- 株価・・・・・・・・・・・・・500円
- 自己資本(純資産)・・・・・400億円
- 当期純利益・・・・・・・・・50億円
- 年間配当金・・・・・・・・・20億円
- 発行済み株式数・・・・・・・2億株
PBR(株価純資産倍率)
PBR/株価純資産倍率 (ピービーアール/かぶかじゅんしさんばいりつ)
1株当たり純資産は、BPSです。
BPS=純資産➗発行済株式総数
株価純資産倍率=500円➗200円=250%
- 株価・・・・・・・・・・・・500円
- 自己資本(純資産)・・・・400億円
- 当期純利益・・・・・・・・50億円
- 年間配当金・・・・・・・・20億円
- 発行済み株式数・・・・・・2億株
BPS(1株あたり総資産)
<1株あたり総資産(BPS)>は提供されていないので、PBRを算出するために、自分で計算する必要があります。
1株あたり総資産=400億円➗2億株=200円
- 一株当たり純資産(BPS)とは、企業の成長性分析の指標の一つで、1株に対して会社の純資産がいくらあるかを表すものです。
- 一株当たり純資産は以下の計算式で算出します。
一株当たり純資産(円) = 純資産 ÷ 発行済株式総数
- 一株当たり純資産は、仮に会社が解散・清算した場合、株主のもとに残る価値になるため、「1株あたりの解散価値」とも呼ばれる。
- 株価・・・・・・・・・・・・500円
- 自己資本(純資産)・・・・400億円
- 当期純利益・・・・・・・・50億円
- 年間配当金・・・・・・・・20億円
- 発行済み株式数・・・・・・2億株
PER(株価収益率)
EPS(1株あたり当期純利益)
1株あたり当期純利益(EPS)=当期純利益➗2億株
1株当り当期純利益(EPS)=50億円➗2億株=25円
EPS(Earning Per Shareの略称)ともいい、当期純利益を期中平均発行済株式数で除した数値です。 1年間の純利益の額を1株当たりに換算し、持分証券である株式の投資価値を測定する指標として利用されています。
- 株価・・・・・・・・・・・500円
- 自己資本(純資産)・・・・400億円
- 当期純利益・・・・・・・・50億円
- 年間配当金・・・・・・・・20億円
- 発行済み株式数・・・・・・2億株
PBR(株価順資産倍率)
株価純資産倍率(PBR)=500円➗400億円
ROE(自己資本利益率)
ROE(自己資本利益率)は、株主資本利益率ともいわれています。
「その株に投資してどれだけ利益を効率良く得られるか」ということを表しており、株主から見て収益性の指標になります。
現在、投資家は「投下した資本に対して企業がどれだけの利潤を上げられるのか」という点を重視しているため、ROEは最も重要視される財務指標となっています。
また、投資家により投資に値する会社だと判断されることは、会社の業績にも良い影響を与えてくれます。
ROEの数値は%で表示されます。一般的に10%を上回ると優良な企業だといわれており、投資価値のある会社だと判断されます。
ただ、日本企業の場合には平均ROEが5%程度であるため、5~10%だとしても一概には投資価値のない会社だとはいえません。
ROE=50億円➗400億円=12.5%
ROE(自己資本利益率)
- 株価・・・・・・・・・・・500円
- 自己資本(純資産)・・・・400億円
- 当期純利益・・・・・・・・50億円
- 年間配当金・・・・・・・・20億円
- 発行済み株式数・・・・・・2億株
復習:当該会社の次の数値は?
「株が割安かどうか、つまりお買い得かどうかを判断するときに役立つ、株の割安さを測る指標が「PER(株価収益率)」と「PBR(株価純資産倍率)」です。
PERもPBRも、共に株価が割安か割高かを判断するものです。
つまり、基準となる会社の実力に対して、何倍の株価であるか(どのくらいその企業が評価されているのか)を計算している訳です。
ここでは「PER(ピーイーアール)」(株価収益率)について解説します。
PER(株価収益率)
「PER(ピーイーアール)」は、会社の利益と比べて、今の株価が割安かどうかを見る指標で、投資家なら誰もが気にしている、大変重要な数値です。
「PER(ピーイーアール)」の説明に入る前に、まずEPSについて説明しておきます。
EPS(1株当たり純利益)
EPSとは、「1株当たり純利益」です。
会社の最終利益である純利益を、発行済み株式数で割ったものです。
たとえば、純利益が1000万円、発行済み株式数が10万株の場合、EPSは、1000万円÷10万株=100円となります。
この会社の利益は1株当たりだと100円ということです。
では、この会社の株価が現在、2000円だとします。
EPSが100円だから、その20倍の値段がついている、というわけです。
この「20倍」がすなわちPERです。
PERが高いと割高、PERが低いと割安
株をEPSの20倍の値段で買うのと、EPSの10倍の値段で買うのとを比べると、10倍の値段で買えた方がお得(割安)です。
PERは数値が高いと今の株価は割高、低いと今の株価は割安というのが基本です。
PER15倍が一つの基準
日本の上場企業の場合、PERはだいたい15倍程度が平均とされているので、一般には、PER15倍を基準に、それよりも高ければ割高、低ければ割安と判断されることが多いと言えます。
PERは証券会社の銘柄ページなどに掲載されているので、気になる業績がよく、将来性がありそうな銘柄があれば、PERもチェックしてみましょう。
有望な株のPERが10倍など低めだったら、買いチャンスかもしれません。
割安に買って、株価が上昇した(=PERが高くなった)ところで売れば、利益を得られます。
PERについて、知っておいてほしいこと、気をつけてほしいことがいくつかあります。
PERの計算には予想EPSを使う
まず、PERの計算に使うEPSは、予想EPSだということ。予想EPSとは、企業などが発表する予想の数字のことです。株式投資では将来性を重視するので、計算に使う数字も、すでに終わった期の確定数字ではなく、これからの予想数字を使います。
PERが低くても将来性のない会社は割安ではない
次に、PERが低ければ何でもいい、というわけではないことも重要です。PERが低くても、業績が悪化していく見込みなら割安とはいえません。PERが低いから買ったのに、さらに低くなってしまっては儲けのチャンスはないからです。
PERが高くても将来性のある会社は割安かもしれない
逆に、PERが高いからといって、買ってはいけないとも一概にはいえません。
今後の業績の大きな伸びが期待できるなら、PERが少しくらい高い状態で買っても、さらに高くなる可能性があるからです。
利益が今後、何倍にもなっていく見込みがあるなら、PERが20倍や30倍でも割安といえることもあります。
PER100倍など極端に高い場合は手を出さない
とはいえ、PERが100倍など極端に高い場合は手を出さないこと。
今の株価がEPSの100倍にもなっているということは、つまり、100年分の利益を織り込んでいるということ。ちょっとしたバブルと言えます。
PERだけでなく、業績や将来性、チャートと併せて判断しょう
そこで、PERだけを判断材料にせず、業績や将来性、株価チャートの形なども併せて検討するといいでしょう。
PER の使い方まとめ
【基本!(1)】PERは低いと割安、高いと割高
【基本!(2)】PER15倍が一つの基準になる
【基本!(3)】PERの計算には予想EPSを使う
【しかし!】PERが低くても将来性のない会社は割安ではない
【しかし!】PERが高くても将来性のある会社は割安かもしれない
【でも!】PER100倍など極端に高い場合は手を出さない
【結論!】PERだけでなく、業績や将来性、チャートと併せて判断しょう
PER 株価➗1株あたり純利益
PBR 株価➗1株あたり純資産
ROE(自己資本利益率)当期純利益➗自己資本
配当利回り 1株あたり年間配当金➗株価
配当性向 配当金総額➗当期純利益
最後までお読みいただきありがとうございます。
般若の呼吸で歩き遍路するゲンキポリタンなFP、三宝院沙門でした。
ゲンキポリタン大学
「ゲンキポリタン大学」では、「社会人基礎力」をコアに<人生100年時代の曼荼羅>を描くように、ライフシフトをバックアップするさまざまな講座を、さまざまな方を対象に、さまざまな形態で開催しています。ご都合に合わせた形態をお選びください。
「社会人基礎力」(全6回)
- 人生100年時代社会人基礎力3つの能力
- 社会人基礎力①12のの能力要素
- 社会人基礎力②前に出る力を育てる主体性と8つの基準
- 社会人基礎力③考え抜く力を育てる思考法
- 社会人基礎力④チームで働く力
- 社会人基礎力に追加された3つの視点
GTD®勉強会
- 社会人基礎力|GTD①マンダラ思考で情報をゴエスする
- 社会人基礎力|GTD②頭の中の「現実」もすべて把握する
- 社会人基礎力|GTD③アセスメントを設定して「できる」行動をリストにする
- 社会人基礎力|GTD④アセスメントのために見極める
社会人基礎力|GTD⑤マンダラ思考で整理する
社会人基礎力|GTD⑥システムをマンダラ思考で見直す - 決定版「図解」十二縁起
コラム 自我と交流分析
- 100年「し合わせ」な整え日記
- 自他肯定をライフスタイルにする『お粥さんプロジェクト』
- 人生の方程式から外れない<イマジン>3つの自我の使い方
- メンタルモデルを変える5つの心とエゴグラム
- 般若のゴエス|自分を忘れるアサーティブ・コミュニケーション
- 般若のゴエス|アサーション・コミュニケーション|率直について
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