社会人基礎力①|3つの能力と12の能力要素

正しいやり方 ゲンキポリタン大学
この記事は約7分で読めます。

「社会人基礎力」3つの能力/12の能力要素を磨くために大切なのは正しい基準です。基準がなければ、あっても間違っていたら、私たちは身体の歪み同様に認知の歪みがないかをチェックし、あれば改善します。
それには「自分を知る」ということが重要な課題になります。

3つの能力/12の能力要素 8つの正しいあり方をご説明します。

  1. 正しい基準
  2. 正しいゴール
  3. 正しい実践
  4. 正しい精進
  5. 正しい言葉
  6. 正しい内省
  7. 正しい見解
  8. 正しいルーティン

 

成長の“拠り所”としての「社会人基礎力」

マルチステージ

自己マスタリーのよろこびは成長の実感です。
仕事に慣れるところから始まり、経験を積んでいきます。
知らないことと慣れたところが混在しながら、余裕も出て周りを見ると、他者との差に気がつくかもしれません。

もっと努力しておけばよかったと反省することもあると思いますが、考えるべきは、いま・ここ・この瞬間からの成長です。しかし、成長のために、具体的に何をすればよいのか分からないという方も多いでしょう。そんなときは、あらためて「社会人基礎力(=3つの能力/12の能力要素)」を見直すことで、成長への糸口を見つけていくのはいかがでしょうか。

社会人“基礎力”と言われると、新入社員が学ぶものだというイメージがあるかもしれません。しかし、基礎はいつでも揺るぎのない大地、根を生やすエネルギーです。
成長を考える“拠り所”になります。

社会人基礎力 =3つの能力/12の能力要素

ライフシフト

社会人基礎力とは、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、2006年から経済産業省が提唱しているものです。(参考:社会人基礎力 – 経済産業省) その内容は、3つの能力を12の能力要素に分けた形で構成されています。

①「前に踏み出す力(アクション)」の能力要素

「前に踏み出す力(アクション)」の能力要素は、①主体性②働きかけ力③実行力の3つです。

  • 1. 主体性:
    物事に進んで取り組む力
  • 2. 働きかけ力:
    他人に働きかけ、巻き込む力
  • 3. 実行力:
    目的を設定し確実に行動する力

②「考え抜く力(シンキング)」の能力要素

正しいルーティン

考え抜く力(シンキング)」の能力要素は、 ①課題発見力②計画力③創造力の3つです。

  • 4. 課題発見力:
    現状を分析し目的や課題を明らかにする力
  • 5. 計画力:
    課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
  • 6. 創造力:
    新しい価値を生み出す力

 

③「チームで働く力(チームワーク)」の能力要素

マインドトーク&マインドワンダリング

「チームで働く力(チームワーク)」の能力要素は、①発信力②傾聴力③柔軟性④情況把握力⑤規律性⑥ストレスコントロール力の6つです。

  • 7. 発信力
    自分の意見をわかりやすく伝える力
  • 8. 傾聴力
    相手の意見を丁寧に聴く力
  • 9. 柔軟性
    意見の違いや立場の違いを理解する力
  • 10. 情況把握力
    仕事の進行状況、自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
  • 11. 規律性
    社会のルールやヒト、ステークホルダーとの約束を守る力
    (個人の場合もステークホルダーはいるはずです)
  • 12. ストレスコントロール力
    ストレスの発生源を認識して対処する力

「弱み」を把握するために

ライフデザイン

就職活動中や新入社員研修時に「社会人基礎力」を目にしたり、学んだ記憶がある方もいるかもしれません。しかし、業務経験を積んだ今だからこそ、12の能力要素がどれも仕事をするうえで必要な力であることがよく分かるのではないでしょうか。

実際に、上司や先輩から「もっと主体性を発揮して」とか「人の話をよく聴いて」などと、この能力要素に関わる指導を受けた方も多いでしょう。あるいは逆にアドバイスされた方も多いと思います、

12の能力要素は、自分に足りないもの、つまり「弱み」を把握するために使うことができます。それぞれの要素の自己評価を数値化してみるのもいいでしょう。あるいは、周りからよく指導や注意を受ける要素にチェックを入れるだけでも構いません。そうして明らかになった「弱み」を日頃から取り組む課題にしましょう。

社会人基礎力の12の能力要素を自己分析ツールとして活用し、今後の成長をどう図っていくのかを考えるために、各要素を詳しく見ていきます。

正しい8つのあり方

  1. 正しい基準
  2. 正しいゴール
  3. 正しい実践
  4. 正しい精進
  5. 正しい言葉
  6. 正しい内省
  7. 正しい見解
  8. 正しいルーティン

人生脚本の書き直し

人生脚本を書き直さない限り「社会人基礎力」は身につきません

ヒトは誰でも何かを得ようとすると、「自分を変えないといけない」と思ってしまいます。『社会人基礎力』でも、同じです。もう社会で何年も働いてきて、「今さら基礎力なんて、冗談じゃない」と思っても、「自分の人生思い通りになっているのか?」と自問自答したら、「自分を変えなきゃ」と考えるのが、一般的です。
でも、大丈夫。自分を変える必要はありません。人生脚本を書き換えたらいいのです。
私たちは顕在意識で動いていると思っていますが、実際は自動操縦で動いています。
運転免許証と同じで新しく巣立つ社会人が、社会人基礎力を意識したとしても、すぐに社会に慣れるので、自動操縦で動き出します。つまり潜在意識(=人生脚本)に支配され動き出すのです。

人生脚本ってご存知ですか?
映画と同じように、ヒトは脚本に動かされています。人生脚本は、誕生してから1.5歳の自分が書いたものです。1.5歳の赤ちゃんになにが解るかと考えますが、人間は五感つまり視覚(87%)聴覚(7%)触覚(3%)嗅覚(2%)味覚(1%)で情報を収集しています。なかでも嗅覚は鋭敏だと言われています。仏教では五感を前五識といい、それに意識を足したものを顕在意識とし、さらに末那識、阿頼耶識を深層心(潜在意識)としています。これらを全部合わせた「八識」がヒトの実体であるとしています。

つまり言葉を持たない動物と同じように、1.5歳の情報収集力で生きるための基礎力を養っています。そこで保護者との愛着関係を通じて生きる身構え(=ライフスタイル)を身につけているのです。
ライフスタイルとは、次の4つです。このなかからひとつが自分のライフスタイルになります。

  • 私はOK、あなたもOK(自他肯定)
  • 私はOK,あなたはNO(自己肯定・他者否定)
  • 私はNO、あなたはOK(自己否定・他者肯定)
  • 私はNO、あなたもNO(自他否定)

人生脚本は、ライフスタイルの上に構成されます。人生脚本は、ライフスタイルがどうなのかを確認するためのものです。<私はNO、あなたもNO(自他否定)>がスタイルになったヒトは人生100年かけて、それが正解かどうか確かめるのです。
なのでエンドレスにワンダフルな人生を具現化するヒトは、<私はOK、あなたもOK(自他肯定)>を確かめることを目的に、毎日を積み重ねます。毎日の行動が<私はOK、あなたもOK(自他肯定)>なので、他者から好かれ、自分にも肯定的なので、たとえば大谷翔平選手のように笑顔で努力を重ねるのでエンドレスにワンダフルな人生を具現化して人生を終えることができます。エンドレスとは、ライフスタイルを次世代にバトンタッチするからです。

<私はOK、あなたもOK(自他肯定)>以外のライフスタイルは<否定>が入っているので、エンドレスにワンダフルな人生を具現化できません。
でも大丈夫、ゲンキポリタン大学の人生脚本書き直し講座で人生が変わるからです。
詳しくは、ゲンキポリタン大学の人生脚本書き直し講座にご確認ください。

ゲンキポリタン大学

情況把握力で自分忘れ

友だち追加

友だち追加

般若のゴエス|万能感でやる気ホルモン・テストステロンを垂れながせ
人生100年、200年のヒマつぶしといっても、時間がたくさんあるわけではありません。睡眠29%、仕事11%、教育3%、生活(家事・メンテナンス・リラクゼーション)57%を除けば残るのは10%。先人が解き明かした原理原則で短期集中で片付けたいですね。ファンタジーな万能感も使い方で100人力。
般若のゴエス|アサーション・コミュニケーション|万能感って?
「父親のことを二度と卑怯だなんて言うな。お前の親父はおれみたいに銃を持たなくても責任感のある勇敢な人だ。家族全員を守っている。親父たちはみな重い責任を負って墓に入るまでそれを守り続けているのだ。人に言われてやるンじゃない。お前たちを愛しているからだ。オレにそんな勇気はない。毎日畑でラバのように汗を流して働くことこそ本物の勇気だ。」万能感を捨てて無力感を受け入れる。ブロンソンはそう言いました。
般若のゴエス|アサーション・コミュニケーション|自己責任について
アサーションとは自己主張という解釈が広がっていて、そのため言いたいことをいえばいいんだと誤解している方も少なくありません。結論からいうと違います。アサーティブの4本柱と言われるように、率直・誠実・対等を束ねているのは自己責任です。つまり「自由」ということです。自己責任とは良識であり自由なのです。
般若のゴエス|アサーション・コミュニケーション|対等について
コミュニケーションに於ける対等とは、主語が同じであることが原則です、聞いた方の主語と答える側の主語が違うと会話の範囲がずれてくるので対等な会話ができなくなります。対等とは精神的なものではなく、会話の技術です。技術なので勉強すれば改善できますが、認識を間違うとパワハラと誤解されます。
般若のゴエス|アサーション・コミュニケーション|誠実について
経営の神様ドラッカーは、誠実さが欠けていたら組織は腐敗するといいました。同じことは個人や家庭にもいえます。アサーティブの4本柱のひとつである誠実さ(Integrity)とは何でしょう?「誠実な人」は最高の褒め言葉とされています。誠実なヒトは見えないことも見ようとします。聞こえないことも聞こうとします。
般若のゴエス|アサーション・コミュニケーション|率直について
アサーティブ4本柱(率直・誠実・対等・自己責任)から「率直」についてご説明です。アサーティブであるために、率直・誠実・対等・自己責任の4本柱それぞれを具体的に理解することは有効です。ここではPAC交流がどうなっているか図解で説明します。
般若のゴエス|自分を忘れるアサーティブ・コミュニケーション
ヒトの一生とは、起きて・食べて・働いて・寝るだけの繰り返しは、この世に生をうけた生き者すべてに共通した行ないです。アサーティブ、アサーションなコミュニケーションとは、率直・誠実・対等・自己責任を念頭に自分にも相手にも同様に自己主張することです。わざわざアサーティブ、アサーションと念押しするのは、そうでないヒトが多いからです。

 

マインドフルネス 不器用女子の好き避けライフ ライフスキル2.0
アサーティブ ライフプラン&ライフシフト 整理収納(整理・整頓・清掃・清潔・習慣のゴエス)
 
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました