こんにちは、人生100年時代のマインドフルネスなファイナンシャルプランナー、ルーティンワーカーなゲンキポリタンです。
100年時代は働き方(稼ぎ方)が資本の時代です。労働で得る収入より、資本から得る収入が増える時代です。お金をたくさん持っている人はそれを原資に資本収入を得ることができます。さらに増えた原資を元に雪だるま式に増やせるので安心と自由が増します。
ここでは「人生はエンドレスにワンダフルになるしかない」資本収入を考えます。
資本収入の背景には、景気の動向と3つの重要ポイントがあります。
- お金の動く仕組み(金融)
- お金の歴史
- お金マインドの基礎になる哲学
お金の教育はお金を俯瞰することから
金融を俯瞰することは社会を俯瞰することです。
人間と人間のネットワークを俯瞰することと言い換えることができます。
人間が作り出した仕組みだからです。
俯瞰すると重要な点が3つ見えてきます。
- お金の動く仕組み(金融)
- お金の歴史
- お金マインドの基礎になる哲学
景気の判断材料
- 国内総生産(GDP)
- 経済成長率(=GDPの伸び率)
- 景気動向指数(内閣府が毎月発表)*(先行指数・一致指数・遅行指数)
- CI(コンポジット・インデックス)と DI(ディフュージョン・インデックス)
- 日銀短観(日本銀行が年4回集計=業況判断DI)
- マネーストック
- 物価指数(企業物価指数・消費者物価指数)
国内総生産(GDP)
国内総生産は、内閣府が四半期ごとに推計し、速報値や改定値を発表している。
国内総生産(略称:GDP)は、一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額のことで、市場で取引された財やサービスの生産のみが計上される。日本企業が国外で生産した付加価値は含まれない。また市場で取引されないボランティア活動などは、GDPには含まれない。
GDPが前年同期や前期と比べてどのくらい増減したのかを見ることで、国内の景気変動や経済成長を推定することができ、それを「%」で示したものを経済成長率(=GDPの伸び率)という。
「生産」、「分配(所得)」、「支出」のどの観点からみても、「三面等価の原則」で同じ値になる。
- 名目GDPと実質GDPがあり、名目GDPはその生産数量に市場価格をかけて生産されたものの価値を算出し、すべて合計する。 一方、ここから物価の変動による影響を取り除いたものが実質GDP。実質GDPのほうが、経済の実状を知る上で重視されている。
CIと DI
CIと DIは内閣府が発表する景気動向指数のひとつ。景気の予測や現状判断、確認などに利用される。
- CI(コンポジット・インデックス)とは、景気変動の大きさや量感を示す指数です。
基準となる年を100として、指数が100より上昇していれば景気拡大局面、逆に100より低下していれば景気後退局面にあることがわかります。
また、その指数の変化の大きさで、景気の拡張や後退の大きさが判断できます。 - DI(ディフュージョン・インデックス)とは、景気動向の方向性を示す指数で、各指標の数値が上昇しているのか、低下しているのかを調べます。採用した指標を3カ月前の数値と比較して、改善(プラス)、変化なし(横ばい状態)、悪化(マイナス)に分類し、改善を1、変化なしを0.5、悪化を0としてそれぞれを合計して採用指標数で割って計算します。
指数が50%を超えれば景気が上向き、50%を下回れば景気が下向きと判断します。 - なお、景気転換点の判定には一致指数を構成する個別指標ごとに統計的手法を用いて山と谷を設定し、谷から山に向かう局面にある指標の割合を算出したヒストリカル・ディフュージョン・インデックスを用います。
- CI(composite index)と DI (diffusion index)の違い
CIは景気の強弱を定量的に計測する指標です。CIにはDIで計測できない景気の山の高さや谷の深さ、拡張や後退の勢いといった景気の変動の「量感」が計測できる特徴があります。
DIは景気の変動の“方向性”を捉える特徴があります。DIは景気の各経済部門への波及の度合いを表す指標で、各採用系列が大幅に拡張しようと、小幅に拡張しようと、拡張系列数の割合が同じなら同じDIが計測されます。
両方を合わせて分析することで、景気の変動をより正確に把握できるようになります
日銀短観(日本銀行が年4回集計=業況判断DI)
業況判断指数とは、「日銀短観(日本銀行の全国企業短期経済観測調査)」は日銀から発表される景気の判断指数。「景気が良い」と感じている企業の割合から、「景気が悪い」と感じている企業の割合を引いたもので、DI(Diffusion Index)とも呼ばれる。
DIの数値は50が横ばいを表し、これを上回ると「景気が良い」、下回ると「景気が悪い」と感じる企業が多いことを示す。
指数は製造業と非製造業に分かれており、在庫の影響を受けやすい製造業の景況感は景気に敏感に反応するので、大規模製造業の業況判断指数が特に注目されている。
調査は年4回、四半期ごとに企業を対象として行われ、翌月初旬(12月のみ当月中旬)に公表される。
マネーストック
金融機関から経済全体に供給されている通貨の総量。
具体的には預金取扱機関、保険会社、政府関係金融機関、証券会社、短資などを除く。
法人、個人、地方公共団体・地方公営企業が保有する通貨量の残高を集計した統計のこと。
通貨(マネー)としてどのような金融商品を含めるかについては、国や時代によっても異なっており、一義的に決まっているわけではなく、我が国の場合、対象とする通貨の範囲に応じて、M1、M2、M3、広義流動性といった4つの指標を作成・公表している。
- M1=現金通貨+全預金取扱機関に預けられた預金通貨
- M2=現金通貨+国内銀行などに預けられた預金
- M3=現金通貨+全預金取扱機関に預けられた預金
- 広義流動性=
M3+金銭の信託+投資信託+金融債+銀行発行普通社債+金融機関発行CP+国債+外債
物価指数(企業物価指数・消費者物価指数)
物価の変動を指数化したもの。ある特定の時点を基準とし、物価が基準と比べてどの程度変動しているかを計算する。
- 企業間で取引される商品・サービスを対象とした「企業物価指数(日銀)」
- 個人消費者(一般家庭)が日常的に購入する品目を対象とした「消費者物価指数(総務省)」
様々な物価指数があり、それぞれの目的に応じて使用されている。
景気の循環はなぜ起こるのか
素朴な疑問ですが、なぜ景気の循環は起こるのでしょう?
好景気が長続きしない大きな理由は、需要に限りがあるからです。
最初は関心の高い製品で、多くの人がほしがり、市場で受け入れられます。
しかしある程度浸透してしまえば、徐々にその製品市場の拡大は停止し、需要が低下し、買い控えが起こります。しかも、資本主義の世界では、誰でも市場に参入できるので、儲かる市場には多くの企業が参入します。
最初は大きな市場を2~3社で支配していても、時がたつにつれ多くの企業が参入し、小さな市場に数十社以上がある場合もあります。
日常消耗品は、人口に応じて需要が減退しないので、価格競争が起こり安くなります。
需要と供給のバランスが崩れて在庫が大量に増えて、不景気に入ります。
在庫(商品)=金余りになった状態が不景気です。
お金が過剰に停滞していると、金利は下がります。
政府は市場のマネーストックを減らすために国債を発行するなどして、需要と供給のバランス調整します。景気対策に依存した社会では、生産力より資本の運用が収入を高めます。
お金に関する3大ポイント
金融の知識を養うためにお金を俯瞰すると
- お金の動く仕組み
- お金の歴史
- マインドの基礎になる哲学
3つが重要だとわかります。
なぜならお金に関する重要な3項目は人類の物語だからです。
お金の教育が人間の教育です。
貧富の差をむきだしにしたウイルス
増えた原資を元に雪だるま式に増やせるワンダーマインドの逆の循環に入ってしまうと、少ない労働収入でやりくりして暮らす蟻地獄から出られなくなりプアマインドの支配を免れません。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、貧富の循環の「本質」を我々の前にむき出しで提示しました。
働くこともままならない社会の脆弱さ、国家が頼りにならないこと。貧富の差。稼げる人はより稼ぎ、一生懸命頑張る人は頑張ることさえできない真実。
コロナはお粗末な現実をすべての国民に世界中で突きつけました。
「働く・稼ぐの本質」と「生きがいの哲学」の密接な関係
資本がある人はウイルス感染の危機から離れたところで日常と変わらず資本を増やす作業に励めます。
一方、プアマインドにはまった人は、どんなに切り詰めて金利の少ない預金に回しても「資本」になりません。
その貯金もインフレで目減りして災害に遭遇すると切り崩すしかありません。
しかも企業は生産性を高めるために、技術革新で、人件費を削減して、資本を回収に動きます。
社会のシステムは構造的に自由に使える可処分所得を少なくする一方に動きます。
お金の本質を知らないと、社会変動に流されて漂流するような生き方を強いられます。
変動や災害にビクともしないライフプランと人生を過ごすには、主体性のある「ワンダーマインド」の持ち主をめざします。
「ワンダーマインド」の持ち主でなければ他者をワンダフルにできません。
洗脳の歴史から自分を解き放つ
「人生はエンドレスにワンダフル」にするには、お金と哲学の切っても切れない関係を実践する力、ライフシフトに組み込む必要があります。
自分を洗脳の歴史から解き放つのです。
プアマインドをワンダーマインドに着替えて「宝島」をめざします。
「宝島遠征」は、教育で解き放つことから始めます。
すべての子ども、すべての人に必要なのは、自分の時間の切り売りをやめて、人生を大切にする哲学とその実践です。
マインドフルネスは実践する力をひらきます。
稼ぎ方のマトリックス
上の図は、自由と安心を得るために稼ぎ方のマトリックスです。
右の列には
①ビジネスオーナー、社会起業家など人に代行してもらって人々をハッピーにする人です。
②投資家、株や不動産を運用して人々をハッピーにする人
左の列には
③個人事業主。自分が働いて人々をハッピーにする人
④エクスプローラー(探求期の人)には2種類あります。主に会社勤めの人と学生です。学生はアルバイトで働き人々をハッピーにすることを体験します。
以上4種類の稼ぎ方(働き方)で、一番多くの人の孤独を癒せるのは人を使うことで自分の代行をしてもらうのがか可能な①の人たちです。②の人も①を支援することで多くの人を癒せます。右側と比べると左側の人は規模が目に入る範囲に小さくなるので数少なくなります。収入は数に比例するので、少なくなります。
働き方、稼ぎ方の違いは「お金の動く仕組み」にダイレクトに影響します。
不動産や株、投資信託は、ちょっとチェックしただけでも次のように学習ポイントがあります。
食べ物を自分で生産する手立てを持たない都市生活者にとって、お金はなくてはならないものです。
そこでマインドフルネスを、全体像から捉えなおした教育が必要です。
マインドフルネスはライフスキル(EQ)の向上に貢献し、スキルの実践を支援します。
スキルは知っているだけでは本棚の本当同じです。
ライフスキルはライフプラン(ファイナンシャルプラン)の設定〜実行を実践してこそスキルです。さらにライフプランはライフシフト(ワークシフト)とリンクしていてこそ人生を豊かにして、子どもに智慧と共感をギフト、エンドレスにワンダフルを実現します。
プアマインドが習慣になってしまう怖れ
人は誰でもエクスプローラからスタートします。
自分もそうでしたが、すぐに個人事業主に切り替えました。
当時、それは無謀な判断でしたが、現代ではそうとも言えません。
むしろ氾濫する情報に浸かってしまい、ずっとエクスプローラーを続けてしまう危険があります。この状態に甘んじて脱却する意識も手がかりもなくしてしまうことです。
ここで重要なのは、稼ぎ方が左の列にあっても、「ワンダーマインド」「投資家マインド」を持つことです。
ネットでも「副業」が目立つと思いませんか?
右側の人①②が主体的に稼ごうと動き、左側の人③④が従属的に働くからです。
副業ではなく意気込みが違う複業を選択しましょう。
まとめ
お金の教育のはじめるに先立ち、お金の哲学に磨きをかける時間を持つことが重要です。お金と哲学は不思議な縁起で結ばれています。
金融の知識を養うためにお金を俯瞰すると
- お金の動く仕組み
- お金の歴史
- マインドの基礎になる哲学
稼ぎ方は大きく分けて
- ワンダーマインド(①ビジネスオーナー、社会起業家②投資家)
- プアマインド(③個人事業主、④エクスプローラ)
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