スティーブ・ジョブズ 「十牛図」を最後まで歩いた56年の足跡

5200週の周活〜週活〜終活 十牛図

「十牛図」騎牛帰家(きぎゅうきか)

「十牛図」6枚目の絵、「騎牛帰家」には、笛を吹き歓喜する牧人が描かれています。

ついに真の自己を自分のモノにした姿が描かれています。

ここでは、深層心理(潜在意識)の底の底にある超自我の奥にある「阿頼耶識」「末那識」を克服して、真の自己をモノにした歓喜になりきってください。

この記事は以下の方におすすめです。

  • 禁止令に苦しんでいる方
  • 人生100年時代の基礎的な力が不足していると感じている方
  • 無形資産を育むために、なにから始めていいのか解らない方

「十牛図」6枚目の絵、「騎牛帰家」

牧牛

牧人は、「牛を捕らえる」ことができました。
つまり真の自己を自分のモノにできました。

牛に乗ることで高い視線で物事を見る状態にあります。
遠くまで見渡せる、あるいは深く物事をみる象徴として、牛に乗っていると考えられます。

この状態を見る、考えると、スティーブ・ジョブズを連想せずにはいられません。

スティーブ・ジョブズ 十牛図を最後まで旅したヒーロー

 

5200週の周活〜週活〜終活

スティーブ・ジョブズは、世界中で多くの人々の憧れであり、熱狂的な支持者も多くいます。
なので、彼の人生については、よく知られています。

これも有名な話ですが、スティーブ・ジョブズは生まれてすぐに養子に出されため、彼は実の親を知りませんでした。
ずっと長い間、この問題について葛藤がありました。
すべての根源だったのではないかと推察します。
つまり根本の心「阿頼耶識」です。

遠くを見つめ、深く内省し、自身の潜在意識の奥の奥まで照らし、自分がどう生きれば良いのか。
大学を中退し、インドを放浪し、禅に出会い、真の自己を探すことに懸命だったようです。

コンピュータと禅。顕在意識と潜在意識の葛藤。

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アップル退職・尋牛(じんぎゅう)の落胆

「十牛図」尋牛

アップルを創業し、たちまち成功のレールに乗りました。
しかし、彼の求めていたのはお金ではなく、もっと別のなにか。
「自分は開発に打ちこみたいので、経営は優れた経営者に任せる」と考えて、当時ペプシのCEOだったジョン・スカリー氏を招きました。
有名な話ですよね。

このまま一生、砂糖水を売り続けたいのか、それとも私と一緒に世界を変えたいか?
Do you want to sell sugared water for the rest of your life, or do you want to come with me and change the world?

                                         ―スティーブ・ジョブズ

その当時のことをジョン・スカリー氏は語っています。
「ジョブズは、そのときからiPhone,iPadの構想があり、絵にして説明してくれた」と証言しています。

それは「人の暮らしを変えるもの」「人がもっと自由になれるような作りたい」という一途な想いです。
25年先を見ていたといいます。

しかし、本人の立ち居振舞いが社内を混乱させたとして役職を解任され閑職へ追いやられ、1985年にアップルを退職します。

この時期のスティーブ・ジョブズは、牛に逃げられた牧人だったのかも知れません。

ここから牛を探す日々が始まります。

見跡の旅

「十牛図」見跡(けんせき)


その後、ピクサー・アニメーション・スタジオを設立。またNeXT Computerを起業し、(OS) NEXTSTEPを開発します。
これがアップル復帰後の新しいMacOSになります。

それはMacを「デジタルハブ」とするコンセプトのもとに実現します。

1995年当時、MacOSクラシックを模倣したMicrosoftのwindowsが業界を席巻していましたが、その裏で彼の夢が進行していました。

コンピューター・グラフィックと映画界に大きな変革をもたらしたピクサー社はスティーブ・ジョブズが創った会社。

1986年に制作された小さな動画が彼の心を大きく動かしました。

牛の足跡を見つけた瞬間だったような気がします。

Think different・見牛の瞬間

「十牛図」見牛(けんぎゅう)

この小さな動画は1995年の『トイ・ストーリー』となって大輪の花を咲かせます。
『トイ・ストーリー』が公開。1998年にはiMacを投入、有名な「Think different」が発表された時期でした。

このときに日本に来日、iMacのプレゼンを行い、NHKのインタビューにも登場します。

このときに、iMacの快挙を大したことではないと言い、トイ・ストーリーの素晴らしさに触れていました。

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彼が素晴らしいと言ったのは「人を感動させる力、その持続性」という点でした。
そして自分の子どもを引き合いに出しました。
『トイ・ストーリー』は永遠に人の心に残るが、コンピュータは日進月歩で変化していくというのが彼の意見でした。

今になって思うと、彼が言ってたのは「愛について」でした。

デジタルハブ構想発表・得牛のとき

「十牛図」得牛(とくぎゅう)
口にはしませんでしたが、しばらくして「デジタルハブ」構想を発表します。
このニュースを報じたのはマック専門誌だけで、それも小さな記事でした。
しかしこれがIT革命のはじまりでした。

最近は「マインドフルネス」「ミニマリスト」が流行ですが、これらも「デジタルハブ」に繋がっているひとつと考えて良いと自分は断言します。

デジタルハブ構想発表時点で、彼は真の自己を発見、ついに捕らえたようです。

「十牛図」の「得牛」の場面です。

顕在意識と潜在意識が融合した瞬間だったのではないでしょうか?

その眼差しは、遠くまで見通し、深く内省し、「阿頼耶識」を見通す力を身につけていたようです。

ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1 「十牛図」6枚目の絵、「騎牛帰家」で、牧人が牛に乗り、笛を吹いている姿は、スティーブ・ジョブスそのものです。

25年先を見ているだけでなく、ピクサーにインスパイアされ、こんなにも素晴らしいもの生みだす人間の素晴らしさを感じとったのではないでしょうか?

スティーブ・ジョブスの心を具現化したものが、人をもっと自由にするデジタルハブ構想でした。

同時に、彼の内面にあった執着が溶解し、人との関係にも優しさが芽生えます。

「阿頼耶識」は、人を苦しめる蔵であり、創造の蔵でもある

八識

「阿頼耶識」には、禁止令が貯蔵されています。

「阿頼耶識」の、サンスクリットの ālaya( आलय) の音写と、vijñāna(विज्ञान) の意訳「識」との合成語。
ālaya の語義は、その場に一切諸法を生ずる種子を内蔵していることから「蔵識」とも訳されます。もう一つ意味が、「執着」です。

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「阿頼耶識」には、人が束縛される「禁止令」への「執着」の一方で、何かを生み出す場所のポジティブな意味があります。

スティーブ・ジョブズは、「阿頼耶識」の負の側面と戦いながら、やがて「阿頼耶識」を世界になかったものを生み出す場所に変えたのです。

ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 2

そのプロセスで大きな役割をしたのが、ピクサーであり、iMacの原点でした。

56年の短い人生でしたが「十牛図」を最後まで歩んだ人生でした。

真の自己を探す旅だったように思います。

 

 

十牛図〜6枚目の絵、「騎牛帰家」までのプロセス

ここでは、プロローグから、始まりである「尋牛」から「騎牛帰家」までのプロセスをご紹介します。
全部で9記事になっています。
「騎牛帰家」以降は今後も続きますが、スティーブ・ジョブズ氏は最後の絵まで到達しています。

アメリカの大手IT企業では、多くが「マインドフルネス」を採用していますが、なかには「マインドフルネス」を学んだことによって矛盾を感じて企業活動から脱落する方も少なくないといいます。難しい課題ですね。

しかし、スティーブ・ジョブズ氏が最後の絵まで到達したというのは、「愛のちから」だと信じて疑いません。
彼は何より愛を求めていました。「親の愛」です。
しかし、スティーブ・ジョブズ氏の凄いのは、少しばかり大袈裟にいうなら、人類への愛に高めたことです。

それはきれいごとではなく、生きるための切実なものだったでしょう。
その切実さを開花させたのは、育ての親の愛だったのではないでしょうか?

もし、育ての親が歪んだ心も持ち主であったなら、スティーブ・ジョブズの56年の人生も埋もれてしまったと思います。

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まとめ

「騎牛帰家」で牧人が牛に乗り、笛を吹いている姿は歓喜の姿です。

その歓喜は娯楽や酒で得られるすぐに消えて無くなるものではなく、より高いところをめざすモチベーション(動機付け)になるものです。

人は自分の役割を終えると、旅立つといいます。

心地良い旅を続けていると信じています。

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  • 無形資産を育むために、なにから始めていいのか解らない方

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