マンダラチャート+マインドフルネス=ウェルビーイング

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一粒万倍日&天赦日』が8月4日にやってきます。せっかくのチャンスだけど、マンダラチャートを使って何をしたらいいのか、まだわからない場合、次の質問に答えてください。

  1. 行きたいとこに全部 行った
  2. 会いたいヒトには全部あった
  3. 考えられるすべてのアイデアを出して、形にして、成果も出した
  4. ワクワクドキドキは全て体験した
  5. 課題はすべて達成した
  6. 心残りはなにもない
  7. 思う存分やりきった
  8. 大切なヒトにどんなふうに大切に思っていたか全て伝えた
  9. 心残り、後悔はあれば、全力で再考してみる
  10. 乗り越えるもの、解決したいことは全て成し遂げた

以上で成し遂げていないことがマンダラチャートで成し遂げることです。
なぜならチャートのど真ん中にあなたがいるからです。
あなたは宇宙があなたの人生に与えた「太陽」だからです。あなたが輝かないと人生に光はさしません。以上は、マンダラチャートについて語ったことですが、ウェルビーイングとも密接な関係があります。ウェルビーイングの概念はわかるけどなんとなくわからないという疑問もクリアします。

マインドフルネスでない人生は疲れる

マインドフルネス

マンダラチャートとウェルビーイングの関係に気づくことは、人生を根底から覆す可能性に満ちています。

チャートのど真ん中に入る目標とはあなたそのものだと理解することです。ほとんどのヒトは、いつの間にか目標だけが一人歩きしていることを忘れています。
目標を立てた張本人が自分だと忘れて、目標を達成しなければいけないと躍起になるのです。
あなたがマインドフルネスであることが重要なのです。目標はマインドフルネスになる装置でしかありません。

マインドフルネスでない人生、こころが満ち足りない人生は得体も知れずとにかく疲れます。
無意識はこれを避けようと刺激を求めますがこころが満たされないので刺激を求め「何か」を楽しみに待ちます。その「何か」はすでに主体性を失っているので、「なにか」がやってきても、実際のところ、嬉しくもないので長続きしません。なのでより強い刺激を求めます。

なぜマインドフルネスになれないのか

マインドフルネス
では、なぜこころが満ち足りないのでしょう?「これでいい」と思えないからです。

禅では、評価しないことを前提にしています。良いとか悪いとか判断せずに、ただ、ありのままを受け入れる。美味しい、美味しくないと決め付けず、素材に感謝していただく。食べている間は味を堪能するために黙食する

マインドフルネスな思考法には3段階あります。

  1. 気づく
  2. 手放す
  3. 集中する

「手放す」ことから「ウェルビーイング」が起動する

ウェルビーイング

ミニマリスト化する必要性は、家の中がモノで溢れて住みにくいと感じてからです。「もっともっと」という執着心のなれの果てです。

見下し、出し抜き、奪い合う、「もっともっと」で見失ったのは、「家族への真実の愛」が抜け落ちた空洞化した家族です。

日本は明治維新以来、諸外国に追いつけ追い越せでやってきましたが、「もっともっと」で家族関係がおかしくなってしまった家族に凝縮されているのではないでしょうか?

禅の言葉に放下著」があります。意味は「「いっさいを捨て去ると全てが生きる」という禅意味です。得ようとしても得られないが手放したらまなべることもあるのです。

呼吸法でも有名な白隠禅師の真似はできないまでも、こころの指針にしたいものです。

白隠禅師と赤ちゃん
感情の痛みに対処するには3つのステップ①注意②情動③認識があります。白隠禅師は怒っていいところを「ああ、そうか」とあっさりと川に感情を流すように流しました。なぜ、こんなことができるのでしょうか?有名な「白隠禅師と赤ちゃん」に見る白隠禅師ならではの秘策とは?

手放したあとは集中です。刹那減を集中によっていまこの瞬間を父親になりきって生きたのです。

白隠禅師

白隠禅師が、やったことのない育児に集中して、赤ちゃんを育てたように、一切の期待をせずに目の前のいのちを守り抜いたのです。長年の厳しい修行をものともしないで、世間から後ろ指を刺されても、他人の子であることを云々せず、ヒトはいろいろという現実とお互いのあるがままを尊重して、ただ赤ちゃんのために潔く受け入れたのです。

さらに実の母である娘が赤ちゃんを引き取りにきたときに小言をいうわけでもなく何もなかったかのように「おお、そうか」のひとことで赤ちゃんを返すあたりに、白隠禅師の真髄があります。

犠牲部分まで真似する必要はありませんが、この白隠禅師のあり方こそウェルビーイングです、

ウェルビーイングの魔術

ウェルビーイング

ウェルビーイングとは、古い歌謡曲の歌詞にあるように、信頼できるあなたが、そばにいてくれるだけでいいのです。

そばにいてくれるだけでいい
っていてもいいんだぷ
僕のほころびぬえるのは
おなじ心の傷をもっ
おまえのほかにだれもない
そばにいてくれるだけでいい

つまりウェルビーイングは、ただそこにあればいいのです。

ただし「信頼」という意味では「相互依存の関係」でなければなりません。「相互依存の関係」とは、お互いの異なる部分や、好きな部分以外のところも許容し合い、認め合っている状態を指しています。 しかし、特別な能力の提供を求めているわけでなく、歌詞の内容に照らしてみると、「僕のほころびぬえるのは」なのです。そばにいるだけで、ぬえてしまえるのです、ウェルビーイングの魔術です。

相互依存の関係を築くには、唯一無二の存在であるのが確実です。そこで冒頭の自問自答でによるマンダラチャートのトライです。ヒトは誰でもやり残していることがあるものです。なにかに従属するのではなく、主体的に自分の人生のある場所で生きようとしたら、後悔しないようにしたいものです。結果ではなく、主体的に生きようとしているマインドフルネスな姿が信頼の基盤になり、そこから滲み出る信頼がウェルビーイングに発展します。

ウェルビーイングの真髄

ウェルビーイング

まだ起こっていない楽しみ。これがウェルビーイングを理解するうえで重要なポイントです。
これから起こることにヒトは期待し、これから起こる予測不可能なことへの期待にウェルビーイングの真髄があります。

日本は人口減のトレンドをひたすら邁進しています。なぜでしょう?女性にとって、仕事・結婚・出産・育児の四重苦という予定調和の道を突きつけられて、その上「女性が活躍する時代」と言われたら、窒息してしまいます。ヒトは選択肢があり、自己決定権があれば元気に意欲的になれるものです。

1999年に男女共同参画社会基本法が制定されて20年以上が経過しました。
男女共同参画社会とは男女の立場を対等とし、性別に縛られず、一人ひとりの個性と能力が発揮でき、あらゆる分野で互いに意見を出し合い喜びや責任を分かち合う社会です。 この男女共同参画社会の実現は、女性の人権の確立とともに高齢化、少子化、環境問題など社会が直面しているさまざまな課題に対応し、活力ある社会を作る大きな鍵なのです。

しかしこの間、女性の苦難は増える一方です。基本法は女性が生き生き暮らせる社会を後押しする種子ですが、現実は苦しめるものでしかないのには、ウェルビーイングがどこにもないと感じる現実です。

男女共同参画社会基本法に欠けているのは、

  • 予測不可能な未来を選択できる
  • その支援をする白隠禅師のようなウェルビーイング

「YouTuberになりたいんです」

YouTuberになりたし(第一稿)

予測不可能な未来を選択したいヒトには「YouTuberになりたいんです」という方も多いはず。専門スキルをつけるにもどういうスキルが必要なのかもわからない状態ではどこから手をつけていいのかわかららないものです。

まずブレインストーミングでマンダラチャートの第一稿を作れば、そこから、どんなスキルが必要なのかわかってきます。

マンダラチャートの第一稿からはじめる。

第一稿を作れば、これでは無理だ、もっとも必要なスキルが必要だと分かってくるので、二稿、三稿・・・・と書き直しが必然になります。つまりマンダラチャートは計画に練り直しを要求してきます。マンダラチャートは計画会議の役割を果たしてくれるのです。
つまりひとりで、ブレインストーミングができてしまうのです。

ブレインストーミングとは、一種のアイデアを生み出す「集団発想法」手法 であり、複数人で会議の際にアイデアを出し合ってブレストを活用して、アイデアや発想の整理する事をメインとして活用されています。

ブレインストーミング

ブレインストーミング

「全部の項目を順番に書き出してみるとこんな感じですね」
中心にキーワードを置いてそこから8方向に思いつくアイデアを広げてみます、
思いつくままに発想を広げていきます。楽しいのでワクワクしてきますが、不足する課題も見えてきます。

事前にブレインストーミングで項目を挙げているので、それほど時間がかからずにマスを埋めていくことができます。

「全部の項目を順番に書き出してみると上の表(サンプル)のようになります。
中心にキーワードを置いてそこから8方向に思いつくアイデアを広げてみる
「全部で8枠あるよね。キーワードが6つあり、あと2枠はどうする?」
「あと2枠は『情報を発信すること』と『情報を収集すること』にしてみましょうか」

中心にキーワードを入れます

思いつくままに発想を広げていく、これは楽しい。
事前にブレインストーミングで項目を挙げているのでそれほど時間がかからずにマスを埋めていくことができるのでやってみてください。

『前に踏み出す力」

「前に踏み出す力」には、主体性・働きかけ力(巻き込む力)・実行力3つの要素が必要です。この『前に踏み出す力」をウェルビーイングに結びつけている企業が富山から世界に発信しているYKKです。

「社会人基礎力」②「前に踏み出す力」を育む3つの能力要素
前回「社会人基礎力①」では、社会人基礎力の12の能力要素を見直し、正しいあり方を基準にすることで、自分の「弱み」を明らかにする話をしました。今回「②前に踏み出す力を育む主体性と8つの基準」では、12の能力要素で重要視すべきポイントを見ていくことにします。

YKKのグローバル経営戦略
顧客に合わせた1to1の個別のマーケティングを実行しているだけでなく、1934年に富山でYKKを創業した吉田忠雄氏が掲げた企業精神「善の巡環」つまり「事業活動で得た利益を自社だけのものと考えない」利他の精神を地域社会でも実践しています。
つまり個人であれ企業であれ、何のために、なぜ、前に踏み出すのかが大切なのです。

吉田忠雄氏が富山県黒部市で起業したのは、「水」がアルミ製造に欠かせなかったからです。そして“他人の利益を図らずして自らの繁栄はない”という『善の巡環』の精神がありました。水だけでなく地域の方々の理解や協力・支援と製造に欠かせない黒部の自然環境の恩恵があったからだと背骨のように創業の精神が脈々と流れいています。それが黒部市にある旧社宅跡地にパッシブタウン(都市生活と、自然の中での暮らしがひとつとなったライフスタイル)の開発に活かされています。

持続可能な社会にふさわしいまちと住まいを社員だけでなく地元の人々にもウェルビーイングな試みとして提案しています。仕事・結婚・出産・育児の四重苦という予定調和の道から女性を救い、前に踏み出す地力と自由な選択としてウェルビーイングな試みといえるのではないでしょうか。

YKK創業者 吉田忠雄の理念『善の巡環

事業活動の中で発明や創意工夫をこらし、常に新しい価値を創造することによって事業の発展を図ることが、お得意様、お取引先の繁栄につながり、社会貢献できると考えたのです。 このような考え方を「善の巡環」と称し、常に事業活動の基本とされたのです。

つまり、唯一無二の信頼とは必ずしも打つ手が成功を要求しているのではなく、途切れることなく、常に価値創造に懸命の努力をしていることがあるべき姿であり、それが伝わってくることが「信頼」の大切なのです。

まとめ

『マンダラチャート+マインドフルネス=ウェルビーイング』で導けば思いもしないウェルビーイングの魔術が花開きます。訳は簡単。ただ側にいればいいからです。このそば加減が重要です。そこで参考にしたいのが白隠禅師のあるがままをそのまま受け入れ、「前に踏み出す力」を応援する主体性です。主体性を育むのがマンダラチャートです。

パッシブタウン

ゲンキポリタン大学

般若のゴエス

「ゲンキポリタン大学」では、「社会人基礎力」をコアにライフシフトをバックアップするさまざまな講座を、さまざまな方を対象に、さまざまな形態で開催しています。ご都合に合わせた形態をお選びください。

「社会人基礎力」(全6回)

GTD®勉強会

コラム

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