社会人基礎力|主体性を鍛える:惑わされない、巻き込まれない、ノーが言える

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もっと自分を出して自分らしく活躍したいと欲求不満はありませんか?
一方で、ふと見せてしまう、主体性のない言動には密林に迷い込んだような複雑さに悩むことはありませんか?

  • 惑わされてしまう
  • 巻き込まれる
  • ノーと言えない

人生100年時代を愛してポジティブに美しいと思える主体性は<前に踏み出す力>の能力要素に隠されています。是非、知って活用してしあわせにな社会人をお楽しみください。

”宝島の密林”に踏み出して「エンドレスにワンダフルになる主体性」を見つけ出しましょう。
ご不明な点があればご遠慮なくお問い合わせください。

社会人基礎力|主体性を鍛える:
惑わされない、巻き込まれない、ノーが言える

 

「主体性」とは、自由と責任を引き受けるサムライ精神です。
前に踏み出す力を強化したいヒトは多いですが、前に踏み出したために失敗したヒトも比例します。成功の手順が約束されていない世界に踏み出す時に「主体性」はエネルギーになります。

主体性は、能力要素であっても成功要因ではありません。
もっと掘り下げて”しあわせ要因”として身につけたいですね。

  • 主体性とは、人生を好きになれるヒトの道具
  • 主体性とは、人生は美しいと思えるヒトの宝物

主体性のあるヒトには、共通した特徴

周りの意見に惑わされない、ノーと言える、巻き込まれない、主体性のあるヒトには、共通した特徴があります。

  • 自分の意見がハッキリしている
  • 人の意見に無理してあわせない
  • 人からの見られ方を気にしない
  • 自分に自信がある
  • 単独行動を厭わない
  • どの項目にも「ヒトを傷付けずに」が前提になります。

つまりアサーティブ・アサーティブコミュニケーションできることです。

巻き込まれやすいタイプの特徴

主体性の弱いヒトの代表として巻き込まれやすいタイプの特徴をリストにします

  • 他者から嫌われたくない心理が強い
  • 他者を不快に感じさせたくない気持ちが強い
  • 周囲の他者とのトラブルを回避し、できれば仲良くしていたい。
  • 周囲の他者にとって「いい人」すぎる
  • 相手の気持ちを考えて行動を決める癖が強い
  • 他者から相談されたら、親身になって応える
  • 慎重ではあるが思い切りが悪い面も…
  • 自分を信頼してもらえると、WLBを抜きにして、やる気になる。
  • 気配り心配りを感じない他者に対しては不快に感じる。
  • 知的好奇心が強い

他者を尊重し過ぎる傾向」が輪郭がくっきり目立ちますよね。はっきりいえるのは「他者を尊重するあまり、主体性が弱い」ということ。ノン・アサーティブなヒトです。

自分より他者を尊重しすぎる「巻き込まれ型」の人たちとは、カモにされやすいヒトであることも自覚しておくといいでしょう。

自分<他者を尊重しすぎるヒトの直しかた

「主体性」を解体して、ネガティブな人生脚本をポジティブな人生脚本に書き換える基礎力は、ライフスタイルの最適化からはじめます。

  • I’m OK ,You are OK (人はみんなOKである)です。 
  • I’m OK,You’re not OK.(自分は肯定、他者はダメである)
  • I’m not OK,You’re OK,(自分はダメ、他者はOKである)
  • I’m not OKYou’re not OK.(みんなダメだ)

ライフスタイルの最適化

  • 自由で無邪気な子ども 幼児性、無知になれ、他人の常識に囚われない(→無知からの脱出)
  • 宇宙人のようなアウトサイダー性を楽しむ(→PACのバランス)
  • 自身の外側に何もない、内側から突破するインサイダー性の向上(→ライフスタイル最適化)
  • 武士道のメカニズムを理解し、羅針盤にする(→人生脚本の最適化)

しあわせな武士道4つの間違い探し

ここでは、人生を愛せる主体性を身につける方法を説明します。課題は画像の4点です。

  1. しあわせとは、どんな状態か
  2. ライフスタイルの最適化
  3. PACのバランスを整える
  4. 人生脚本の最適化

もう少し詳しくリストした場合、

  1. 一般に知られていない本当の原因を知る
  2. しあわせのイメージを是正する
  3. 正しいサムライ精神を理解する
  4. しあわせな主体性を身につけるルーティン
  5. 原因であるネガティブな人生脚本の仕組みを理解する
  6. 八識を理解する
  7. 人生脚本を書き換える方法
  8. 目標設定の仕方

武士道4つの間違い探しは、別ページでアップしますので、ご了承ください。

大谷選手はなぜゴミ拾いをするのか

武士道の大切なことは、なにより自律することであり、主君に仕えるのは共感できた場合です。
だから、死ぬことも厭わないのです。つまり主君のために死ぬのではなく、「武士の本懐」とは自分の生き方に命を捧げるのです。
その意味で、WBCの侍ジャパン30名は、赤穂浪士の伝説に並ぶかのように、大谷選手はじめ30名、見事に武士道を貫き、しあわせを全うしましたね。相手を尊重しながらも自分の意見を伝えるアサーティブなコミュニケーションを全開させて悲願達成を成し遂げました。

WBCのMVPに輝いた大谷選手、かねてからMLBでの練習中や試合中のベンチやグラウンドで大谷選手がゴミを拾う姿が報道され、その姿が称賛されていました。類稀な実績と併せて、チームを超えて愛される人柄は知れ渡っていますが、偶然の賜物ではなく、大谷選手が野球の技術以上に意識して育ててきたものです。

もし今季後FAなら「最低ラインが810億円」天文学的な巨額契約になると予想される超お金持ちである大谷選手はなぜゴミを拾うのでしょう?

その答えは、大谷選手が高校生のときに作成した「マンダラチャート」にあります。
大谷翔平選手が活用していた「マンダラ(曼陀羅)チャート」とは、9×9の81マスで構成される目標達成シートです。


マンダラチャートには以下の4つのメリットがあります。

  1. 目標が明確になる
  2. これまで気付かなかった新しいアイデアを生み出せる
  3. 目標達成までの具体的なプロセスを可視化できる
  4. 煩雑になりがちな思考を整理できる

高校一年から取り組んできた大谷投手のマンダラチャートには、8球団からドラフト1位指名を獲得するという目標を達成するために、8つの目標が記入され、さらにひとつの目標に対して8つの課題が記載されています。なんと!これが16枚あるといいます。

  1. 体づくり
  2. 人間性
  3. メンタル
  4. コントロール
  5. キレ
  6. スピード160キロ
  7. 変化球

8球団からドラフト1位指名を獲得するための8個の要素のうちの一つに、「」という項目を書き込んでいます。さらにこの「運」を達成するために必要な8個の要素を書くのですが、そこに「ゴミ拾い」や「部屋掃除」「審判さんへの態度」などを掲げています。

  1. あいさつ
  2. ゴミ拾い
  3. 部屋掃除
  4. 道具を大切に扱う
  5. 審判さんへの態度
  6. プラス思考
  7. 応援される人間になる
  8. 本を読む

つまり、大谷選手がゴミ拾いや掃除をはじめたきっかけは、自らの「運」を上げるための日々の努力の一つだったのです。このマンダラチャートを作ったのが2010年、そこから約13年経ちましたが、プロになる目標を達成した今でもゴミを拾い続けています。

たとえば「」という、目標を達成するために何をすればいいかを、周りの8個のマスに書いていきます。これら64の課題を全部一度に達成することは難しいのは言うまでもありませんが、チャートを肌身離さず、地道に実行していくことで達成されます。
膨大な目標に思えますが、実際には必要以外のことはしないという宣言を自分にしたことになります。つまりこれが自利利他の本質なのです。

WBC決勝戦の最後、盟友トラウト選手を三振で優勝を決めましたが、トラウトの人間性をお互いに称賛していましたね、彼を抑えるには大谷選手自身が自分を超えるしかないと土壇場で思い切ったのです。思い切るには自分を越えるしかピッチングしかなく現地でもエグいボールと評価されていました。高校一年から取り組んできたマンダラチャートの習慣の成果が雄叫びになったのです。<忘己利他><自利利他>が光っていました。

マンダラチャートはゴエス(①整理②整頓③清掃④清潔⑤習慣)の「整理」にあたります。そして目標を明確にし、それらを可視化して、必要なときにすぐに引き出せる「整頓」の役割をします。あとは毎日実行することで「清掃」、ルーティンにすることで磨きをかける「清潔」をキープすることで、目的達成への道を見失わずに、大谷選手がやってみせているように「習慣(躾)」にすることで夢が叶うのです。

武士道とは、必要なこと以外はしないことです。
大谷選手のすごさは早期に自身のしあわせに目覚め、出家した僧の如く、高校一年から武士道を貫いてきたことではないでしょうか。武士の本懐ですね。

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