100年ライフ・お金のヒミツ|デリバティブを学習する

先物取引 ファイナンシャルプランニング

こんにちは、人生100年時代のマインドフルネスなファイナンシャルプランナー、コーナンダアNです。

株式、債券、投資信託など、お金を増やすための手段に使うのが「金融商品」です。

デリバティブ(Derivative)は、これらの金融商品に派生して生まれる権利などを取引するもので「金融派生商品」と呼ばれています。

デリバティブは未来の不安をコントロールする目的で生まれた商品です。

100年ライフに通じる重要な考え方にプラスになると思うので、参考にしてみてください。

デリバティブの概要

1.派生商品(デリバティブ)の概要

デリバティブ(Derivative=派生商品)とは通貨、債券(金利)、株式などの本来の金融商品(原資産)からリスク回避を目的として派生した取引のことであり、 契約時点で受け渡しが行われないのが特徴である。

2.デリバティブの特性

金融機関に限らず資産や負債を保有する者であれば常に何らかのリスクにさらされている。
よって、何らかの手段によってリスクをコントロールする必要に迫られる。

リスクとリターンのバランスをどのように取るかがリスク管理であり、有効なリスク管理なしに効果的なリターンを得ることはできない。

デリバティブは、
①リスクの移転が極めて有効にかつ、容易に行われる、
②レバレッジ効果で有効なリスク管理手段になり得る。

レバレッジ効果は使いようによっては、投機の道具となり、逆にリスクを増大させリスク管理を困難にすることもある。

3.デリバティブ取引の種類

デリバティブは「先物・先渡し」、「オプション」、「スワップ」の大きく3つに分けることができる。

先物取引・スワップ取引

先物取引

1.先物取引の概要

先物取引とはある(対象)商品のある特定の数量について、将来の特定の時点を期限日としてあらかじめ定める価格(約定価格)売買(現物決済)することを契約する取引である。

期限日前にその時点定める価格で反対売買(売り契約の場合は買戻し、買い契約の場合は転売する)することによって差金決済することのできる契約である。

店頭(相対)取引ではなく、取引所取引である。

2.先物取引の種類

3.先物取引の基本的投資戦略

(1) 収益性や安全性を高めること。

①リスクヘッジの機能が大きい
②小さい資産で大きな取引が可能(レバレッジ効果が高い)
③現物市場での流動性の増大(裁定機能が働く)
④収益性を高めることが可能

レバレッジ効果

先物取引を行うためには、他の金融商品と同様に資金が必要です。
ただし、その金額は売買価格の全額ではありません。
たとえば100万円の取引であっても、将来売買するという約束を担保する「証拠金」として、15万円程度でもよいのです。

これが「レバレッジ効果」です。
レバレッジとは、「てこ」のこと。
少額資金で多額の原資資産取引をしたのと同じような効果を得られることから「てこの作用」と言います。
投資効率が高いところがメリットですが、同時にリスクにもなるので、注意深く取引することがおすすめです。

ヘッジ取引は、現物と反対のポジションの先物を保有することなどにより、価格変動リスクなどを回避または軽減することを担う取引。

 (2) 裁定取引――ひとことで言うなら価格関係の歪みや乖離を利用して利益を得ようとする取引。

裁定取引(アービトラージ)とは、現物とデリバティブ(先物取引等)、またはデリバティブ商品間の一時的な価格差(歪み)が生じた場合に、割高な 方を売り、割安な方を買い、その後、両者の価格差が縮小した時点でそれぞれの反対売買を行うことで利益を獲得しようとする取引のこと。

  • 機関投資家などが、リスクを低くしながら利ざやを稼ぐ際に利用する手法。
  • 株価指数等の現物価格と先物価格を利用した取引などが代表的。
  • 理論価格よりも高くなっている割高な先物を売却するのと同時に現物を購入することを「裁定買い」という。
  • 理論価格よりも低くなっている割安な先物を購入するのと同時に現物を売却することを「裁定売り」という。
  • たとえば、先物を売って現物を買うという裁定取引のポジションを組み、その後、利益を確定するために先物を買い戻して現物を売るといった反対売買を行うことを「裁定解消」と呼び、その際に行われる現物の売りのことを「裁定解消売り」と言う。
  • 裁定取引は、株式市場の現物と先物だけでなく、為替、金利、商品(コモディティ)など、さまざまな市場で行われています。

(3) スペキュレーション取引――投機を目的にリスクを覚悟のうえ、先物の値段の変化に注目し、少ない証拠金で多額の利益を得ようとする取引。

4.スワップ取引

スワップとは、元来、等価値のものの「交換」という意味です。

デリバティブのスワップ取引において交換するのは、将来にわたって発生する利息です。

同じ通貨で異なるタイプの利息をあらかじめ定めた条件に従い、お互いに交換するのが金利スワップです。

また、異なる通貨の利息などを交換する通貨スワップクーポンスワップもあります。

通貨スワップ
異なる通貨間で将来の金利と元本を交換するのが通貨スワップです。
ドル金利を受取って円金利を支払うといったものです。

たとえば、ドル建て債券を購入した場合、利息と償還元本がドル建てで行われますが、その場合、為替変動リスクがあります。通貨スワップを同時に行うことで、そっくりそのまま円建て債券投資をした効果を生み出すことができます。

クーポンスワップ
元本交換をしない通貨スワップのことです。将来にわたって異なる通貨の金利のみを交換します。

スワップ取引は将来の金利変動リスクを管理する手法として金融機関のあいだで急速に広まり、さらに企業の財務管理に用いられるなど、非常に重要な地位を確立しています。そして、その汎用性の高さから個人向け金融商品の中にも取り込まれるようになっています。

スワップ取引とは経済的価値の等しいキャッシュフローを一定期間にわたり、あらかじめ定めた条件に従い、お互いに交換すること。

オプション取引

1.オプション取引の概要

オプションとは日経平均株価などの原資産をあらかじめ定められた期日までに、特定の原資産を、あらかじめ決められた特定の価格(権利行使価格)で売買する取引のことである。

この買いつける権利をコールオプション売りつける権利をプットオプションといい、この権利の取引をオプション取引という。

  • この権利の買い手が権利を行使すると、売り手は権利の行使に応じる義務がある。
  • オプションの買い手はオプションの売り手にプレミアムを支払う
  • オプションの買い手は、オプションを行使する権利を有するが、その権利を放棄することもできる。

  • オプションの売り手は、買い手の権利行使に応じる義務がある。

2.オプション取引の種類

オプション取引には、

  • 取引開始日から満期日までの間、いつでも権利行使可能なアメリカンタイプ
  • 満期日に限り権利行使可能なヨーロピアンタイプ

があります。

3.オプションの損益曲線

買い手の損失は支払いオプション料(プレミアム)に限定され、売り手の利益は受取りオプション料に限定される。

*コールオプションの買い手は、支払ったオプション・プレミアムを超える損失を負うことはない。

*買い手の利益は無限定で、売り手の損失は無限定である。

コールと、プットがわからなくなる人がいる。まずコールのCallの「C」を書いてみて、右上に上がっていくほど利益が出るものと図で覚える。プットはその逆に下がって行くほど利益が出る。買いが基本で売りは横軸に対して対象な図となる。

まとめ

デリバティブ(派生商品)は、未来の不安を担保する商品です。
担保するといってもリスクがあるので賢く使いたいですね。

プロのギャンブラーは負けないことを優先的に考えるので、負ける確率が低いといいます。
プロだから、つまり「それで飯を食っているので、負けるわけにいかない」といいます。

命がけの慎重さが大切なんですね。

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