人生は僅差。時の差。
身体と脳と時間の三方よし。
無料相談受付中のファイナンシャルプランナーのエンドレスにワンダフルなマンダラチャートのご説明です。
ヒトはそれぞれに夢を叶えようとしていますが、その実際はホンのわずかな違いで大きな違いになります。どこに原因があるのでしょう。自分の努力もありますが、こころが映し出したかかわり、「縁起(因縁)」から生まれます。
つまり現実は僅差しかないけれど、大きな差になってしまうのを乗り越えるには、僅差の生じないように、努力ではなく、正しい努力を続けて続けて続き抜くことを面白がることです。
社会の歩調と自分の歩調を合わせることで 、人生の長さは変えられます。マンダラチャートはその象徴。
ファイナンシャルプランナーの人生をエンドレスにワンダフルにするマンダラチャート。
たとえばファイナンシャルプランナーの国家試験に挑むとします。合格点を取ることは同じ目標ですが、社会にどう役に立ちたいかは、点数に現れるように思えません。しかし難易度が上がるつれ次第に違いが影響するようになります。このメカニズムは時間と共に顕著になります。「相互依存の関係」か、「他者依存の関係」。あるいは「自己依存の関係」の違いで、結果は身体と脳と時間で大きな違いになります。
曼荼羅思考でこの世の不思議を解いていくとともに、ファイナンシャルプランナーの人生を豊かにするマンダラチャートの使い方を説明します。
マンダラチャートの使い方
難易度
1.大目標を達成するために8つの目標を設定する
2.8つの目標を達成するために8つの目標を設定する
3.8つの目標を達成するためにそれぞれ8つの小目標を設定する
4.それぞれの8つの小目標を達成するためにそれぞれ8つの小小目標を設定する
5.目標は必要に応じてどんどん入れ子状態になります。
時間軸
1.入れ子になった小小目標から日単位→週単位→月単位→3カ月単位に拡大
2.入れ子目標は「難易度で設定」と「毎日継続の設定」に分類される
進め方(用紙の使い分け)
入れ子のマンダラチャート/小単位の目標
(マンダラチャート/小目標の事例)
上のシートは要介護の人が四国八十八ヶ所巡りを歩いて旅することが出来るように開発したマンダラチャートの小目標(歩行能力アップ)のひとつです。小目標(歩行能力アップ)するために8つの小小目標ができた状態です。下部にあるのは8つの小小目標を曜日ごとに実践する週単位の予定表(シート)です。
要介護でも現状打破を目的にチャレンジできるのがマンダラチャートの魅力です。
- 目標によって.難易度・時間軸が違うので『今週の目標』に落とし込み進捗状況をマンダラチャートにフィードバックする
- ①大目標を中心にしたマンダラチャート
②小目標を中心にしたマンダラチャート
③入れ子シート
④週間シート(→やることリスト) - マンダラチャートはここからダウンロードできます。
(大目標・小目標・やることリスト・週間シートの4種類)
小目標を週間目標達成シートにすろ
▲マンダラチャート週単位の目標シート
/小目標を達成するために小小目標を週間で記入した場合の事例
留意点
簡単な目標であれば小目標でマネジメントできますが、ほとんどの場合入れ子シートを使うことになります。入れ子が増えるほどマネジメントも複雑になりますが、複雑になるとシステム手帳化します。
用紙の使い分けが増えてやる気が空洞化します。やる気は気持ちだけになって行動がついてきません。理屈に走るとどんどんシステム手帳化します。大切なのは夢を叶える実行力・行動力です。あなたのマンダラを信じてください。必要なことは忘れなくなります。
システム手帳化、つまり転記が増えると手帳に支配される状態になるので、それもひとつの在り方ですが、面倒で面白くなくなります。
そこで「やることリスト」を週間シート(今週すること=毎日すること)で止めることをおすすめします。これ以上の細かい使い方については省略しているので自身でアレンジしてください。
▶︎マンダラチャートの使い方(PDF)
ウェルビーイングなマンダラチャート
ウェルビーイングなマンダラチャートを作ってみましょう。
ウェルビーイングのモデルには主なもので3つあります。
- SPIREモデル・・・・タル・ベン・シャハー博士が提唱したモデル
- PERMAモデル・・・マーティン・セリグマン博士が提唱したモデルで全体性を重視したもの
- GALLUPモデル
ギャラップ社の特徴は大規模な世界的調査から見えた5つの構成要素である点です。アメリカの調査会社であるギャラップ(GALLUP)社は、2005年から、150カ国以上、それぞれの国で15歳以上の約1000人を対象に、グローパル調査(Galup World Poll) を実施しています。
その中で主観的なウェルビーイングも調べており、その結果から『しあわせ』に必要な要素を5 つを定義しています。この調査結果は、国連が毎年発表している『World Happiness Report』(世界幸福度報告)にも利用されています。それぞれ構成する要素が以下のように違います。
- SPIREモデル
- Spiritual Well-being/精神的ウェルビーイング
- Physical Well-being/身体的ウェルビーイング
- Intellectual Well-being/知性的ウェルビーイング
- Relational Well-being/人間関係におけるウェルビーイング
- Emotional Well-being/感情的ウェルビーイング」
- PERMAモデル
- Positive Emotion/ポジティブ感情
- Engagement/没頭する、自発的に従事する
- Relationship/人間関係
- Meaning/意義
- Accomplishment/達成
- GALLUP/ギャラップ社
- Career well-being(キャリア ウェルビーイング)
- Social well-being(ソーシャル ウェルビーイング)
- Financial well-being(フィナンシャル ウェルビーイング)
- Physical well-being(フィジカル ウェルビーイング)
- Community well-being(コミュニティ ウェルビーイング)
マンダラチャートは8マスの目標設定なので、ダブルものを省き、その上で重視したものを独自に選びます。すると以下のようになりました。
大目標はウェルビーイング
この因果関係を図にしたマンダラシートは、主にライフシフトに必要な有形資産(金融資産)、無形資産になります。
下の縁起図を図にしたものです。
小目標はウェルビーイングの要素を重視したものですが、小小目標を自分らしい目標にすることでオリジナルティが発揮されます。
- 健康/活力資産
- 仕事/生産性資産
- 経済/ファイナンシャルプラン(金融資産)
- 家庭/パートナー資産
- 社会/マインドフルネス・ライフデザイン・ライフプラン
- 人格/ライフスキル・社会人基礎力
- 学び/変身資産・ライフシフト
- 趣味/ライフステージ
Hygge(ヒュッゲ)のこと
ヒュッゲ(Hygge)は、デンマーク語で、居心地の良い空間に満足感を感じることや、小さなことに「し合わせ」を感じることなど、デンマーク人のアイデンティティといえる、ウェルビーイングに通じる言葉です。
欧米では、フィンランド、デンマークなど北欧で日常になっているヒュッゲに過ごすこと、つまり時間の流れを楽しみながら、家で大切な人と時間を過ごす。がちょっとしたブームです。「白夜」という言葉が表すようにフィンランド、デンマークは日照時間が短くうつ病になる人も少なくなく、決して自然環境が良いとはいえないのに幸福度ランキングでは毎年上位にランキングさています。
つまり「し合わせ」の捉え方が主体的なんだと思います。私は北陸三県に似ている気がします。
ヒュッゲ(Hygge)には、原点といえる『リッケ(LYKKE)』があり、英語で『Happiness(=「し合わせ」)』の意味。リッケのなかには、デンマークの人々が、「し合わせ」に暮らすための価値観があり、6つの重要な要素が含まれています。
- 人々のつながり
- お金
- 健康
- 自由
- 信頼
- やさしさ
6つの要素の中で、物質的なものは『お金』だけです。デンマーク人の「し合わせ」の定義には、人との繋がりや、精神的部分が重要になっているようです。ウェルビーイングの基礎ともいえる考えです。
多分言葉の上では日本人も同じでしょう。言葉は物事が先にあり、その後についてきたものです。
しかも言葉には因果関係があり、言葉になる前に行動(縁起)があって実践されていることが重要です。
たとえば福井名物に『水ようかん』があります。大阪で働き(丁稚奉公)年末年始に帰省する時、働いていたお店でお土産に持って帰ってくださいといただいたものを家族に出すと、「もったいない、水で薄めてたくさんのヒトが食べられるようにしましょう」と一旦、水で溶かして増やしたのが起源です。このプロセスが語られなくなったら別の食べ物になってしまいます。ヒュッゲ(Hygge)に関して「し合わせ」の捉え方が主体的なんだと前述したのはヒトのあり方なのです。
常にモノを求め続けて幸福度世界ランキング最低クラスにある日本人とは根本的な違いがあるようです。
それは助け合いからくる共感、共生です。旅行して目新しいモノ、食べ物を探すのは、世界中どこのヒトも同じだと思いますが、求め方、感じ方が違うのでしょう。どんどん言葉の中身が乏しくなり言葉だけが一人歩きするのはヘンです。ヘンでもいいのです。大切なのは中身ですから、ウェルビーイングは中身がぎっしりであってほしいです。それを実現するのはマンダラチャートへのあり方です。
家族全員で取り組めば家族の生涯学習になる
- Career well-being(キャリア ウェルビーイング)
- Social well-being(ソーシャル ウェルビーイング)
- Financial well-being(フィナンシャル ウェルビーイング)
- Physical well-being(フィジカル ウェルビーイング)
- Community well-being(コミュニティ ウェルビーイング)
ギャラップによると、この5つの要素は、信仰や文化、国籍を問わず、共通しているようです。
どれかひとつでもうまくいかず苦しんでいる要素があると、その人の幸せのダメージになる。一方で、どれかひとつの要素だけ突出してうまくいっても、残る4要素をないがしろにしていると、日々「し合わせ」を感じる生活は手に入らないと報告しています。
5 つの要素それぞれについて、少しずつでもよリ良い状鰭を自指して 行動することが大事なようです。
Career well-being(キャリア ウェルビーイング)
ウェルビーイングの5つの要素の中で最も重要なのが、キャリア ウェルビーイングです。
キャリアウェルビーイングとは、自分の時間の大半を占めている仕事に於いてしあわせであり、楽しみ、情熱をもって取り組んでいることです。
キャリアは、一般的にいわれる「仕事上の経歴」だけを指すものではありません。自分の人生そのものをキャリアと捉えるため、育児や勉強、趣味、ボランティア活動なども含まれます。日々の時間を多く費やしている事柄に、どれだけ充実した気持ちで取り組めているかを測る指標です。
私たちは週の大部分を何かをするために費やしています。もしその時間が充実していて意味があると思えるのなら、キャリア ウェルビーイングが高いと言えます。キャリアウェルビーイングが高い人は、人生で2倍以上の豊さを感じているという結果もあります。
キャリアウェルビーイングは生産性を高めることに主眼をおきますが。8つの目標の全体的な目標になります。
- 健康/活力資産
- 仕事/生産性資産
- 経済/ファイナンシャルプラン(金融資産)
- 家庭/パートナー資産
- 社会/マインドフルネス・ライフデザイン・ライフプラン
- 人格/ライフスキル・社会人基礎力
- 学び/変身資産・ライフシフト
- 趣味/ライフステージ
Social well-being(ソーシャル ウェルビーイング)
人生で強力な人間関係や親しい友人を持つことが「し合わせ」につながるというのが、ソーシャル ウェルビーイングです。・・・強い信頼と愛情でつながっていて、良好な人間関係を持ち、人間関係において幸福であること。ここでのソーシャルは、人間同士のつながりを指します。家族、同僚、恋人などとどれだけ深い信頼関係を築けているか、またその関係性の在り方に満足しているかが問われます。
職場や自宅でのコミュニケーション、電話、友人との会話、電子メールなどの社交的な行動を1日1時間でもすると、幸福を感じてストレスが減ることが分かっています。最大6時間までで、時間が多いほど効果があります。
献血をした後に良い気分になったというのもソーシャルウェルビーイングの一例です。ある組織に貢献したり参加したり実践すると深い幸福が得られます。また、このような社会と繋がった行動を通じて自分の能力に真の自信が持てるようになります。
ソーシャルウェルビーイングは、助けない風土が高まっている我が国では、二極化が進む要因になっています。助ける力を養いましょう。
- 社会/マインドフルネス・ライフデザイン・ライフプラン
- 人格/ライフスキル・社会人基礎力
Financial well-being(フィナンシャル ウェルビーイング)
経済的ウェルビーイング・・・ここでのフィナンシャルは、経済的に安定していて幸福であること、経済的な満足度を指します。効率的・効果的に資産の管理や活用ができている。大金持ちの状態ではなく、生活していくために十分なお金が手元にあり、将来に向けた資産を管理運用できていることが重要です。
経済的に幸福とは、不安なく人生を歩むための効果的な資産運用ができているか、満足できる報酬を得られているかといったことが該当します。経済的な幸福を指す要素です。これは、収入の多さという尺度だけではありません。人は自分のためよりも、他人のためや慈善団体への寄付にお金を使うと幸福を感じることが分かっています。また、物を購入するよりも、外食や休暇などの体験を買うとフィナンシャル ウェルビーイングが高まります。
- 経済/ファイナンシャルプラン(金融資産)
Physical well-being(フィジカル ウェルビーイング)
この場合のフィジカルとは、身体と精神が健康な状態にあることです。1946年にWHO(世界保健機関)が示した「健康」の定義のことで、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされたしあわせな状態であることをいいます。身体的な理由でやりたいことに制限をかけず、日々の生活必要な活力が十分にあり、存分にパワーを発揮できる状態を指します。
- 健康/活力資産
Community well-being(コミュニティ ウェルビーイング)
地域社会でのウェルビーイング・・・地域社会に貢献している、住んででいる地域に深く根をおろして繋がっている感覚があり、地域社会での幸福を感じていること。自身が、他人やグループ、コミュニティーに影響を与えられると、幸福を感じるというのがコミュニティー ウェルビーイングです。
コミュニティは、地域社会とのつながりに対する幸福度を指します。住んでいる地域のコミュニティと深く関わり、良い関係にある場合、コミュニティ ウェルビーイングが高いといえます。
- 社会/マインドフルネス・ライフデザイン・ライフプラン
- 人格/ライフスキル・社会人基礎力
- 学び/変身資産・ライフシフト
- 趣味/ライフステージ
まとめ
2023年、最後の『一粒万倍日&天赦日』が8月4日に迫っています。全力で準備しましょう。
生きるとは「今、この瞬間」をあなたの刹那で使い切る連鎖です。大目標・小目標が決まったら小小目標を丁寧に設定します。小小目標を間違うとプロセスを間違えることになり、無駄が生じて望む結果が出なくなるので要注意です。
ゲンキポリタン大学
「ゲンキポリタン大学」では、「社会人基礎力」をコアにライフシフトをバックアップするさまざまな講座を、さまざまな方を対象に、さまざまな形態で開催しています。ご都合に合わせた形態をお選びください。
「社会人基礎力」(全6回)
- 人生100年時代社会人基礎力3つの能力
- 社会人基礎力①|3つの能力と12の能力要素
- 社会人基礎力②|「前に踏み出す力」を育てる3つの能力要素
- 社会人基礎力③|「考え抜く力」を育てる3つの能力要素
- 社会人基礎力④|「チームで働く力」を育む6つの能力要素
- 社会人基礎力に追加された3つの視点
- 12の能力要素①社会人基礎力【主体性】の鍛え方
GTD®勉強会
コラム
-
- 自我と交流分析
- 自他肯定をライフスタイルにする『お粥さんプロジェクト』
- 人生の方程式から外れない<イマジン>3つの自我の使い方
- メンタルモデルを変える5つの心とエゴグラム
- 般若のゴエス|自分を忘れるアサーティブ・コミュニケーション
- 般若のゴエス|アサーション・コミュニケーション|率直について
- ロジカル・シンキング
- ラテラル・シンキング
- システム思考
- 無形資産
- 有形資産(金融資産)
- 自分忘れと自分探し
- ゲンキポリタン大学の無料講座/人生脚本の書き直し
- 社会人基礎力【主体性】の鍛え方:責任を引き受ける
- 社会人基礎力【主体性】の鍛え方:愛を駆け引きに使わない
- 社会人基礎力【主体性】の鍛え方:自分を愛せる、肯定できるヒト
- 社会人基礎力【主体性】道理・真理に通じていて、なるようになると達観できるヒト
- 社会人基礎力【主体性】過去の評価に左右されないヒト
- 社会人基礎力【主体性】広い視野から人生を見ることができる
関連サイト
ゲンキポリタン大学は(社)いきいきゴエス協会の運営です。
コメント