「し合わせ」とはなんでしょう?気づきとはなんでしょう?生きるとはどういうことでしょう?
あるいはお金を貯めるとは、どういうことなのでしょう。
「十牛図(じゅうぎゅうず)」には、その答えがあります。
マインドフルネスのルーツは「禅」であることはよく知られています。
ここでは、マインドフルネスと密接な関係にある「十牛図(じゅうぎゅうず)」の説明をさせていただきます。
マインドフルネスは「瞑想」に特化しているので、「禅」には触れませんが、マインドフルネスを理解しようとすると、禅を避けて通れません。
「十牛図(十牛訓)」描かれた10枚の絵は禅の教科書として知る人ぞ知るツールです。
「し合わせ」とはなんでしょう?気づきとはなんでしょう?生きるとはどういうことなのか。
禅もヨーガも身体を使って教えを取得します。
悟りとは身体と関係ありそうだと「十牛図」は予感させます。
十牛図」は一枚、一枚に、自分が考え答えを出すことに意味があります。
はじめての方には難解なので、解りやすくヒントを提供します。
禅は仏道の修行ですが、海外ではキリスト教をはじめいろんな宗教があるので「マインドフルネス瞑想」を励行することが改宗の強要と誤解されます。
でも日本人なら大半が「仏教」と関わりがあるので、わざわざ「仏教」を避けて通る必要がありません。
といっても、そもそも私たちは「仏教」を「宗教」と考えていません。
仏教は哲学だと考えています。
気楽に、気軽に、仏道を楽しんでいただくと学ぶことが、たくさんあるので素敵だと思います。
十牛図 10枚の絵・10の問い
十牛図は、絵に描いた餅であっては意味がありません。
十牛図を前にして、沈思黙考して観想することで、十牛図は多くのことを語りかけてくれます。
そこで、十牛図の10枚の絵図に描かれた物語をを読み、沈思黙考して問いかけます。
すると、十牛図は問いかけに答えてくれますので、傾聴してください。
十牛図から人生を学ぶことができます。
*注:10枚目の絵「入鄽垂手(にってんすいしゅ)」では、主人公である「牧人」は見た目が変わっています。
布袋さんのようにふくよかな体型に変わっています。別人のようですが、それにも意味があります。
十牛図のプロセス
本当に生きるために。
「もう大人なんだから分別のある行動をしなさい」といいますが、仏教では「分別」を良いことと考えてはいません。
分別とは迷いのなかにいる証しであって、六大煩悩から脱却できていない戒めるべき状態を指す言葉として使われています。
対象を識別していく頭の働きを分別としています。つまり一般に使われている意味と同じです。
この行動は善、あの行動は悪、というように、頭で判断して識別するのが分別。
意味がねじれてしまうのは、ここから先にあります。
識別(分別)するが、それは実際(本当)にあるのではなく、頭の中であると思い込んだ(妄想)に過ぎないではないかと考えると分かりますよね。つまり「誤り」なのです。
「し合わせ」だ不幸だと考えても、ないものをあるように考えている自分の思い込みにすぎない。
頭で判断するのではなく、全体で捉えなさいという教えです。
そうすると、「善くもあり悪くもあり」となります。
つまり分別をつけていると、「し合わせ」になりたいと思えばこそ、怒りや欲のとりこになり不幸になってしまいます。
そうでなくとも、潜在意識にはネガティブな想いがあるので、それと結びついて、ますますネガティブな考えが蓄積されます。
年中、他人の悪口を言ってる人がいますが、長年の蓄積で、考える前に分別しているのです。このような場合、「もうお爺さんなんだから分別せずに行動をしなさい」と諭してあげたほうが良さそうです。(笑)
たとえば、このプロティン。↓
あの甘いミルキーのプロティンです。
一目見た瞬間にミルキーのドリンク。そんなものプロティンになるのかと分別します。
しかし不二家さんも移り変わる世相にあって、ペコちゃんを守りたい一心で商品開発されたはずです。いちばんおいしかったプロティンで、私に定番になりました。
こういうものに出会ったとき、分別せずに黙って受け入れる。そのような毎日を過ごしたいですね。
十牛図。10のプロセス
これからの100時代は、かってだれも遭遇したことのない世界を見ることになるかも知れません。自分を磨き、スキルを上げことを真剣にする必要があります。つまり無形資産と有形の金融資産の両方を育て上げる必要があります。
iDeCo=イデコ(個人型確定拠出年金)を国民年金や厚生年金と組み合わせることで、より豊かな老後生活を送るための資産形成方法のひとつとして活用できます。
さらに、ここでお話しするように「NISA(少額投資非課税制度)」と組み合わせて使うと大きな貯蓄が実現できます。
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まとめ
室町時代に中国から伝わった「十牛図」
十牛図は、コロナウイルス、自然災害、金融危機など複雑で難しい時代だから、ツールとして有効です。
「十牛図」は問題集です。
十枚の絵は問いかけてきます。その一枚、一枚に答えを出していくのは見る人の作業です。
十枚の図が繋がって物語が組み立てられたとき、気づきがおこります。
気づきは行動する準備です。
十牛図に描かれた牛はとっても大事な動物という意味で「真の自分」を表現しています。
「十牛図((じゅうぎゅうず)」は、禅を学ぶ人の教材として使用されます。
- 自分とは何者か
- 自分は何のために存在しているのか(いかに生きるか)
- 他者のために生きる
「十牛図」には、自分の存在価値、人生の意味を見出すプロセスが描かれています。
「し合わせ」とはなにか。禅を超えた人生の教科者といっても過言ではありません。
「十牛図」の解説は、一枚一枚について説明しています。ますます解りやすくなります。
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