「生活費に全部消えていく状態で、どうしたらお金が貯まるのか、教えてほしい」という声や、このままだと私は一生働き続けるしかない」と将来を危惧する女性から「貯金」「ライフプラン」のお問い合わせをいただきます。
「将来に備えて少しでもお金を増やしたい」というご相談が増えています。資産は有形の金融資産、無形資産問わず、資産に働いてもらいのが原理原則です。資産の働きかたを一緒に考えましょう。
ライフプランのない人の共通した事情
そこで働き方改革、つまりライフシフトが必要になります。
「教育―労働―老後」という3つのステージへの固定観念が強いものの、現実は大きく変化していて3つのステージだけでは、今後通用しなくなっていて、いつまでも同じ仕事に就くことが難しいからです。ほとんどの人は情報は認知していますが、現実に準備ができている人は少ないようです。
そのための再教育にはコストもかかるのでライフプランの実践が待ったなしです。
ライフプランの中味は、金融資産(ファイナンシャルプラン)と無形資産の運用、それにはライフデザイン、ライフスキルも必要です。
「将来に備えて少しでもお金を増やしたい」という要望を現実にするためのライフプランの実践を習慣にするためにお話を進めます。
ポイントは金融資産(ファイナンシャルプラン)と無形資産に働いてもらえるようにすることです。
ライフプランを策定できない人には、共通した特徴(特に太字)があります。
- 根強い自己否定感
- 愛着の欠乏感
- 真面目
- 自己顕示欲が強い(否定感の裏返し)
- 論理的
結論をいうと現実から逃げているからです。逃げる口実はいくらでも創造できますが、いちばん必要な創造はライフプランを策定して、ライフプランを実践することです。
ライフプランを策定するには、自分と守るべき家族の整理が必要です。
家族の構成・情報、財政状況(キャッシュフロー、バランスシート)、財政目標 財政の予測。
ファイナンシャルプランを丁寧に行います。
現実から逃げているとファイナンシャルプランを丁寧に行うことができず、「無駄遣いをセーブします」程度の雑な回答で終わらせ、一時的に自己否定感を強めますが、自己顕示欲を満たすなにかでうやむやにします。これこそがライフプランがない人の共通した特徴です。
愛着への欠乏感
特に愛着への欠乏感は、特徴の要素、全般を支配しています。
欠乏感を埋めるための消費活動が旺盛で、質素倹約から遠のき、お金と時間の無駄遣いが同時に起こります。このためライフシフトするためのスキルが身につかない悪癖が習慣化し,結果的にお金の問題に戻ってきます。この仕組みを説明するほど、自己否定感を揺り動かされ、ますます不安から欠乏感が強まり消費で紛らわせようとします。
そこでおすすめしているのが、心の整理です。ライフシフトのゴエス(整理・整頓・清掃・清潔・習慣)です。
https://ikiiki.genkipolitan.com/assets/
しかし現状の寂しさより60年後の寂しさはもっとつらいものです。
もっとも60年後の自分は実感がないので実感のある現在の寂しさが勝ってしまうでしょう。
何かに困っているわけでもなく、「仕事もあるし、収入もある。食べることもできるし、服だって困らない」状態で、「やりたいことが見つからない」から困るわけではないのが実状。
人生の目的を間違えているので、「自分」「自分」「私」私」に神経過敏になっているからです。「自分」「自分」「私」私」に関心が強すぎると、自分中心になりすぎて、金融資産(ファイナンシャルプラン)と無形資産に働いてもらうことができなくなります。
「なんでも自分でしないといけない」という生き方、暮らしかたは、すごく疲れますよね。
お金と無形資産に働いてもらう状態に整える
一般に生活費は住宅費を別にして月に10万円必要です。現在の一般的なルールで計算してみます。
65歳以後90歳まで生きるとして35年、420ヶ月、毎月10万円としたら、4,200万円が必要です。
あるいは違うというならどう違うのでしょう。答えは「まとめ」に記します。
この問題を自分のこととして受け止める力が「ライフスキルの基礎」です。もし65歳で側られなくなったときに、貯蓄ゼロだったときに、どうしますか?具体的に答える準備ができていて「ライフスキル」があるといえるのです。「なんとかなる」では「なりません」
大掃除が必要な人ほど、いま貯金するお金がありませんと答えます。
人生の大掃除が必要な人
人生の大掃除が必要な人がいます。生きる目的を勘違いしてしまった人です。
精進することが目的ですといえば、ストイックな人生は自分に向いていませんと思うでしょう。
人は幸福を求めて生きるものと思い込んでいる方がほとんどです。
なので、あえて対立はしたくありませんが、大事なことは、自分の外に生きがいを求めず、自分の内に求めることです。自分の外に求めても得られることはほとんどなく、どんどん自分を辛くします。リアルな問題、4200万円をどう解決するつもりですか?
自分の外に求める人には、大掃除が必要です。
自分の外にも生きがいはありますが、それを得るには、自分の内に得ることで外にも届きます。
精進が人生の目的であっても不思議ではありません。
投資にも思うように育たない、子育てに失敗したというように失敗もあります。
投資のために節約生活を整える
定年退職後 90歳まで生きるとしたら、35年、420ヶ月、毎月10万円としたら、4,200万円が必要だと理解できていたら、65歳の自分から逆算して、ライフイベントを組み込みライフプランを設計します。全て逆算して習慣を作ります。
できたら始めるという公式は式でもなんでもなく気まぐれです。
「投資のために暮らしを節約で整える」これが基本の鉄則です。
感動は全部、自分の内にあります。
たとえば「節約」なんて不自由で耐えられないと思う人も少なくないと思いますが、節約からしか感じられないこともあります。
お金を増やす基本と4つの方法
基本はストレス解消のためにお金を浪費しないことです。
- 貯蓄
- 投資
- 投機
- ギャンブル
このうち、いつの時代にも、誰にもおすすめできないのは、投機とギャンブルです。
さらに4つに共通した鉄板ルールがあります。勝つことより負けないことを鉄則にすることです。
投資の4つ
株式
株式投資は「配当金」や「値上がり益」等の利益を得る為に、企業が発行する株を売買する投資方法です。
株というと、難しい・損をしそうで怖い等のイメージをもたれがちです。たしかに初心者にとって、今後株価の上がる銘柄を見極めるのは容易ではありません。予想はしないのが投資の鉄板ルールです。
基礎知識を身につけ、こまめに情報収集を行うことで、初心者でも株式投資で資産運用することができます。
- 株価は毎日変動します。購入時よりも高い株価で株を売れば、その差分が利益になります。
- 株主優待・・・株主優待制度のある企業の株主になれば独自商品やサービス等の特典を受けられます。
- 配当金・・・ 会社の利益の一部を株主に分配します。利益の大きな会社ほど配当金も多い傾向にあります。
債権
債券は、国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券です。
債券には満期が定められており、満期となる償還日には、額面金額が投資家に払い戻されます。投資家は、発行体に対して“お金を貸す代わりに利子をもらう”イメージです。
不動産(投資信託)
投資信託は、多数の投資家から販売会社を通じて拠出された資金を、運用会社に属する資産運用の専門家が、株式や債券、不動産、金融派生商品などの金融資産などに投資するよう運用指図し、運用成果を投資家に還元する金融商品のことです。運用による利益・損失は投資家に帰属します。
不動産投資信託(REIT:Real Estate Investment Trust)とは、不動産を中心に運用する金融商品で、その多くは金融商品取引所に上場しているので、通常の株式と同じように金融商品取引所で、いつでも売買が可能です。
投資家から集めた資金で不動産投資の専門家がオフィスやマンション等の不動産を購入し、購入した不動産を賃貸し、その賃料収入や売却益から費用を差し引いた残りの収益を投資家に分配します。
生命保険(変額保険)
変額保険とは、保険会社が資産を株式や債券などの金融商品で運用し、その運用実績に応じて保険金や解約返戻金などの受け取り金額が変動する保険をいいます。
そのため、通常の保険に比べ投資性の高い保険であるのが特徴です。
変額保険を大きく分けると、保険期間が一定の「有期型」と一生涯保障が継続する「終身型」の2タイプあり、 死亡したときには、基本保険金+変動保険金を受け取ることができます。
基本保険金額は運用実績にかかわらず最低保証されるため、変動保険金がマイナスになった場合でも基本保険金額は受け取ることができます。
有期型の場合、満期をむかえると満期保険金を受け取ることができますが、その金額は資産運用の実績によって変動し、最低保証はありません。したがって、運用実績により基本保険金額を上回る場合もあれば下回る場合もあります。解約時に受け取る解約返戻金には、最低保証はありません。
終身型の場合の解約返戻金は、解約したときに払込保険料に対してプラスの運用実績なら増えた金額を、マイナスなら減っている金額を受け取ることになります。
金
現物資産の代表格でもある「金」は、国際情勢の変化や災害時に金価格が上昇する傾向にあります。そのため、有事に備えてポートフォリオの一部に組み込んでいる投資家も少なくありませんが、金投資の種類は様々です。
●ゴールドバー・金貨
金投資の最もシンプルなスタイルは、ゴールドバーや金貨といった現物の購入です。人気のある100グラムのゴールドバーは、現在の金価格だと約66万円前後で買うことができます (2020年6月時点) 。
また、金貨の場合はカナダ中央政府が保証する法定通貨である「メイプルリーフ金貨」などが1/10オンスから1オンス (1オンス=31.1035g) の重さで購入可能です。
現物購入による投資方法は、実際に金を手にすることで高揚感が味わえる一方、盗難対策も含めた保管方法を確保しなければならず、そのための初期コストや保管料などの費用についても考える必要があります。
●純金積立
少額から気軽にスタートできる方法としては、純金積立があります。地金商や銀行、証券会社などが取り扱っており、月々1,000円から始められる手軽さが魅力です。また、積立金はドルコスト平均法で定額購入されるため、価格変動リスクを抑えられるメリットがあります。
積立期間中は、購入した金を保管してもらうため、手元で管理する必要はありません。保管方法には特定保管と消費寄託があり、特定保管のメリットは、銀行や証券会社は顧客が積み立てた純金と自社の資産を区別して保管するため、万が一積立先の銀行や証券会社が倒産しても積み立てた純金は100%返還されます。デメリットは、運用会社に保管確認や警備保険などのコストがかかる分、手数料が高くなりやすい点です。
一方の消費寄託のメリットは特定保管より銀行や証券会社に払う手数料が安いという点です。デメリットとしては、積立会社に金を預け、投資家が返還を求めることはできるが、積立会社が倒産した場合に、積み立てた金が返還されないリスクがあることが挙げられる。
投資のための節約
「投資するお金がない。お金が貯まったら投資します。」というのは定番ですね。今使わないお金がある人が投資すべきで、ない人に投資はおすすめできません。
ただし、これで話が終わっては、いつまでもライフプランは策定できなくなります。「ずっと貯蓄ゼロでいくの?」ということになります。
現状克服の救世主になるのが、「家計簿」です。
いまは簡単に取り組める家計簿アプリが多数出回っています。
以下のメリットを考慮して選ぶといいでしょう。
- 家計簿のつけやすさ
- 収支管理のしやすさ
- 入力の手間を省いてくれるレシート読み取り機能
- 機能の豊富さ
レシート読み取り機能は、家計簿だけでなく、商品を購入することで得られるメリットを簡単に入手できるのもお得です。
必要な買い物、欲しい買い物(=あればよりいい)に分別。限りなく必要な買い物に限定しますが、疲れて欲求不満にならないように、調整しましょう。
人生100念時代の禅的な資産(元手)づくり
人にとって水に見えるものが、魚には「家宅」、天人には「宝石」、地獄人には「膿の河」に見えるという考えです。生き物のありようで世界は変わる、実体としての外界は存在しないという教えです。
まとめ
あるいは違うというならどう違うのでしょう。
人は誰でも一人一宇宙。私は私宇宙の神であり、創造の主。私宇宙に誠意を尽くす心構えを大切にしたいですね。
ライフシフトするためのライフプランを念頭に決意表明としての自分のあり方を戒名につけてみるのも、若い人にはいいかもしれませんね。
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