ウェルビーイングな人生200年、あなたと次世代のあなた(=子ども、孫たち)がエンドレスにワンダフルに生きることで、より多くの課題を解決できる気づきの大切さについて語ります。学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。問われているのは心理的安全性への気づきです。
今なぜウェルビーイングが注目されているのでしょう。
Well-being(ウェルビーイング)とは、Well(よい)とBeing(状態)が組み合わさった言葉で、「よく在る」「よく居る」状態、心身ともに満たされた状態=しあわせを表す概念です。 元々は1946年にWHO(世界保健機関)が示した「健康」の定義の中に登場した言葉で、16世紀のイタリア語「benessere(ベネッセレ)」が語源です。
ヒトは「し合わせ」を求めて暮らしています。『しあわせ』と一言でいっても漠然としていますが、しあわせの要素とバランスを考えて定義づけてみると、想像を超える生きるヒント、働くヒント、愛するヒントがあることに気づくことができます。
いま、Well-being(ウェルビーイング)が注目される理由に、しあわせな状態であることが、さらに多くの問題を解決する力があることに気づきが起こっているからです。
学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。
問われているのは心理的安全性への気づきです。
ウェルビーイングに気づく世界
世界が注目する”Well-being(ウェルビーイング)”は、実はとっても簡単なお話です。
お金があるヒトには、よりお金が集まるように、しあわせなヒトには、より多くのしあわせが集まるというお話です。そこでしあわせの質をより良いものにすれば、様々な困難を解決できるのではないのかと注目されているのです。このお話、お釈迦様が入滅される直前に弟子に遺された「自灯明・法灯明」に通じる気がしています。
『ハーバードの人生を変える授業』の著者、タル・ベン・シャハー博士が提唱した「SPIRE(スパイアー)」とは、「Spiritual Well-being(精神的ウェルビーイング)」「Physical Well-being(身体的ウェルビーイング)」「Intellectual Well-being(知性的ウェルビーイング)」「Relational Well-being(人間関係におけるウェルビーイング)」「Emotional Well-being(感情的ウェルビーイング)」の5つの頭文字を取った言葉です。学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。
問われているのは心理的安全性への気づきです。
タル博士は、人生は選択の連続であるとして、ひとつひとつの選択が敷石となり、歩む道をつくっていることを指摘しました。つまりSPIRE(スパイアー)なウェルビーイング(Well-being)に裏付けされた選択が「し合わせ」を踏み外すことのない人生を呼び込むことができるとしたのです。選択は自分の運命を自分で切り開くことと同じ意味ですから人生脚本が自分本来のセンスとシンクロすることになります。これは自分を裏切らないという点で、とてもすばらしいことなのです。
ヒトは「人生は選択である」ことを知識として認識していますが、実践できているヒトは少ないのが現実です。Well-beingは、しあわせな状態にあってこそ効果を発揮します。しあわせとは、どこか遠いところにあるものではなく、いまここ、手元にあるものなのです。
またWell-beingを語る上で重要なマーティン・セリグマン博士のPERMAモデル、さらに国連に報告されているギャラップ社による 5つの構成要素による大規模な世界的調査も気になるところです。
心理学には、組織や個人、社会の「し合わせ」にフォーカスし、持続性のある「し合わせ」を手に入れる方法を研究するポジティブ心理学という学術領域がありますが、共通しているのは「行動(状態)」の気づきです。人生は「縁起」つまり原因と結果の連鎖であると覚られたお釈迦さまが2500年前に「八正道」を説かれ、実践の尊さを伝えられたことに通じます。
SPIREモデル
SPIREは、ポジティブ心理学の第一人者の一人、マーティン・セリグマン博士が提唱したモデルです。全体の幸福度を、SPIREを構成する5つのモデルに分けて分析します。SPIREの説明に入る前に、『全体の幸福度』すなわち「Wholebeing(ホールビーイング)」に触れておきます。
学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。心理的安全性への気づきです。
「Wholebeing(ホールビーイング)」とは、Whole(全体)と、being(ありかた)を合わせた用語で、「全体性を持ったあり方」のような意味で使われています。ホールビーイングを追求していくと「一人一宇宙だけど、繋がることで、大宇宙を形成している」原理原則に気づきます。
マーティン・セリグマン博士によれば、「し合わせ」やウェルビーイングについて語るとき、精神的なものだけに重きを置いてしまい、身体についての話が抜けていたり、逆も然りですが、「し合わせ」について考える時に重要なのは、「全体性(Wholebeing)」だと説きます。つまり行動することでオープンになり繋がらないことも、繋がることもできるのです。一つの構成要素だけに重きを置いてしまうと、全体的なバランスが取れず行動が抜け落ちて概念的なものに終始します。全体的なバランスを取るとは行為そのものを意味します。ヒトはいまここを生きているので行為がなければ意味を為さないのです。繋がらないことも、繋がることも行動であってSPIREの5つの要素に含まれています。
「Wholebeing」の構成要素は何か?それが5つの要素であるSPIREです。
学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。
SPIREには心理的安全性と宇宙のへの気づきがあります。
Wholebeingを構成する5つのモデルがSPIRE
SPIREモデルは、PERMAの法則と同様に、内容は違うものの具体的な毎日のルーティン(routine)にすることで、5つのバランスがとれた状態を目指しています。ルーティンの語源は毎日通るルート(route)のことです。マンダラチャート(ダウンロード/PDF)
オオタニさんがマンダラシートを毎日実践したように、毎日課題解決にウェルビーイングな状態を実践したので、オオタニさんにはWholebeing(全体的)なウェルビーイングな状態が続いています。
- Spiritual Well-Being:精神のウェルビーイング
- Physical Well-Being:身体のウェルビーイング
- Intellectual Well-Being:知性のウェルビーイング
- Relational Well-Being:人間関係のウェルビーイング
- Emotional Well-Being:感情のウェルビーイング
Spiritual Well-being/精神的ウェルビーイング
自分の人生の目的や意義が何か。どんな価値観のもとに行動するのか。今ここを感じているマインドフルな感覚などを分かっているか。もしくは感じている状態かどうか。後述するゲンキポリタンのライフデザインに通じます。
Physical Well-being/身体的ウェルビーイング
フィジカル・ウェルビーイングは、身体的な幸福を指す要素です。適度な運動を行い、睡眠を十分に取れば、体の健康や幸福につながり、よりよい選択に導きます。
運動を週に2日以上する人は「し合わせ」で、ストレスが大幅に少なくなることが分かっています。
また、適切な睡眠によって、ぐっすり眠れば前日のストレスが解消され、エネルギーが湧いてくるだけでなく、高い幸福度を得られる可能性があります。フィジカル・ウェルビーイングは、縁起の「全体性(Wholebeing)」のバランスとマインドフルネスを整えるための基本です。
Intellectual Well-being/知性的ウェルビーイング
深い学びに主体的・自発的に関わることで、経験を広げている要素です。主体的・自発的に関わるにはマインドフルネスな状態であることが前提であることに気づけることが重要です。
Relational Well-being/人間関係におけるウェルビーイング
人生で強力な人間関係や親しい友人を持つことが「し合わせ」につながります。
Relational Well-beingは、無形資産を築く要です。
Emotional Well-being/感情的ウェルビーイング」
ポジティブな感情を持つことは「し合わせ」の指標になるほか、身体的、知的、心理的、社会的な豊かさにつながります。ポジティブな感情とは、希望、興味、喜び、愛、思いやり、プライド、感謝の気持ちなどです。
例えば、ポジティブな感情を高める方法として、次のような行動があります。
- 大切な人と過ごす
- 趣味などの楽しめる活動をする
- 感謝していることやうまくいっていることを振り返る
- 好きな活動に参加する
- 日常の活動や仕事に集中する練習をする
- 自分の強みを知り、発揮する
以上、SPIREモデルの5つの要素は、概念を超えて、全体的に実践されることでバランスのとれた統合された「Wholebeing」を実現します。
PERMAモデル
Well-beingを語る上で重要なPERMAモデルも気になるところです。
学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。
PERMAには、SPIREと同じく心理的安全性と宇宙のへの気づきがあります。
「PERMA」は、ポジティブ心理学を推進したアメリカのマーティン・セリグマン博士の提唱したモデルです。PERMAは、幸福度を論理的に測る要素として、下記の5つで構成されています。
PERMAによる幸福度を論理的に測る要素
PERMAとは、ポジティブ心理学の父とも呼ばれるペンシルバニア大学のマーティンセリグマン博士を中心に提唱している『幸福の5つの要素』のことです。セリグマンによれば、「し合わせ」な状態やWell-beingと呼ばれる状態には、以下の5つの要素の頭文字をバランスよく兼ね備えていることが重要です。
- Positive Emotion:ポジティブ感情
- Engagement:没頭
- Relationship:人間関係
- Meaning:意義
- Accomplishments/Achievements:達成
PERMA理論は、『しあわせ』を向上させ、不安、うつ、ストレスを減少させるための、エビデンスに基づいたアプローチです。ポジティブな感情、没頭、人間関係、意義、達成を体系的に高める活動によって『しあわせ』に導きます。
Positive Emotion/ポジティブ感情
Positive Emotion:ポジティブな感情を持つとは、おもしろい、楽しい、うれしい、気分が良い、希望が持てる、感謝など心地よいと感じる感情のことです。
Engagement/没頭する、自発的に従事する
物事への主体的な関わることで、何かに没頭したり、主体的に自分から行動を起こしたり、何かに係わっていること、夢中になって何かに取り組むことで時間を忘れて集中する体験が好ましい結果につながります。
Relationship/人間関係
Relationship 他者との前向きな人間関係・信頼関係とは、援助する・してもらう、協力する、意思疎通する など他者に支えられ、愛され、大切にされていると感じることができる関係が良好な関係です。
他者とは、パートナー、友人、家族、同僚、上司、コミュニティーが含まれます。
例えば、他者との良好な関係を築く方法として、次のような行動があります。
- 興味のあるグループに参加する
- よく知らない人に質問するなどして、相手をもっと理解する
- しばらく関わりのなかった人と連絡を取る
Meaning/意義
生きる意味・意義、社会貢献など人生の意義をモチベーション高く追求する姿勢は、自己マスタリーと共通しています。自己マスタリーとは、米国の経営学者ピーター・センゲが『学習する組織』で提唱した個人の成長と学習に欠かせないディシプリン(訓練法)であり、人生において自分が 心から求めている結果(創り出したい未来、創造したいものやこと)を生み出すために、自身の能力と意識を絶えず伸ばし続けることです。
Accomplishment/達成
Accomplishment(達成)とは、何かを達成する、成果を出す、達成感を得ることです。
熟練していく過程を楽しんだり、自己効力感を感じること。
PERMA(パーマ)モデルとSPIREモデルの違い
PERMA(パーマ)モデルとSPIREモデルは何が違うのでしょうか。
2つのモデルには「人間関係」など、共通する言葉もあります。
「し合わせ」やWell-beingについて語るとき、往々にして「精神的な側面」に注視しがちです。
PERMA(パーマ)モデルは自分の内面に意識を向ける項目が多く、それに対してSPIREモデルは「身体」というボディ自体への意識が強い点が違います。
共通点は「バランス」に注目している点。それをタル博士は明確に全体性(Wholebeing)という言葉で明確にしていますね。一つの構成要素だけ秀でていても、全体のバランスは取れません。
GALLUP/ギャラップ社
ギャラップの5つの指標の特徴は大規模な世界的調査から見えた5つの構成要素である点です。
アメリカの調査会社であるギャラップ(GALLUP)社は、2005年から、150カ国以上、それぞれの国で15歳以上の約1000人を対象に、グローパル調査(Galup World Poll) を実施しています。
その中で主観的なウェルビーイングも調べており、その結果から『しあわせ』に必要な要素を5 つを定義しています。この調査結果は、国連が毎年発表している『World Happiness Report』(世界幸福度報告)にも利用されています。
ギャラップ社の5つの指標
ギャラップとは世論調査やコンサルティングを行うアメリカの企業です。同社は、各国・地域において世論調査を行い、ウェルビーイングに関する調査に役立つデータを提供し続けており、ギャラップは、ウェルビーイングの指標として、下記の5つを示しています。
- Career well-being(キャリア ウェルビーイング)
- Social well-being(ソーシャル ウェルビーイング)
- Financial well-being(フィナンシャル ウェルビーイング)
- Physical well-being(フィジカル ウェルビーイング)
-
Community well-being(コミュニティー ウェルビーイング)
ギャラップによると、この5つの要素は、信仰や文化、国籍を問わず、共通しているようです。
どれかひとつでもうまくいかず苦しんでいる要素があると、その人の幸せのダメージになる。一方で、どれかひとつの要素だけ突出してうまくいっても、残る4要素をないがしろにしていると、日々「し合わせ」を感じる生活は手に入らないと報告しています。
5 つの要素それぞれについて、少しずつでもよリ良い状鰭を自指して 行動することが大事なようです。
Career well-being(キャリア ウェルビーイング)
ウェルビーイングの5つの要素の中で最も重要なのが、キャリア ウェルビーイングです。
キャリアウェルビーイングとは、自分の時間の大半を占めていること仕事に於いてしあわせであり、楽しみ、情熱をもって取り組んでいることです。
キャリアは、一般的にいわれる「仕事上の経歴」だけを指すものではありません。自分の人生そのものをキャリアと捉えるため、育児や勉強、趣味、ボランティア活動なども含まれます。日々の時間を多く費やしている事柄に、どれだけ充実した気持ちで取り組めているかを測る指標です。
私たちは週の大部分を何かをするために費やしています。もしその時間が充実していて意味があると思えるのなら、キャリア ウェルビーイングが高いと言えます。キャリアウェルビーイングが高い人は、人生で2倍以上の豊さを感じているという結果もあります。
Social well-being(ソーシャル ウェルビーイング)
人生で強力な人間関係や親しい友人を持つことが「し合わせ」につながるというのが、ソーシャル ウェルビーイングです。・・・強い信頼と愛情でつながっていて、良好な人間関係を持ち、人間関係において幸福であること。ここでのソーシャルは、人間同士のつながりを指します。家族、同僚、恋人などとどれだけ深い信頼関係を築けているか、またその関係性の在り方に満足しているかが問われます。
職場や自宅でのコミュニケーション、電話、友人との会話、電子メールなどの社交的な行動を1日1時間でもすると、幸福を感じてストレスが減ることが分かっています。最大6時間までで、時間が多いほど効果があります。
献血をした後に良い気分になったというのもソーシャルウェルビーイングの一例です。ある組織に貢献したり参加したり実践すると深い幸福が得られます。また、このような社会と繋がった行動を通じて自分の能力に真の自信が持てるようになります。
Financial well-being(フィナンシャル ウェルビーイング)
経済的ウェルビーイング・・・ここでのフィナンシャルは、経済的に安定していて幸福であること、経済的な満足度を指します。効率的・効果的に資産の管理や活用ができている。大金持ちの状態ではなく、生活していくために十分なお金が手元にあり、将来に向けた資産を管理運用できていることが重要です。
経済的に幸福とは、不安なく人生を歩むための効果的な資産運用ができているか、満足できる報酬を得られているかといったことが該当します。経済的な幸福を指す要素です。これは、収入の多さという尺度だけではありません。人は自分のためよりも、他人のためや慈善団体への寄付にお金を使うと幸福を感じることが分かっています。また、物を購入するよりも、外食や休暇などの体験を買うとフィナンシャル ウェルビーイングが高まります。
Physical well-being(フィジカル ウェルビーイング)
この場合のフィジカルとは、身体と精神が健康な状態にあることです。1946年にWHO(世界保健機関)が示した「健康」の定義のことで、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされたしあわせな状態であることをいいます。身体的な理由でやりたいことに制限をかけず、日々の生活必要な活力が十分にあり、存分にパワーを発揮できる状態を指します。
Community well-being(コミュニティ ウェルビーイング)
地域社会でのウェルビーイング・・・地域社会に貢献している、住んででいる地域に深く根をおろして繋がっている感覚があり、地域社会での幸福を感じていること。自身が、他人やグループ、コミュニティーに影響を与えられると、幸福を感じるというのがコミュニティー ウェルビーイングです。
コミュニティは、地域社会とのつながりに対する幸福度を指します。住んでいる地域のコミュニティと深く関わり、良い関係にある場合、コミュニティ ウェルビーイングが高いといえます。
ゲンキポリタン/人生100年時代の曼荼羅
いきいきゴエス協会が提唱するエンドレスにワンダフルな200年ライフは、すべては縁起の連鎖であるという視点に立っていて、心理的安全性を高めるマインドフルネスによる自我執着心からの解放を『無意識の人生脚本の書き直し』を5つのライフテーマで行っています。学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。「自分忘れ」にはSPIRE、PERMA、ギャラップ社と同じく心理的安全性と宇宙のへの気づきがあります。
呼吸を神経ネットワークにギフトして、マインドフルネス(対象になりきる)であることが自利利他を引き寄せるように、ウェルビーイングな人生脚本を周活・週活・終活にギフトするので、ひたすら一人一宇宙のルーティンを行うだけで「Wholebeing」つまり全体に(統合された)大宇宙がある状態になります。
人生100年時代の曼荼羅
- マインドフルネス(自分忘れ)
- ライフスキル
- ライフデザイン
- ライフプラン(有形資産と無形資産)
- ライフシフト
- ライフステージ
心理的安全性を高める効果のあるマインドフルネスを瞑想のことだと勘違いされている方が少なくありませんが、瞑想は心身をリラックスして対象に集中できる状態にするものです。マインドフルネスとは、いま、この瞬間の体験に意図的に意識を向けて、評価したりせずに、とらわれのない状態で、ただ集中、没頭することで心理的安全性を高めます。
つまり物理的にウェルビーイングな状態を図るというより「自分を消し去り忘れる」ことで対象になりきる「自分忘れ」によってウェルビーイングな状態を作り出してしまうのです。しかし物理的に心理的安全性を高めるというのも実際には脳は作り出した錯覚にすぎません。
学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。自分忘れであっても実際の効果では勝っていることは体験が心理的安全性と宇宙のへの気づきをスピリチュアルに呼び込みます。
ライフスキルとは、自由で豊かなライフシフトを進めて、ライフステージを生きる力(技術)です。自身はもちろん、次世代にまでエンドレスにワンダフルは状態つまりマインドフルネスな状態で生きることができるようにするものです。ライフスキルは主に5つのスキルで構成されています。
ライフスキルが整っていることで、ライフデザインをライフプランに落とし込み、有形資産と無形資産を築くモチベーションに高めることが可能になります。ライフプランを具体的に設計してライフシフトを通して実現に取り組むことで次世代への学習効果が生まれます。
ライフプランは主にライフイベントを想定したファイナンシャルプランですが、これにライフシフトするための無形資産を加えます。ライフシフトはリタイア後の暮らしまでプランに加え生涯学習をスケジューリングします。
この世には自然の対極にあるものは芸術しかなく、芸術は常識という固定観念から自由になることから始まります。人間は自然から分離したために芸術を征くしかないので、五感、六感を磨くしかありません。仏教(瑜伽派)では八識といい、六感までを六識と呼び、残るふたつが潜在意識にある自我執着心と根本心の二層のことで、これらから自由になれずに苦しみます。
二層に縛られることなく自由になること、つまり本物の人生を生きることで、自然と対峙できるレベルの芸術に行き着くことができます。つまり芸術、アートとは、見えるもの、見えないものから自由になって本物を見抜くLOVEのことで経験と知性が必然です。芸術は掃除にも洗濯にも料理にも宿っていて、選択こそが自分の運命を自ら切り拓くいのちの芸術なのです。
昔、アメリカに鯉のぼりを送ると言ったら、子供がいる家がバレるのでアメリカには適さないと言われましたが、思えば日本、日本人は感性豊かな国民が暮らす島国の地だったのです。
「光陰矢の如し」光は太陽、陰は月、自然に寄り添う暮らし方に、芸術になりきれない(執着から離れられない)ことを恥じて、慎ましさに芸術を見出そうと選択していたのかもしれません。身の丈とはマインドフルネスであることを表します。すなわち、いま、ここ、自分を忘れてひたすら没入するのです。
国連
世界幸福度報告(World Happiness Report)
世界幸福度報告は、国際連合(国連)の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」が刊行するレポートで、世界の約150ヵ国を対象として毎年行われています。
下記の項目ごとに最高で10、最低で0のスコアをつけ、その総合点によって順位を算出します。
学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。国際的な評価が心理的安全性と宇宙のへの気づきをスピリチュアルに呼び込みます。
世界幸福度報告の評価項目
- 1人当たりの国内総生産(GDP)
- 社会的支援(Social Support)
- 健康寿命(healthy life expectancy)
- 社会的自由(freedom to make life choices)
- 寛容さ(Generosity)
- 汚職の無さ・頻度(Perceptions of corruption)
- ディストピア(人生評価/主観満足度)+残余値(Residual)
最後の評価項目にあるディストピアとは「架空の国」を意味します。「各項目が最低値となると仮定されるディストピア(架空の国)」と、どれほどの差があるか(Residual)を測る項目です。
世界幸福度報告(World Happiness Report)の最終的なランキングは、上記7つの評価項目を国や地域ごとに数値化・分析し、その平均値で決まります。
日本は、客観的に見ると安全で平均寿命も長く、平和であるにもかかわらず、先進諸国の中では最下位に位置しています。2022年は54位で、「社会的自由」「寛容さ(他者への寛大さ)」「人生評価/主観満足度」が低く、「1人当たりの国内総生産(GDP)」と「健康寿命」が高い結果となりました。
▼以下は「World Happiness Report2022」のデータから引用です。
- GDP per capita/一人当たりのGDP
- social support/社会的支援
・・・「困った場合に助けてくれる親戚や友人の有無」に対する回答の平均値 - healthy life expectancy/健康寿命の平均
- freedom to make life choices/人生における選択の自由
・・・自分の意思で決定できることへの満足度の平均値。 - generosity/他者への寛容度
「過去1か月間に慈善団体に寄付の有無」への回答の平均値を1人当たりGDPで調整したデータ。 - perceptions of corruption/汚職・腐敗認識度(国への信頼度)
・・・政府内/企業内の腐敗に関する質問への回答の平均値。 - Dystopia (1.83) + residual/ディストピア残差
・・・各因子が最低国よりどのくらい良い状態か
なお、経済協力開発機構(OECD)が11項目で国民生活の幸福度を評価する「より良い暮らし指標(Better Life Index)」でも、日本は一部要素で非常に低いスコアを示し、先進国の中では下位に位置しています。
いま、ウェルビーイングが重要視される背景
学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。近年になってウェルビーイングが注目され始めた背景には、どのような理由があるのでしょうか。理由を知ることが心理的安全性の重要さと宇宙のへの気づきを高めるので、いくつかの理由のうち、ここでは6つの背景をご紹介します。
①世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)
2021年に行われた「世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)」において、同フォーラムの創設者であり会長でもあるクラウス・シュワブ氏は以下のように述べました。
同年のダボス会議のテーマは「グレート・リセット」でした。
心理的安全性を高めて人々の「し合わせ」を推進を前提として社会経済システムのすべてを刷新するグレート・リセットを実現するには、世界的なウェルビーイングの見直しが必要だと気づいたのです。
ダボス会議の影響力は大きく、世界にウェルビーイングへの流れを加速させました。しかし現実にはロシアのように、世界には狂気のリセットを試みる人物がいるものです。
いかなる権力者もかっては子どもでした。スターリンもヒトラーにも柔らかい子ども心があり、傷つけたのは、一度は子供心があった大人たちです。『子育て=女性』のステレオタイプの発想を克服して、ウェルビーイングに裏付けされた憎しみのない子育ての大切をもっとも正しく学ぶべきです。
いっしょに学びませんか!
人生100年時代のマンダラにつなぐゲンキポリタンのウェルビーイングなオンライン学習
学びたい!知りたい!実践したい!
- 親たちを応援して、親が主体的・対話的に活動できる設定
- 安心できる・信頼できる、笑顔と真剣さのメリハリ体験の推奨
- スピリチュアルを高められる必然を感じる心理的安全性の高い設定
- 必要に応じて配慮されたグルーピング
- 丁寧でポジティブな言葉遣いに気配りされたコミュニティー ウェルビーイング設定
- スモールステップな重点課題目標が設定されている対話と主体を引き出すコミュニティー
- 変化を見抜くアサーティブなコミュニケーション能力の開発を支援するコミュニティー
- 助け合い・話しやすい・新奇歓迎で心理的安全性の高い対人関係リスクの排除
②OECD Education 2030
「OECD Education 2030」は、2030年の教育の展望に対して、38ヵ国の先進国が加盟するOECD(経済協力開発機構)がまとめたものです。学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。心理的安全性への気づきは、予測不能な時代を生きる子どもへのなによりものギフトになる力があります。
予測不能な時代を生きる子どもたちは、不安定,不確実,複雑,曖昧さが急速に進展する世界にあって、好奇心や想像性、強靭さ、自己調整といった力とともに、他者のアイデアや見方、価値観を尊重して、その価値を認める力が重要であるとして、自分だけでなく家族、友人、知人、地球全体のウェルビーイングを考える必要性を述べています。大人には子どもたちの不安を払拭して心理的安全性を高める義務があります。
必要なのは子ども・親を支援するウェルビーイングな「子育て」支援
【参照】文部科学省「OECD Education 2030 プロジェクトについて」(2018年5月)
https://www.oecd.org/education/2030-project/about/documents/OECD-Education-2030-Position-Paper_Japanese.pdf
③パンデミックを背景にした健康意識の向上
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、ニューノーマル(新しい常態)な社会が到来し、個人レベルで自利利他の尊さやウェルビーイングについて考える機会が増えたことも、ウェルビーイングが重要視される背景のひとつです。
ウェルビーイングは、身体的・精神的・社会的にすべて満たされている状態にあることを指す言葉で、ビジネス環境をはじめ、広い概念として捉えられます。アフターコロナを見据えた健康意識、ひいては「生き方」への意識の高まりは、ウェルビーイングの浸透に大きく影響しています。
そこで大切にしたいのがWholebeing(ホールビーイング)です。パンデミックが発生したら次々と不便の連鎖が起こりますが、「Wholebeing(ホールビーイング)」つまり「全体性を持ったあり方」に目を向けて逆回転させるのです。健康管理上の良い点を発見してつなぎ合わせていくのです。睡眠・運動・栄養・休暇の過ごし方など小さな改善に注目してつなぎあわせるのです。微差は大差をポリシーに改善を図った有志で小さな改善を集めてホールビーイングを追求していくと「一人一宇宙だけど、繋がることで、大宇宙を形成している」原理原則に気づきます。
大人には子どもたちの不安を払拭して心理的安全性を高める義務があります。まず気づいて実践をはじめる責務があります。
④新たな経済概念の誕生
世界では、ウェルビーイングの観点から誰のための経済なのかを考えた「ウェルビーイング・エコノミー」「ドーナツ経済学」「ステークホルダー資本主義」といった新しい経済概念が次々に誕生しています。
2018年に開催されたOECD(経済協力開発機構)のフォーラムでは、幸福な経済を構築するという共通の目的を前進させるために「Wellbeing Economy Governments」という機関が発足しました。この機関には、スコットランド、ニュージーランド、アイスランド、フィンランド、ウェールズが加盟するなど、世界経済全体の動きもウェルビーイングに向かって加速しています。
⑤優秀な人材の確保
大人には子どもたちの不安を払拭して心理的安全性を高める義務があります。人口減少と対峙して、課題に気づいて実践をはじめる責務があります。
人口減少が進む日本に於いて人手不足が進む現代社会ではウェルビーイング経営の重要性が増しています。優秀な人材を確保し続けるには、人的資本の情報開示が本格化が避けられません。・・・「遅れて来る者は人生によって罰せられる」・・・かって世界が待ち望んだゴルバチョフの明快なメッセージですが、いまもこのメッセージは明快です。
情報開示の前提となるデータ管理、より良い開示内容とするためには健康的に安心して働ける環境は不可欠です。良い情報の開示が行えるようになれば、投資家などのステークホルダーに評価され、企業価値の向上につながります。
企業成長にとって最も重要なのは「人」であることを踏まえて、いち早くウェルビーイングを経営戦略として取り組むことが大切です。ウェルビーイングで従業員のメンタルヘルスやモチベーションを高め、多様な働き方を選択できるようにすることで、既存人材の定着も期待できます。
助け合い・話しやすい・新奇歓迎で心理的安全性を高める気づきと実践がウェルビーイングの因子を高め学習する組織を育み、楽しい風土を短期で創造するので、短期で業績改善を可能にします。リーダーシップのあり方次第です。やり方ではなくあり方が競争力の違いになるのです。人材の確保へのあり方をポジティブに変えることで業績もポジティブに変えてしまうのです。
⑥SDGs/GOOD HEALTH AND WELL-BEING
世界各国が取り組む「持続可能な開発目標(SDGs :Sustainable Development Goals)」の目標のひとつとして、「GOOD HEALTH AND WELL-BEING(すべての人に健康と福祉を)」が掲げられています。大人には子どもたちの不安に気づき払拭して心理的安全性を高める義務があります。
気づきと実践により、ウェルビーイングは時代に合った経営のキーワードとして、広く認知されるようになりました。ウェルビーイングは、SDGsとも深い関わりがあります。
まずは、SDGsとは何か確認していきます。
SDGsとは
SDGs(エスディージーズ)とは、2015年に国連サミットで採択された、17の目標と169のターゲットから成る、国際目標です。” Sustainable Development Goals” の略で、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されています。
2030年を達成期限とし、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを掲げていて、17の目標があります。
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤を作ろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任、つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
では次に、ウェルビーイングとSDGsとの関係に気づき、課題を見ていきましょう。
ウェルビーイングとSDGsの関係
SDGsは、人々が健康に毎日を送り、働きがいのある仕事に就いて、平等で平和に暮らせる社会を目指しています。それは身体的、精神的、社会的に満たされた状態を言い、ウェルビーイングの概念にそのまま当てはまります。
例えば、医療や医薬品などの保健サービスをすべての人が利用できるようにすることを目指しているSDGs目標#3「すべての人に健康と福祉を(Good health and well-being)」では、「福祉」の意味でウェルビーイングの単語が使用されています。
また、女性への差別をなくし、政治、経済、公共の場での意思決定で女性が参画する機会をつくるSDGs目標#5「ジェンダー平等を実現しよう」や、働きたい人が安全にそして働きがいのある仕事に就くことを掲げたSDGs目標#8「働きがいも経済成長も」なども、人々の幸福につながるウェルビーイングと言えるでしょう。
このようにウェルビーイングは、近年注目を集めるSDGsの達成にも求められる考え方となり、国内外問わず世界的に必要なものと認識されるようになっているのです。性的指向や性同一性に関係なく働ける職場環境づくりを進め、すべての人に平等な機会を提供することを目指しています。
- LGBTQ+スタッフとの協働
また、LGBTQ+の人々の人権に対する意識を高める日、IDAHOT(国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日、毎年5月17日)をグローバルキャンペーンとして展開しています。
日本でのウェルビーイングへの関心の高まり
学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になる。心理的安全性への気づきは、予測不能な時代を生きる子どもへのなによりものギフトになる力があります。気づいた世界の大きな流れがある中で、日本では国内の事情が理由でウェルビーイングに注目が集まっています。
ウェルビーイングへの気づきと関心は確実に高まっています。まだまだ理解不足から、やらされているという気持ちは強く幸福度を下げます。学びたい!知りたい!実践したい!好奇心が力になります。自分の意思で主体的にやってみたいことを実践するのが大切です。
政府、企業間でも、ウェルビーイングに注目した発言や取り組みが多く聞かれます。例えば、自民党が実施する「日本Well-being計画推進プロジェクト」です。同党は、満足度・生活の質に関する調査と、新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化・ウェルビーイングに関する関係省庁の連携などを進めています。
ウェルビーイングという言葉は、内閣府による「経済財政運営と改革の基本方針2019」(いわゆる、骨太の方針2019)から登場し、2021年にはウェルビーイングに関するKPI(重要業績評価指標)を定めることが示されました。
また、デジタルの力で地方の個性を活かし、社会課題の解決を図るデジタル庁の「デジタル田園都市国家構想」でもウェルビーイングに着目しています。
ここでは、日本独自の3つの側面からウェルビーイングについて触れます。
- 社会の多様性
- 人材の確保
- 働き方改革
社会の多様化
日本では、人種や宗教、性別など異なる背景を持つ人が暮らしながら働いています。コンビニなどの身近な場所でも外国人の働く姿を見かけるようになりました。実際、日本で働く外国人はどのくらいいるのでしょうか。厚生労働省が公表している在留外国人労働者数の推移を見てみましょう。
(引用元:厚生労働省「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ(令和3年10月末現在)」)
外国人労働者数の総数は、2021年で172.7万人と、2008年の48.6万人から100万人以上増加していることが分かります。
仕事や日常生活で外国人と接する場面が増えれば、コミュニケーションを円滑に進め、お互いの習慣や考え方の違いなどを認め合うことが必要です。グローバルな社会が進んでいる今、ウェルビーイングは日本国内でも求められる考え方となってきているのです。
人材の確保
日本では高齢化が進み、目に見えない心理的不安の原因になっている高齢化。日本では将来的に労働力が不足すると言われています。総務省は労働力となる15~64歳までの生産年齢人口の推移を2060年まで予想して、その数値を公表しています。
我が国の高齢化の推移と将来推計
引用元:総務省「第1部 特集 ICTがもたらす世界規模でのパラダイムシフト」
2020年には7,341万人だった生産年齢人口も、2060年には4,418万人と大幅に減少し、それに伴い高齢化率も29.1%から39.9%に上昇する予測です。
高齢化が進み、生産年齢人口が減少すれば、労働力不足を招き経済に大きな影響を及ぼしかねません。その一つの解決方法として、潜在的労働力を活用していく方針が打ち出されています。
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