人生100年時代のライフプランと投資術

ファイナンシャルプラン
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飲食業でパート勤務、コロナで自宅待機の時間が増え、いまさらという感じですが、ライフプランの必要性を感じています。どこから手をつけていいのか解りません。
「生活費に全部消えていく状態で、どうしたらお金が貯まるのか、教えてほしい」という声や、このままだと私は一生働き続けるしかない」と将来を危惧する女性から「貯金」「ライフプラン」のお問い合わせをいただきます。

「将来に備えて少しでもお金を増やしたい」というご相談が増えています。資産は有形の金融資産、無形資産問わず、資産に働いてもらいのが原理原則です。資産の働きかたを一緒に考えましょう。

ライフプランのない人の共通した事情

人生100年時代は長いので、お金がかかります。
そこで働き方改革、つまりライフシフトが必要になります。
「教育―労働―老後」という3つのステージへの固定観念が強いものの、現実は大きく変化していて3つのステージだけでは、今後通用しなくなっていて、いつまでも同じ仕事に就くことが難しいからです。ほとんどの人は情報は認知していますが、現実に準備ができている人は少ないようです。
ライフシフトするには、時代に合ったスキルが必要です。
そのための再教育にはコストもかかるのでライフプランの実践が待ったなしです。
ライフプランの中味は、金融資産(ファイナンシャルプラン)と無形資産の運用、それにはライフデザイン、ライフスキルも必要です。

「将来に備えて少しでもお金を増やしたい」という要望を現実にするためのライフプランの実践を習慣にするためにお話を進めます。

ポイントは金融資産(ファイナンシャルプラン)と無形資産に働いてもらえるようにすることです。

ライフプランを策定できない人には、共通した特徴(特に太字)があります。

  • 根強い自己否定感
  • 愛着の欠乏感
  • 真面目
  • 自己顕示欲が強い(否定感の裏返し)
  • 論理的

結論をいうと現実から逃げているからです。逃げる口実はいくらでも創造できますが、いちばん必要な創造はライフプランを策定して、ライフプランを実践することです。

ライフプランを策定するには、自分と守るべき家族の整理が必要です。
家族の構成・情報、財政状況(キャッシュフロー、バランスシート)、財政目標 財政の予測。
ファイナンシャルプランを丁寧に行います。

現実から逃げているとファイナンシャルプランを丁寧に行うことができず、「無駄遣いをセーブします」程度の雑な回答で終わらせ、一時的に自己否定感を強めますが、自己顕示欲を満たすなにかでうやむやにします。これこそがライフプランがない人の共通した特徴です。

愛着への欠乏感

特に愛着への欠乏感は、特徴の要素、全般を支配しています。
欠乏感を埋めるための消費活動が旺盛で、質素倹約から遠のき、お金と時間の無駄遣いが同時に起こります。このためライフシフトするためのスキルが身につかない悪癖が習慣化し,結果的にお金の問題に戻ってきます。この仕組みを説明するほど、自己否定感を揺り動かされ、ますます不安から欠乏感が強まり消費で紛らわせようとします。

なぜライフプランが必要なのか、ライフプランに着手できないのは、まだまだ必要な理由が整理できていないからです。

そこでおすすめしているのが、心の整理です。ライフシフトのゴエス(整理・整頓・清掃・清潔・習慣)です。

https://ikiiki.genkipolitan.com/assets/

だれでも寂しいのは辛いものです。特に愛着の未解決な問題があると、人は感情の動物なので、論理的なライフプランの優先順位は引き下げられます。

しかし現状の寂しさより60年後の寂しさはもっとつらいものです。
もっとも60年後の自分は実感がないので実感のある現在の寂しさが勝ってしまうでしょう。

何かに困っているわけでもなく、「仕事もあるし、収入もある。食べることもできるし、服だって困らない」状態で、「やりたいことが見つからない」から困るわけではないのが実状。

なぜこんなことになるのでしょう。

人生の目的を間違えているので、「自分」「自分」「私」私」に神経過敏になっているからです。「自分」「自分」「私」私」に関心が強すぎると、自分中心になりすぎて、金融資産(ファイナンシャルプラン)と無形資産に働いてもらうことができなくなります。

「なんでも自分でしないといけない」という生き方、暮らしかたは、すごく疲れますよね。

認知の歪みを修正してお金に強くなる10のリスト
『お金より大切なのは自分の価値、人生とは自分の時間』時間を大切にして価値ある仕事で人に喜ばれて収入を増やしてリカレント教育でライフシフトの道を開く。エンドレスにワンダフルな人生は認知の歪みの是正から始まる。元手ができない人はまず認知の歪みの修正から始めましょう。始めたいと思った日から是正も始まった。

お金と無形資産に働いてもらう状態に整える

金融資産(ファイナンシャルプラン)と無形資産に働いてもらう前提には働ける状態にあること、なければ働けるように、自分が育てないといけません。ここは自分が頑張ります。自身は自分の創造主です。人は誰でも一人一宇宙、わたし自身がわたし宇宙の神であり、創造主だと意識しましょう。
 
 
次にライフシフトできるようにライフプランを策定するために整頓をします。整頓は必要なときに取り出せることです。ライフプランするために必要なのは、ライフイベントに備えてライフプランをやってみようという意志です。

ライフプランを策定するとして。いったいいくら必要なのでしょう。個人差がありますが、自営業・個人事業主の方は、国民年金のみの支給となります。サラリーマンが支払う厚生年金に比べ、負担が少なくなりますがその分支給額は少なく、平成29年度の平均支給額は55,615千円/月です。
一般に生活費は住宅費を別にして月に10万円必要です。現在の一般的なルールで計算してみます。
65歳以後90歳まで生きるとして35年、420ヶ月毎月10万円としたら、4,200万円が必要です。
 
若い人ほどこの現実の、未来が見えていないかも知れません。若いほど「いまを楽しむ」と考えます。コロナウイルスのような問題があると、将来が不安になり「働けなくなったときに、いくらあれば大丈夫かのか?」と相談も増えますが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、注意は「いま」に偏ります。

ブッダも「今。ここ、この瞬間を生きる」といいました。

若い人の「いま」と、ブッダの「いま」は、同じなのか、
あるいは違うというならどう違うのでしょう。答えは「まとめ」に記します。
持ち家があっても、毎月大赤字必至です。不足分を働いて補いますが、50年後の働きかたはずいぶん違っているので、どのような仕事ならこなせるのか、想像もできません。そこでライフシフト、ワークシフトできるスキルをリカレント教育で身につけておく必要が生じます。そのスキルは4,200万円をカヴァーするものでなければなりません。

この問題を自分のこととして受け止める力が「ライフスキルの基礎」です。もし65歳で側られなくなったときに、貯蓄ゼロだったときに、どうしますか?具体的に答える準備ができていて「ライフスキル」があるといえるのです。「なんとかなる」では「なりません」

ところが冒頭に述べたように、ライフプランが必要な人ほど、愛着飢餓が強いという混乱があり、現在、「それどころではない」状態にあります。そこで人生の大掃除が急務になります。
大掃除が必要な人ほど、いま貯金するお金がありませんと答えます。

人生の大掃除が必要な人

人生の大掃除が必要な人がいます。生きる目的を勘違いしてしまった人です。
精進することが目的ですといえば、ストイックな人生は自分に向いていませんと思うでしょう。
人は幸福を求めて生きるものと思い込んでいる方がほとんどです。

なので、あえて対立はしたくありませんが、大事なことは、自分の外に生きがいを求めず、自分の内に求めることです。自分の外に求めても得られることはほとんどなく、どんどん自分を辛くします。リアルな問題、4200万円をどう解決するつもりですか?
自分の外に求める人には、大掃除が必要です。

自分の外にも生きがいはありますが、それを得るには、自分の内に得ることで外にも届きます。

マインドフルネス実践講座

人には表層心と深層心2通りのこころがあり、その観察は楽しいものです。
表層心とは、眼識,耳識,鼻識,舌識,身識の五識に意識の合計六識のこと。
深層心には、自我執着心である末那識と根本心である阿頼耶識があり、全部合わせて八識あるといわれます。

根本心である阿頼耶識自体は善でも悪でもなく中性であり,人間の心の現状は諸行無常を繰り返しており、建設的な覚りの情報が多ければ、阿頼耶識にやがて覚りの芽が育つといわれます。
誕生から死に至るライフステージを建設的に使うこと、つまり精進を「生きる」目的にすることで、阿頼耶識にいのちが芽吹き、満開の花を咲かせるがごとく本来のいのちを使い切った状態にできると考えられるます。
表層のこころのありようは深層のこころに影響を与えます。深層のこころは身体と深くつながっています。身体を整えることが深層を整えます。身体はもっとも情報を溜め込みやすいので、阿頼耶識に良い種子(情報)をたくさん送り込みたいものです。

人生100年時代のいま、心から望むライフシフトをするプロセスが、阿頼耶識に良い種子(情報)を貯蔵することになります。やがて周囲の人々の阿頼耶識にも好ましい影響を与えることになります。

ライフプランを投資で磨く

人生の大掃除ができたら、ライフイベントの準備を怠りなくライフプランを磨きあげることを習慣にしましょう。

ライフプランは「お金(金融資産)」に働いてもらう「ファイナンシャルプラン」とお金に効率よく働いてもらい、人生を豊かにする「無形資産(生産性資産・活力資産・変身資産・パートナー資産)」があります。資産とは、資本にすることができる財産のことで、つまり元手です。

それぞれ元手(資産)に働いてもらうのが資産運用です。
資産がなければ資産を作らないと資産はいつまでもできません。
 
まずなにがなんでも資産を作りましょう。金曜資産と無形資産(生産性資産・活力資産・変身資産・パートナー資産)を作るまでは自分が用意しなければいけません。

お金を持っていない人ほど、スキルのない人ほど、磨きをかけて資産にします。
 
 
お金を持っていない人ほど、スキルのない人ほど、磨きをかけて資産にします。
つまりお金を持っていない人ほど、スキルのない人ほど、精進して資産を作ります。
 
資産ができても精進は続きますが、資産が自分で働いてくれるので、精進のあり方は徐々に変わってきますが、「往く道は精進して 忍びて終わり悔いなし」というほど、精進の連続です。

精進が人生の目的であっても不思議ではありません。

資産に磨きをかけることが精進であり、精進こそ「投資」なのです。
 
投資と聞くと胡散臭いイメージを持つ人、お金持ちがすることだとイメージするのは「精進」というイメージがないからです。辞書をひくと精進とは「雑念を去り一心に仏道修行すること。」とあります。仏道とは、仏になること、つまり覚った人になることという意味です。
 
気づきがあって実践することが覚りです。ところが実際には覚っても覚っても、疑問が湧いてくる。これが仏道です。資産ができてもできても、疑問が湧いてきます。

投資とは育てることだからです。子どもを育てるのに、よく似ています。

胡散臭いイメージを持つ人、お金持ちがすることだとイメージするのは、「投資」と「投機」を混同しているからです。投資は「親育て・子育て」の子育ての理屈と同じで、自らが育ち投資先を育てること、投機はギャンブル的な金儲けで、危険がつきまといます。
投資にも思うように育たない、子育てに失敗したというように失敗もあります。

投資のために節約生活を整える

定年退職後  90歳まで生きるとしたら、35年、420ヶ月、毎月10万円としたら、4,200万円が必要だと理解できていたら、65歳の自分から逆算して、ライフイベントを組み込みライフプランを設計します。全て逆算して習慣を作ります。
できたら始めるという公式は式でもなんでもなく気まぐれです。

「投資のために暮らしを節約で整える」これが基本の鉄則です。

200年ライフお金のゴエス|ゼロから2000万円貯めて人生を整える方法
日本人が世界に稀な豊かな暮らしをしているはずなのに、体感としては先進国では幸福度では最下位でした。なぜでしょう?お金の貯め方、使い方に原因があるようです。
世界でもっとも不思議な存在、自分はワンダーランドです。
感動は全部、自分の内にあります。
 
元手を作るプロセスなんて、楽しくないと思うのは、大いなる誤解、錯覚です。
たとえば「節約」なんて不自由で耐えられないと思う人も少なくないと思いますが、節約からしか感じられないこともあります。
 
禅の雲水は、万物の一員として、いのちの水を節水し、一切の食べ物からは、いただくいのちに感謝します。金融資産、無形資産の投資を習慣化するプロセスを通じて、自分次第で同じ体験をすることができます。

お金を増やす基本と4つの方法

お金を増やす方法には、基本と4つのパターンがあります。
基本はストレス解消のためにお金を浪費しないことです。
4つのパターンは以下の通りですが、資産が少ない人、お金に強い人が選ぶのは「投資」です。
  • 貯蓄
  • 投資
  • 投機
  • ギャンブル

このうち、いつの時代にも、誰にもおすすめできないのは、投機とギャンブルです。
さらに4つに共通した鉄板ルールがあります。勝つことより負けないことを鉄則にすることです。

投資の4つ

株式

株式投資は「配当金」や「値上がり益」等の利益を得る為に、企業が発行する株を売買する投資方法です。
株というと、難しい・損をしそうで怖い等のイメージをもたれがちです。たしかに初心者にとって、今後株価の上がる銘柄を見極めるのは容易ではありません。予想はしないのが投資の鉄板ルールです。

基礎知識を身につけ、こまめに情報収集を行うことで、初心者でも株式投資で資産運用することができます。

  • 株価は毎日変動します。購入時よりも高い株価で株を売れば、その差分が利益になります。
  • 株主優待・・・株主優待制度のある企業の株主になれば独自商品やサービス等の特典を受けられます。
  • 配当金・・・ 会社の利益の一部を株主に分配します。利益の大きな会社ほど配当金も多い傾向にあります。

債権

債券は、国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券です。
債券には満期が定められており、満期となる償還日には、額面金額が投資家に払い戻されます。投資家は、発行体に対して“お金を貸す代わりに利子をもらう”イメージです。

不動産(投資信託)

投資信託は、多数の投資家から販売会社を通じて拠出された資金を、運用会社に属する資産運用の専門家が、株式や債券、不動産、金融派生商品などの金融資産などに投資するよう運用指図し、運用成果を投資家に還元する金融商品のことです。運用による利益・損失は投資家に帰属します。

不動産投資信託(REIT:Real Estate Investment Trust)とは、不動産を中心に運用する金融商品で、その多くは金融商品取引所に上場しているので、通常の株式と同じように金融商品取引所で、いつでも売買が可能です。
投資家から集めた資金で不動産投資の専門家がオフィスやマンション等の不動産を購入し、購入した不動産を賃貸し、その賃料収入や売却益から費用を差し引いた残りの収益を投資家に分配します。

生命保険(変額保険)

変額保険とは、保険会社が資産を株式や債券などの金融商品で運用し、その運用実績に応じて保険金や解約返戻金などの受け取り金額が変動する保険をいいます。
そのため、通常の保険に比べ投資性の高い保険であるのが特徴です。
変額保険を大きく分けると、保険期間が一定の「有期型」と一生涯保障が継続する「終身型」の2タイプあり、 死亡したときには、基本保険金+変動保険金を受け取ることができます。

基本保険金額は運用実績にかかわらず最低保証されるため、変動保険金がマイナスになった場合でも基本保険金額は受け取ることができます。

有期型の場合、満期をむかえると満期保険金を受け取ることができますが、その金額は資産運用の実績によって変動し、最低保証はありません。したがって、運用実績により基本保険金額を上回る場合もあれば下回る場合もあります。解約時に受け取る解約返戻金には、最低保証はありません。

終身型の場合の解約返戻金は、解約したときに払込保険料に対してプラスの運用実績なら増えた金額を、マイナスなら減っている金額を受け取ることになります。

現物資産の代表格でもある「金」は、国際情勢の変化や災害時に金価格が上昇する傾向にあります。そのため、有事に備えてポートフォリオの一部に組み込んでいる投資家も少なくありませんが、金投資の種類は様々です。

ゴールドバー・金貨

金投資の最もシンプルなスタイルは、ゴールドバーや金貨といった現物の購入です。人気のある100グラムのゴールドバーは、現在の金価格だと約66万円前後で買うことができます (2020年6月時点) 。
また、金貨の場合はカナダ中央政府が保証する法定通貨である「メイプルリーフ金貨」などが1/10オンスから1オンス (1オンス=31.1035g) の重さで購入可能です。

現物購入による投資方法は、実際に金を手にすることで高揚感が味わえる一方、盗難対策も含めた保管方法を確保しなければならず、そのための初期コストや保管料などの費用についても考える必要があります。

純金積立

少額から気軽にスタートできる方法としては、純金積立があります。地金商や銀行、証券会社などが取り扱っており、月々1,000円から始められる手軽さが魅力です。また、積立金はドルコスト平均法で定額購入されるため、価格変動リスクを抑えられるメリットがあります。

積立期間中は、購入した金を保管してもらうため、手元で管理する必要はありません。保管方法には特定保管と消費寄託があり、特定保管のメリットは、銀行や証券会社は顧客が積み立てた純金と自社の資産を区別して保管するため、万が一積立先の銀行や証券会社が倒産しても積み立てた純金は100%返還されます。デメリットは、運用会社に保管確認や警備保険などのコストがかかる分、手数料が高くなりやすい点です。

一方の消費寄託のメリットは特定保管より銀行や証券会社に払う手数料が安いという点です。デメリットとしては、積立会社に金を預け、投資家が返還を求めることはできるが、積立会社が倒産した場合に、積み立てた金が返還されないリスクがあることが挙げられる。

投資のための節約

「投資するお金がない。お金が貯まったら投資します。」というのは定番ですね。今使わないお金がある人が投資すべきで、ない人に投資はおすすめできません。

ただし、これで話が終わっては、いつまでもライフプランは策定できなくなります。「ずっと貯蓄ゼロでいくの?」ということになります。

現状克服の救世主になるのが、「家計簿」です。
いまは簡単に取り組める家計簿アプリが多数出回っています。
以下のメリットを考慮して選ぶといいでしょう。

  1. 家計簿のつけやすさ
  2. 収支管理のしやすさ
  3. 入力の手間を省いてくれるレシート読み取り機能
  4. 機能の豊富さ

レシート読み取り機能は、家計簿だけでなく、商品を購入することで得られるメリットを簡単に入手できるのもお得です。

必要な買い物、欲しい買い物(=あればよりいい)に分別。限りなく必要な買い物に限定しますが、疲れて欲求不満にならないように、調整しましょう。


詳しくはマインドフルネス実践講座

人生100念時代の禅的な資産(元手)づくり

人は無数の煩悩を抱えて暮らしているものです。煩悩がなくなれば随分とラクになれるものです。
世界でもっとも不思議な存在、自分はワンダーランドです。感動は全部、自分の内にあります。
ですから自分の外に感動を求めて、お金を使うのはもったいない。元手を作るプロセスなんて、楽しくないと思うのは、大いなる誤解、錯覚です。

たとえば「節約」は、不自由で耐えられないと思う人も少なくないと思いますが、節約からしか感じられないこともあります。
人間も大宇宙の運命共同体の一員として、禅寺の雲水は、いのちの水を節水し、一切の食べ物からは、いただくいのちに感謝します。節約をして金融資産、無形資産を作り投資を習慣化するプロセスを通じて、自分の内に楽しみを見つけると雲水と同じく「念」の感動、つまり、ただなりきり、なりきって集中するよろこびを体験をすることができます。

雲水と同じ感動を味わって何になると思うのも無理がありませんが、掃除、料理をするように、ただただ、それになりきって行動するときに、「三輪清浄の無分別智」の火を燃やすことができます。


三輪とは「自分」「他人」そして自分と他人の間にある「行為」の三つです。「無分別智」とは、この三つを分けないこと。私たちは通常、この三つを分けて、たとえば「自分が他人に親切をした」と思います。この思いあがりが煩悩の情報源となって自分のこころを汚します。


これを「三輪清浄の無分別智」分けないことで煩悩を燃やすことができます。執着を燃やし尽くせば余計な執着せずに済むのです。元手を作るプロセスはお金への執着を強めると考えがちですが、自分のあり方で逆の結果に辿り着けるのです。これが自分の中にワンダーランドを発見する「縁起(縁があって生起する)」の理です。

大宇宙の運命共同体の一員として行う節約は感謝であるとした元手作りから生まれる投資を観察し、考えれば、SDGsの思わぬ実践に導かれるかも知れません。ますます自分はワンダーランドなのです。

数値目標に固執することは、幸福を逃すことになります。理想がどのような人生を生きているか、その習慣はどのようにして身につけたのか、習慣を身につけることで、自分がライフデザイン、ライフプラン、そのものが本当の日常生活となるのです。
それは単に数字の上の節約にたいしてい意味がないことを知り、節約を通して幸福そのものを得る大切さを実感するでしょう。
 
一水四見(いっすいしけん)

人にとって水に見えるものが、魚には「家宅」、天人には「宝石」、地獄人には「膿の河」に見えるという考えです。生き物のありようで世界は変わる、実体としての外界は存在しないという教えです。

まとめ

若い人の「いま」と、ブッダの「いま」は、同じなのか、
あるいは違うというならどう違うのでしょう。
 
一期一会(いちごいちえ)は茶道に由来することばで、千利休の言葉とされていますが、一期は仏教からの言葉です。茶会に臨む際には、この機会は二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであるということを心得て、招待者・客ともに互いに誠意を尽くす心構えを意味します。一生に一度、いま、ここ、この瞬間のあなたと私を大切に過ごす覚悟の表れです。ブッダの「いま」は一期一会に通じる「いま」ですが、若い人の「いま」でなければ経験できない、あるいは覚悟もなく、生きてるだけの「いま」のニュアンスが強いようです。

人は誰でも一人一宇宙。私は私宇宙の神であり、創造の主。私宇宙に誠意を尽くす心構えを大切にしたいですね。
人生100年のライフプランは、創造の賜物。ライフプランを精進する、精進そのものに至福があり、生きる目的。

 
戒名は、戒を守ることを誓った者に与えられる名前で、仏門に入った証であり、戒律を守る証として与えられます。つまり心構えを表したもので、「心構え=人格」という切っても切れない関係性 が読み取れます。

ライフシフトするためのライフプランを念頭に決意表明としての自分のあり方を戒名につけてみるのも、若い人にはいいかもしれませんね。

お金のゴエス|「頑張ってもお金は稼げない」親と子のお金の話
頑張ってもお金は稼げません。本当の話です。動物の親が子に食料の獲得方法を教えるように、親が子に教えるのは責任です。お金はギフトされるもの。当たり前の本当の話を語れないのは、政治、経済界らのリーダーが哲学を持っていないからです。やることをしないでおいて不要不急の自粛、年末年始はホームステイだの生活者を家畜のように扱うことに慣れているからです。お金を稼ぐことは正反対です。
100年時代のワンダーマインドな4つの稼ぎ方・働き方
親の相続でもない限りビジネスオーナーになるには時間もかかります。しかし資産運用は手軽な費用から簡単に始めることができます。毎日カフェで1000円使っているとしたら、100円の野菜スープで浮かせたお金で毎日投資に回すことができます。すぐにでも人の幸せに貢献でき、すぐにビジネスオーナーマインドを育めます。
お金のゴエス|景気の動向とお金の教育のはじめ方3つの重要ポイント
100年時代は働き方(稼ぎ方)が資本の時代です。労働で得る収入より、資本から得る収入が増える時代です。お金を沢山持っている人はそれを原資に資本収入を得ることができます。さらに増えた原資を元に雪だるま式に増やせるので安心と自由が増します。「人生はエンドレスにワンダフルになる」学習の在り方をお話します。
200年ライフお金のゴエス | 良い借金は社会を回ってワンダフル
お金は人間が作った世界共通の物語。宗教も人間が作った物語だが排他的「その神は偽りだ」と否定する。お金は対立関係にあっても協働する。シンデレラも桃太郎も叶わない世にも不思議な物語。犬も食わないお金だが印刷したら飯が食える。子どもに伝えたいお金の哲学。お金を稼ぐには、信用と人を幸せにすることが不可欠。

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