスのとれた統合された「Wholebeing」を実現します。
PERMAモデル
Well-beingを語る上で重要なPERMAモデルも気になるところです。
学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。
PERMAには、SPIREと同じく心理的安全性と宇宙のへの気づきがあります。
「PERMA」は、ポジティブ心理学を推進したアメリカのマーティン・セリグマン博士の提唱したモデルです。PERMAは、幸福度を論理的に測る要素として、下記の5つで構成されています。
PERMAによる幸福度を論理的に測る要素
PERMAとは、ポジティブ心理学の父とも呼ばれるペンシルバニア大学のマーティンセリグマン博士を中心に提唱している『幸福の5つの要素』のことです。セリグマンによれば、「し合わせ」な状態やWell-beingと呼ばれる状態には、以下の5つの要素の頭文字をバランスよく兼ね備えていることが重要です。
- Positive Emotion:ポジティブ感情
- Engagement:没頭
- Relationship:人間関係
- Meaning:意義
- Accomplishments/Achievements:達成
PERMA理論は、『しあわせ』を向上させ、不安、うつ、ストレスを減少させるための、エビデンスに基づいたアプローチです。ポジティブな感情、没頭、人間関係、意義、達成を体系的に高める活動によって『しあわせ』に導きます。
Positive Emotion/ポジティブ感情
Positive Emotion:ポジティブな感情を持つとは、おもしろい、楽しい、うれしい、気分が良い、希望が持てる、感謝など心地よいと感じる感情のことです。
Engagement/没頭する、自発的に従事する
物事への主体的な関わることで、何かに没頭したり、主体的に自分から行動を起こしたり、何かに係わっていること、夢中になって何かに取り組むことで時間を忘れて集中する体験が好ましい結果につながります。
Relationship/人間関係
Relationship 他者との前向きな人間関係・信頼関係とは、援助する・してもらう、協力する、意思疎通する など他者に支えられ、愛され、大切にされていると感じることができる関係が良好な関係です。
他者とは、パートナー、友人、家族、同僚、上司、コミュニティーが含まれます。
例えば、他者との良好な関係を築く方法として、次のような行動があります。
- 興味のあるグループに参加する
- よく知らない人に質問するなどして、相手をもっと理解する
- しばらく関わりのなかった人と連絡を取る
Meaning/意義
生きる意味・意義、社会貢献など人生の意義をモチベーション高く追求する姿勢は、自己マスタリーと共通しています。自己マスタリーとは、米国の経営学者ピーター・センゲが『学習する組織』で提唱した個人の成長と学習に欠かせないディシプリン(訓練法)であり、人生において自分が 心から求めている結果(創り出したい未来、創造したいものやこと)を生み出すために、自身の能力と意識を絶えず伸ばし続けることです。
Accomplishment/達成
Accomplishment(達成)とは、何かを達成する、成果を出す、達成感を得ることです。
熟練していく過程を楽しんだり、自己効力感を感じること。
PERMA(パーマ)モデルとSPIREモデルの違い
PERMA(パーマ)モデルとSPIREモデルは何が違うのでしょうか。
2つのモデルには「人間関係」など、共通する言葉もあります。
「し合わせ」やWell-beingについて語るとき、往々にして「精神的な側面」に注視しがちです。
PERMA(パーマ)モデルは自分の内面に意識を向ける項目が多く、それに対してSPIREモデルは「身体」というボディ自体への意識が強い点が違います。
共通点は「バランス」に注目している点。それをタル博士は明確に全体性(Wholebeing)という言葉で明確にしていますね。一つの構成要素だけ秀でていても、全体のバランスは取れません。
GALLUP/ギャラップ社
ギャラップの5つの指標の特徴は大規模な世界的調査から見えた5つの構成要素である点です。
アメリカの調査会社であるギャラップ(GALLUP)社は、2005年から、150カ国以上、それぞれの国で15歳以上の約1000人を対象に、グローパル調査(Galup World Poll) を実施しています。
その中で主観的なウェルビーイングも調べており、その結果から『しあわせ』に必要な要素を5 つを定義しています。この調査結果は、国連が毎年発表している『World Happiness Report』(世界幸福度報告)にも利用されています。
ギャラップ社の5つの指標
ギャラップとは世論調査やコンサルティングを行うアメリカの企業です。同社は、各国・地域において世論調査を行い、ウェルビーイングに関する調査に役立つデータを提供し続けており、ギャラップは、ウェルビーイングの指標として、下記の5つを示しています。
- Career well-being(キャリア ウェルビーイング)
- Social well-being(ソーシャル ウェルビーイング)
- Financial well-being(フィナンシャル ウェルビーイング)
- Physical well-being(フィジカル ウェルビーイング)
-
Community well-being(コミュニティー ウェルビーイング)
ギャラップによると、この5つの要素は、信仰や文化、国籍を問わず、共通しているようです。
どれかひとつでもうまくいかず苦しんでいる要素があると、その人の幸せのダメージになる。一方で、どれかひとつの要素だけ突出してうまくいっても、残る4要素をないがしろにしていると、日々「し合わせ」を感じる生活は手に入らないと報告しています。
5 つの要素それぞれについて、少しずつでもよリ良い状鰭を自指して 行動することが大事なようです。
Career well-being(キャリア ウェルビーイング)
ウェルビーイングの5つの要素の中で最も重要なのが、キャリア ウェルビーイングです。
キャリアウェルビーイングとは、自分の時間の大半を占めていること仕事に於いてしあわせであり、楽しみ、情熱をもって取り組んでいることです。
キャリアは、一般的にいわれる「仕事上の経歴」だけを指すものではありません。自分の人生そのものをキャリアと捉えるため、育児や勉強、趣味、ボランティア活動なども含まれます。日々の時間を多く費やしている事柄に、どれだけ充実した気持ちで取り組めているかを測る指標です。
私たちは週の大部分を何かをするために費やしています。もしその時間が充実していて意味があると思えるのなら、キャリア ウェルビーイングが高いと言えます。キャリアウェルビーイングが高い人は、人生で2倍以上の豊さを感じているという結果もあります。
Social well-being(ソーシャル ウェルビーイング)
人生で強力な人間関係や親しい友人を持つことが「し合わせ」につながるというのが、ソーシャル ウェルビーイングです。・・・強い信頼と愛情でつながっていて、良好な人間関係を持ち、人間関係において幸福であること。ここでのソーシャルは、人間同士のつながりを指します。家族、同僚、恋人などとどれだけ深い信頼関係を築けているか、またその関係性の在り方に満足しているかが問われます。
職場や自宅でのコミュニケーション、電話、友人との会話、電子メールなどの社交的な行動を1日1時間でもすると、幸福を感じてストレスが減ることが分かっています。最大6時間までで、時間が多いほど効果があります。
献血をした後に良い気分になったというのもソーシャルウェルビーイングの一例です。ある組織に貢献したり参加したり実践すると深い幸福が得られます。また、このような社会と繋がった行動を通じて自分の能力に真の自信が持てるようになります。
Financial well-being(フィナンシャル ウェルビーイング)
経済的ウェルビーイング・・・ここでのフィナンシャルは、経済的に安定していて幸福であること、経済的な満足度を指します。効率的・効果的に資産の管理や活用ができている。大金持ちの状態ではなく、生活していくために十分なお金が手元にあり、将来に向けた資産を管理運用できていることが重要です。
経済的に幸福とは、不安なく人生を歩むための効果的な資産運用ができているか、満足できる報酬を得られているかといったことが該当します。経済的な幸福を指す要素です。これは、収入の多さという尺度だけではありません。人は自分のためよりも、他人のためや慈善団体への寄付にお金を使うと幸福を感じることが分かっています。また、物を購入するよりも、外食や休暇などの体験を買うとフィナンシャル ウェルビーイングが高まります。
Physical well-being(フィジカル ウェルビーイング)
この場合のフィジカルとは、身体と精神が健康な状態にあることです。1946年にWHO(世界保健機関)が示した「健康」の定義のことで、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされたしあわせな状態であることをいいます。身体的な理由でやりたいことに制限をかけず、日々の生活必要な活力が十分にあり、存分にパワーを発揮できる状態を指します。
Community well-being(コミュニティ ウェルビーイング)
地域社会でのウェルビーイング・・・地域社会に貢献している、住んででいる地域に深く根をおろして繋がっている感覚があり、地域社会での幸福を感じていること。自身が、他人やグループ、コミュニティーに影響を与えられると、幸福を感じるというのがコミュニティー ウェルビーイングです。
コミュニティは、地域社会とのつながりに対する幸福度を指します。住んでいる地域のコミュニティと深く関わり、良い関係にある場合、コミュニティ ウェルビーイングが高いといえます。
弘法大師空海の心「マンダラチャート」
いきいきゴエス協会が提唱するエンドレスにワンダフルな200年ライフは、すべては縁起の連鎖であるという視点に立っていて、心理的安全性を高めるマインドフルネスによる自我執着心からの解放を『無意識の人生脚本の書き直し』を5つのライフテーマで行っています。学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。「自分忘れ」にはSPIRE、PERMA、ギャラップ社と同じく心理的安全性と宇宙のへの気づきがあります。
この嵐を治めようと思うな!己が風になれ!
この雨を治めようと思うな!己が雨になれ!
キャ(空)・カ(風)・ラ(火)・バ(水)・ア(地)!!」(己が宇宙とひとつになれ!)と叱咤激励。
10000回の学びを100000回学ぶ弘法大師空海の心です。
無邪気は子どもの心で、「あるべきようわ」を整えて大宇宙(大日如来)の元に行けとアプローチされました。それが四国お遍路の象徴である「同行二人(どうぎょうににん)」に表れれいます。高野山の高野聖の墓が象徴しています。
*遍路修行をしているとき、常にお大師さま(弘法大師)と共にいるということです。
呼吸を神経ネットワークにギフトして、マインドフルネス(対象になりきる)であることが自利利他を引き寄せるように、ウェルビーイングな人生脚本を周活・週活・終活にギフトするので、ひたすら一人一宇宙のルーティンを行うだけで「Wholebeing」つまり全体に(統合された)大宇宙がある状態になります。
未来のためにできること
私たちが「未来のためにできること」は、それぞれが「あるべきようわ」に裏付けされたライフスタイルで、ライフステージを過ごすことです。たとえば、いつまで生きてられるか分らないけれど、200年婚をやりとげるために「毎日がひなまつり」することがパワーなのです。
「あるべきようわ」とは、政治家は政治家としてに規範を守り、教師は教師としての規範を、警官は警官、夫は夫、妻は妻、子どもは子どもとしての規範を愉しみながら、宇宙船地球号がフライトできるように、節度を守ってマインドフルネス(没入)に暮らすことです。
自分を忘れてあるべきようわを全うしましょう!
- マインドフルネス(自分忘れ)
- ライフスキル
- ライフデザイン
- ライフプラン(有形資産と無形資産)
- ライフシフト
- ライフステージ
心理的安全性を高める効果のあるマインドフルネスを瞑想のことだと勘違いされている方が少なくありませんが、瞑想は心身をリラックスして対象に集中できる状態にするものです。マインドフルネスとは、いま、この瞬間の体験に意図的に意識を向けて、評価したりせずに、とらわれのない状態で、ただ集中、没頭することで心理的安全性を高めます。
つまり物理的にウェルビーイングな状態を図るというより「自分を消し去り忘れる」ことで対象になりきる「自分忘れ」によってウェルビーイングな状態を作り出してしまうのです。しかし物理的に心理的安全性を高めるというのも実際には脳は作り出した錯覚にすぎません。
学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。自分忘れであっても実際の効果では勝っていることは体験が心理的安全性と宇宙のへの気づきをスピリチュアルに呼び込みます。
ライフスキルとは、自由で豊かなライフシフトを進めて、ライフステージを生きる力(技術)です。自身はもちろん、次世代にまでエンドレスにワンダフルは状態つまりマインドフルネスな状態で生きることができるようにするものです。ライフスキルは主に5つのスキルで構成されています。
ライフスキルが整っていることで、ライフデザインをライフプランに落とし込み、有形資産と無形資産を築くモチベーションに高めることが可能になります。ライフプランを具体的に設計してライフシフトを通して実現に取り組むことで次世代への学習効果が生まれます。
ライフプランは主にライフイベントを想定したファイナンシャルプランですが、これにライフシフトするための無形資産を加えます。ライフシフトはリタイア後の暮らしまでプランに加え生涯学習をスケジューリングします。
この世には自然の対極にあるものは芸術しかなく、芸術は常識という固定観念から自由になることから始まります。人間は自然から分離したために芸術を征くしかないので、五感、六感を磨くしかありません。仏教(瑜伽派)では八識といい、六感までを六識と呼び、残るふたつが潜在意識にある自我執着心と根本心の二層のことで、これらから自由になれずに苦しみます。
二層に縛られることなく自由になること、つまり本物の人生を生きることで、自然と対峙できるレベルの芸術に行き着くことができます。つまり芸術、アートとは、見えるもの、見えないものから自由になって本物を見抜くLOVEのことで経験と知性が必然です。芸術は掃除にも洗濯にも料理にも宿っていて、選択こそが自分の運命を自ら切り拓くいのちの芸術なのです。
昔、アメリカに鯉のぼりを送ると言ったら、子供がいる家がバレるのでアメリカには適さないと言われましたが、思えば日本、日本人は感性豊かな国民が暮らす島国の地だったのです。
「光陰矢の如し」光は太陽、陰は月、自然に寄り添う暮らし方に、芸術になりきれない(執着から離れられない)ことを恥じて、慎ましさに芸術を見出そうと選択していたのかもしれません。身の丈とはマインドフルネスであることを表します。すなわち、いま、ここ、自分を忘れてひたすら没入するのです。
まとめ
未来はかならずやってきます。決してやってこない人を待つのはエネルギーがいることですが、”ハングリーであれ、愚直であれ”を信じた”オン・ザ・ロード”でステップしつづけなければなりません。
ゲンキポリタン大学
「ゲンキポリタン大学」では、「社会人基礎力」をコアに<人生100年時代の曼荼羅>を描くように、ライフシフトをバックアップするさまざまな講座を、さまざまな方を対象に、さまざまな形態で開催しています。ご都合に合わせた形態をお選びください。
「社会人基礎力」(全6回)
- 人生100年時代社会人基礎力3つの能力
- 社会人基礎力①12のの能力要素
- 社会人基礎力②前に出る力を育てる主体性と8つの基準
- 社会人基礎力③考え抜く力を育てる思考法
- 社会人基礎力④チームで働く力
- 社会人基礎力に追加された3つの視点
GTD®勉強会
- 社会人基礎力|GTD①マンダラ思考で情報をゴエスする
- 社会人基礎力|GTD②頭の中の「現実」もすべて把握する
- 社会人基礎力|GTD③アセスメントを設定して「できる」行動をリストにする
- 社会人基礎力|GTD④アセスメントのために見極める
社会人基礎力|GTD⑤マンダラ思考で整理する
社会人基礎力|GTD⑥システムをマンダラ思考で見直す - 決定版「図解」十二縁起
コラム 自我と交流分析
- 100年「し合わせ」な整え日記
- 自他肯定をライフスタイルにする『お粥さんプロジェクト』
- 人生の方程式から外れない<イマジン>3つの自我の使い方
- メンタルモデルを変える5つの心とエゴグラム
- 般若のゴエス|自分を忘れるアサーティブ・コミュニケーション
- 般若のゴエス|アサーション・コミュニケーション|率直について
- ロジカルシンキング
- ラテラルシンキング
- システム思考
関連サイト
- アサーティブ/アサーション(変身資産)
- ライフスキル
- ライフプラン(金融資産)
- ライフデザイン
- マインドフルネス
- 睡眠/呼吸(活性化資産)
- 生産性資産
- パートナー資産
- 3倍とんがる!モチベーションの作り方
- 三宝院沙門の宇宙船地球号
-
ゲンキポリタン大学は、(一社)いきいきゴエス協会の運営です。
メルマガ登録よろしくお願いいたします。
3倍とんがる!モチベーションの作り方
コメント